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探索21日目 基本行動の宣言を確認しました。 「遺跡外行動」の宣言を確認しました。 「闘技大会」の宣言を確認しました。 「装備とセリフ」の宣言を確認しました。 |
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「ん〜、遊んだ遊んだ!」 大きく伸びをしながらミゥニィはすぐ後ろを付いて歩くミィニィを引き連れながら人気のない街並みを歩いていた。陽はもうすっかり傾き、茜色に染まった空が彼女たちの楽しい時間の終わりを告げているようだった。 本来ならばこの時間帯は家路を急ぐ子供や大人でごった返す時間なのだが、今やその活気は丸ごと大通りへと集っている。特に今の時間は祭りの中ではピークのひとつ、みんなが大通りに転々と配置されているテーブルを囲い夕食代わりの宴会を老若男女の垣根を越えて繰り広げられている頃だろう。街の人間がほとんど集まるせいか、一度そのピークに巻き込まれれば脱出は非常に困難だろう。 そういう事情もあり、二人はピークが来る前に祭りの会場を抜け出していた。 二人きりの帰り道。空の色が広がる茜色の道を、同じ顔を持つ二人の少女たちが歩く。一方的に話しかけているのはミゥリィだが、その話し相手であるミィニィもそれを邪険に思っているわけではない。ほとんど言葉を発さず、例え口を開いたとしてもそこから出てくるのは簡単な返事ばかり。しかしその表情はどこか穏やかで、ミィニィの口から紡がれる言葉のひとつひとつをとても大切に聞いていた。 なによりも印象的なのが、ミィニィを良く知る人物ならばこそわかる変化。普段ミィニィは誰かと一緒に歩くときは、それが誰であれ一歩距離を置きまるで従者か何かのように遠慮したような距離をとっていた。しかし今の彼女は、後ろを付いて歩いているといってもその距離はほとんど並び立って歩いているのと変わらない。 そしてその事を理解できた人間にとっては、ミィニィの言動もまた変わった見方ができる。ミィニィの口数が少ないのはただ無口なだけじゃない、ひょっとしたら彼女はただ照れているだけなのではないだろうか。 「それにしてもいいのか? こんな時間まで外に出て」 「本当は駄目なんだけどね。それにいつもはすぐ帰ってきてたから誤魔化せてたけど、ここまで時間が経ったらばれちゃってるわよね〜」 なんてこともないかのように語るが、それはかなり大事のはずだ。だというのにミゥリィはまったく気にした風もない。こうまで堂々としていられるとそれを咎めなければいけないはずなのにまるで言葉が出てこない。 「それに私、ミィニィといるといつまでも一緒にいたいって思っちゃうから」 不意打ちのその笑顔にミィニィの足が一瞬止まる。そんな様子を見てミゥリィはくすくすと笑った。 だが、そんな仲睦まじい二人の少女の一時は突然終わりを告げた。 「……っ!?」 突如、ミィニィがその歩みを完全に止める。それと同時にミゥリィの腕を掴み自分の近くへと引き寄せた。 「ミィニィ……?」 「離れないで」 事態を把握できないミゥリィは、しかし真剣さと鋭い迫力をまとったミィニィの眼と口調にただならぬ空気を感じおとなしく口をつぐんで事態を見守った。 やがて、ミィニィが睨んだ方の路地から人影が二つ、のっそりと歩みだす。すでにこちらがその存在を察知しているのを知ってのことだろう、まったく気配を隠すことなく堂々と歩み寄ってくる。 その姿にミゥリィは小さく動揺する。なぜなら陽の光を遮られ影に包まれたその路地から現れた二人は、神官兵の姿をしていたからだ。その手には神官兵の標準装備のひとつである簡易な造りの剣を抜き見でぶら下げており、その銀色の鈍い輝きに隠すことのない殺意を漲らせている。 「一応聞いておく。人違いじゃないんだな?」 「こんなに短絡的な手段で来るなんて、大分切羽詰ってきてるのね」 そのミゥリィの言葉が癪に障ったというわけではないのだろうが、神官兵二人は剣を構え直し二人同時にミゥリィへと向かって駆け出す。いくら簡易な造りの剣とはいえ、それでも人一人を切り裂くには十分な鋭さを持っている。 だがそんな凶器を目の前にしてもミィニィに慌てた様子はない。先程よりも強くミゥリィの体を引き、自分の後ろへと送り込むように引き込む。それを終えると瞬時に背中の布袋の封を解き、中に包まれた鉄槌の柄を掴み引きずり出す。同時に逆の手で布袋の先端を掴んで勢いよく引っ張りその巨大な鉄槌を完全に外気に晒す。 右手に鉄槌を、左手に布袋を携えたまま、鉄槌を寝かせるように片手で構える。その動作の間に左手は細長い布袋を鞭のように扱い左の神官兵の顔目掛けて打ち付ける。勿論そんなものでダメージらしいダメージを与えることはできないが、それでも僅かな時間視界を塞ぐ事ができる。 眼球へと布による柔らかな痛みが伝わると同時その視界が閉ざされ、神官兵の一人は思わず足を止める。結果としてもう一人の神官兵が突出してくる形となり、ミィニィは左手をあっさりと離して自分のリーチへと入ってきた剣の横っ腹を真横に振るった鉄槌で打ち付ける。乾いた音を立てて突き出された剣の刃が半ばからへし折られる。 「なっ!?」 まさかここまであっさりと、それも綺麗に刀身をへし折られるとは思わなかったのだろう。無理もないことだが、その事態に一瞬神官兵の思考が完全に混乱する。だがその足を止めることはできず、そのままミゥリィとの間に立ちふさがるミィニィへと突進してしまう。そのミィニィは振るった鉄槌の勢いをそのままに突っ込んできた神官兵に向かって回し蹴りを繰り出す。その鋭い爪先が勢いのまま突進してきた神官兵の鳩尾に食い込み、カウンターの回し蹴りを急所に打ち込まれた神官兵はそのまま昏倒してしまう。 一方最初に目くらましを打ち込まれた神官兵はやっと視界が回復したが、その僅か一瞬の出来事は彼が立ち直る程度の時間で全ての事を終えていた。 