各種宣言を行なう >>
探索12日目

基本行動の宣言を確認しました。

「遺跡外行動」の宣言を確認しました。
「対集団メッセ」の宣言を確認しました。
「キャラクター」の宣言を確認しました。


Diary
DIARYMESSAGEMAIN1DUELBATTLEMAIN2DATA NoticeRuleBookResultLoungeLink

 テーブルが並んでいるあたりだとかなり迷惑だから、ちょっとした広場になっているその宿の裏庭の、さらにその隅で、誰にも見られないようにこっそりと短剣を振るう。
 意識する事は、逃げる事、逃げ切る事。
 あ、ちょっと逃げ切るってうまいかも。逃げるために切るんだもんね、「私の逃げ切り、見てみてよ」とか誰かに啖呵きりたいって思っちゃったりね。
 実力はダメダメだから、そんな機会は一生来ないだろうけど。
 それに。
 短剣を振るときは、必ず刃を水平に、剣の腹で叩くように意識する。一回、二回と振るたびに、普段は意識しないような、些細な空気の抵抗が剣速を鈍らすのがわかってくる。
 けど、刃は返さない。
 そう決めたのだから、今は鞘を取ってたってあんまり早くは振れないって覚えておく。そういうものだって。
 逃げ切りなんて言ったって、私には魔物を切るだけの度胸なんてないから、実際には叩き逃げ。逃げ回ってるだけ。
 あんまりかっこよくはないよね。
 わかってるけど、少しでも動かないと不安だから。
 その裏庭で、何度も何度も短剣を振った。
 時折鼻歌とか歌ってみたり、大声出したら怯んで逃がしてくれないかなあとか。あのハムスターみたいに、歌ったらその時だけは待っててくれないかなあとか、漫然と、いろいろな事を考えながらね。
 我ながら集中できてないなあって、思うけど。考え方を変えれば、一石二鳥ともいえるし。ほら、頭を使いながら体も動かしてる。なんかすごそうじゃない?
 ……微妙。
 いいけどね。
 踏み込んだり、逃げ回ってみたり、シャドウ逃げ回りなんて端からみたら踊ってるようにしか見えないかもしれないけど、私は本気。笑われたっていいんだ。だって、今はそうしてみようって思ってるんだから。
 それに、私がちょっとおかしいくらい全然大した事ないんだよ。ここの常連さんたちのほうがよっぽど非常識なんだから。
 不思議?
 だって、ここはそういう場所。
 この島で私が見つけた、ちょっとした癒しのスポット。
 妖精の宿、なんだよ。