必死で目を塞がれていたほんの僅かな隙間の時間の状況を確認しようとするが、そんな隙をわざわざ与えてあげるほどミィニィは甘くなかった。 すぐに残った神官兵へと駆け出していたミィニィはほぼ密着と呼べる距離まで詰め寄っていた。突然の光景に思考の時間と選択肢を奪われた神官兵に取れる行動は幾つもない。剣を振るうことすら邪魔になるその距離では何もできず、間合いを取るため後方へ大きく跳び退る。だがそれもミィニィの予測の内。跳び退いたその距離にぴったりと合わせるかのように繰り出された蹴りは寸分違わず神官兵の脇腹に突き刺さる。 遭遇よりほんの数秒。その僅かな時間で決着はつき、あとに残されたのは急所に蹴りを打ち込まれて昏倒した神官兵二人だった。 「ミィニィ、すっご〜い!」 笑みを浮かべて駆け寄るミゥリィ。だがミィニィは鋭い表情を崩さずに駆け寄ってくるミゥリィを空いた左手で制止し、辺りの気配を窺っている。 やがて何かを見つけたかのように動きを止めたミィニィは、足元に落ちている先程へし折った刀身を足で軽く蹴り上げ、掬う様に鉄槌を振って足元の刀身をミサイルのようにある一点へと打ち込んだ。 すさまじい勢いで飛翔する刀身は空気を切り裂く乾いた鋭い音を立て、遠くの壁へと突き刺さる小さな金属音が聞こえた。 それから時間にして二十秒ほど、答申を打ち込んだ場所へにらみを聞かせていたミィニィは、溜め込んだ息を吐き出すと共に張り詰めていた緊張感を消して鉄槌を元通り背中に収めた。 「もう大丈夫だ」 戦闘中の時のような、獣のように鋭い表情は今はない。そこにいたのはミゥリィが良く知る少し不器用な少女が立っているだけだった。 「うん。ありがとう、ミィニィ」 自分よりも少し小柄で、でも他の誰よりも頼もしい少女に向かってミゥリィは変わらぬ笑顔で応えた。 (ちっ、ありゃあやべぇな。予想外な化け物がいたもんだ) 無人の街の家屋の屋根を渡り歩きながら、ジャンゴは先程の光景に軽い戦慄を覚えていた。 ミゥリィ嬢がお祭りの日に必ずと言っていいほど抜け出すことはわかっていた。もっともそれを知ったのはつい最近のことだが、今の時期にとってその情報は体制維持派にとっては最高に都合のいい情報だ。 少し手荒になってしまうだろうが、直接彼女を拉致しようかと考えた。今ミゥリィの傍にいるのは、あの大したことのない賞金稼ぎもどきの荷物持ちが一人。何も恐れる要素はなかった。 だがまさかこんな誤算が起こるとは。見るのは初めてだが、あの巨大な武器を使いこなす立ち回り、おそらく噂に聞くアシッド・ジャジーという一族だろう。 (本命を荷物持ちにカモフラージュか。なかなかやるな) だがこの失敗は決して無駄にはならないだろう。 相手の手の内を知ることができた。まだ仕切り直すことができるこの状況でこれほど強力な情報はない。 口元に余裕の笑みを浮かべながらジャンゴの足は彼の根城へと向かっていた。 茜色だった空に闇の色が入り混じる。 人々の陽気な喧騒に包まれながら、タイムリミットはあと半日と数時間というところまで迫っていた。
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ブロウ に技回数を 4 振り分けました! スマッジィスマッシュ に技回数を 4 振り分けました! ストライク に技回数を 4 振り分けました! オーバーソウル に技回数を 3 振り分けました! ウェイクアップネイバー に技回数を 4 振り分けました! ステディフェイス に技回数を 3 振り分けました!
ItemNo.17 パンくず を捨てました。
パンくず を食べました。
【第25回更新からの闘技大会参加メンバー】 闘 技 大 会 に参加中です!
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訓練により 武器 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 24 ) 訓練により 地霊 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 22 ) 訓練により 地霊 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 23 ) 訓練により 器用 が 24 上昇しました!(能力CP - 25 ) 訓練により 器用 が 26 上昇しました!(能力CP - 28 )
パンくず を買いました。(- 0 PS) B2F T-8 魔法陣〔戦塵〕 に移動しました!
T-7 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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B1F R-6 / 下り階段
通常戦が発生!
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![]() | Data (第20回 第22回) |
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ENo.71 ミィニィ=シルケーリンク |
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ENo.521 ザ・グレート・ビューテフル・ハルシフォム ![]() ![]() ![]() ENo.780 メーデー=メーデー・ニャールラトホテプ |
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[PL] セシル |
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