 妖精の宿がどこにあるのかって聞かれても、実は私には答えられない。
 ちょくちょく足を運ぶようになった今でも、理屈も仕組みも全然わかってはないのだけど、この島でいちいちそれを気にしてたら、キリがないよね。だから、そういうものだって覚えて欲しいんだけど、妖精のお宿はね、一言で言うと、どこにでもあるしどこにもない、みたい。
 その場所を偶然見つけた人にはね、鈴が渡されるの。綺麗な鈴。もらう人によって形状とか音はマチマチみたいなんだけど、私がもらったのは妖精の羽のレリーフがついた手のひらサイズのちっちゃなハンドベル。
 それを鳴らすとね、あら不思議、いつの間にか妖精のお宿についているんだよ。この島のどこからでも、いつでも、どこでも。
 でも、心に余裕があるときじゃないとダメみたい。魔方陣を頭に思い浮かべる時と同じだよね。本当にピンチな時には移動できないんだ。だから、魔方陣に似ている仕組みなのかもね。
 ベルを鳴らすと、見えてくるのは西洋風のちょっと豪華な建物。宿なんていうから、質素なのを想像するでしょ? でも、外から見た感じはすごいよ。鹿鳴館とかに出てくる洋館みたい。
 一階はダイナーになっていて、頼めば妖精さんたちが思い思いの料理を持ってきてくれる。案外いろいろなものが揃っていて、お酒なんかも置いているから、船長さんたちもたまに利用しているみたいなんだ。ここで会った時は驚いたけどね。
 二階はその名の通り宿になってる。ちゃんと個室だし、鍵も掛かるし、安心だよ。
 で、今私はそこの裏庭にいるっていうわけ。すごいでしょ? パンくず食べたり美味しい草食べたりで、魔物から逃げ回ってひいひいしてる私が、そんな立派な宿屋の裏庭で、逃げる練習に精を出してるんだもん。ほんっとに、この島は不思議。
 なんかやっと、ミステリーツアーらしい状況になったよね。
 ……私が置かれてる状況が、どうもそういうものじゃないってことくらいはわかってるんだから。ほんと、今更だけどね。
 観光だったら、素敵なのにね。
 ここの常連さんたちは、例外なく偽島を探検したり、偽島で暮らしたりしてる筋金入りの……こういうの、なんていうんだろうね? 玄人? かな。そういうの。右も左もわからない私なんかとは大違いで、自分の目的のために冒険をしている人たちなんだ。
 魔物を倒すのにいちいち戸惑ったりしないし、みんな自分の実力に自信を持ってる。実際、オーラとかすごいよ。一緒にお酒飲む分には全然なのに、探索とか戦いの話になったら目つきが違うもん。
 裏庭でこっそり練習する理由って、それもあるよね。
 私みたいなのが練習してる所見られたら、恥ずかしいでしょ?
 ちょっとね、逃げ切るとか、きっと的外れな事言ってるなあって私自身も思うもん。
 でも、この宿の人たち私みたいなのを差別しないしね。
 言われたこともあるよ。
「この島の全ての魔物から逃げ続けるなんて、無理だ」
 ってね。
 だからって、何もしないわけにはいかないじゃん。
 これしかないんだから。
 考えながら、走ったり転んだりしながら、短剣を振る。
 走るときは危ないから、しっかり短剣を鞘に入れて。
 何となく気がついてきたんだけど、切ると叩くって似てるようで全然違う。
 叩く時、特に逃げるために叩く時に大事なことって、当てるのか、当てないのか、当たるのか、当たらないのか、それをしっかり見極めること。
 振りきるつもりで動こうとして、もし魔物に短剣が当たっちゃったら、その後の動きがついてこない。逆に、当たったなら当たったで、ちゃんと短剣を握り締めないと、手がしびれて大変なことになっちゃう。
 それから、意表をつくことも大事。相手の前で短剣を振るだけでも、ちょっと腰が引けちゃうはず。……引けちゃうはず、なんだけど。……引けちゃって欲しいなあ。
 じゃないと逃げる隙なんて、ないじゃん。
 足元に積もってる雪とか、蹴ってみてもいいかもね。
 つめた! ってなったらラッキーだし。
 とにかく、その時に私に出来ること、色々考えなくちゃね。
「あら、ユウちゃん」
 不意に声をかけれて、走っていた足が止まった。……んだけど。
 足元に薄く積もった雪が靴底をツルっと。
 摩擦ゼロって感じ。
 もう片方の足を咄嗟に踏み出して、垂直に地面に降ろす、んで、手をばたつかせてバランス取りつつ、腰を落として重心安定。
「よ!」
 思わず声を出してから、鞘つきの短剣を地面に突き立てた。
 おおおおお! ……転ばなかった。
 すごい、ちょっと進歩したかも。
 魔物の前で転んじゃったら大惨事だからね。たってられるってすごく大事。
「見てわかりません?」
 声をかけてくれたその人に、ちょっと胸を張ってみせる。
 突き立てていた短剣が、雪に取られて盛大に滑って。
 体重を乗せていた私は、結局、盛大に転んでしまった。
 うぅ、恥ずかしい。死にたい。
 ……痛い。
「全然、わからない」
 だよね。
 その人、ティアさんは苦笑すると、手を差し出してくれた。その手にすがって立ち上がって、改めて「こんにちは」って挨拶をする。
 ティアさんは、この妖精の宿の常連さんの一人で、他の冒険者の人たちから『女将さん』って呼ばれて親しまれてる。何で女将さんなのか、実は全然聞いたことがないんだけど、言われてみればそういう雰囲気があるような気がして、何となく納得してた。
 綺麗な金髪をポニーテールにしてて、たまに見境なく食べ歩いたり、お酒に酔っ払ったりするけど、話すと結構周りの事を見てる、お姉さんって感じ。落ち着いてるしね。私、何度相談に乗ってもらったかな。身長は私よりちょっと小さいくらいなんだけど、なんだろ、私のほうがよっぽど小さい気がしてくるんだよね。さっきもそうだけど、いっつも見上げてる。そんな感じがする。
 ロングスカートのエプロンドレスなんて格好だから、そのまま立ってるだけなら女将さんって言うよりまるで看板娘って感じ。
 不思議の国のアリスが大人になったら、こんな感じの大人になるんじゃないかなあ。
 ティアさんほど奇抜にはならないかなあ。……でも、アリスもあんな経験してるし……って、今のなし。今のなし。
 そのティアさんは、いつになくまじめな顔をして、私に椅子に座るように促した。
 なんだろ? って思ったけど、ティアさんがまじめな顔をする時って、決まって誰かを心配してる時なんだよね。短い付き合いだけど、そんな気がする。
 だからきっと、さっきみたいな練習じゃいけないとか、遊びじゃないのよとか、そういうことを言われるんだと思った。
 言われたら、その通りだから。
 私の精一杯なんて、ここの人達からしたら全然なんだってわかってるから。
 ちょっと、聞きたくない。
 そんな私の気持ちを知ってるのか、知らないのか、ティアさんはちょっと生唾を飲み込んで、意を決したように口を開いた。
「ユウちゃん、ウチでアルバイトしてみない?」
 ……あれ?




Message
DIARYMESSAGEMAIN1DUELBATTLEMAIN2DATA NoticeRuleBookResultLoungeLink

タカシ(571)からのメッセージ:
タカシ「えっ、……あ、はい! そうです、日本人。 お姉さんもっすか? ……って、
見るからにそうっすよね! あ、いや、わかりますよ、俺も最初周り外人だらけで
ビビりましたし、日本人見かけたら、つい嬉しくなったりとかしましたし!」

タカシ「まあ、俺も外国とかこれ初めてなんで、実際そういうのが正しい日本人観光客の反応
なのかとかはよくわかんないっすけど。 ハワイなんかもう日本人だらけらしいですし……
でも、この島は特別わけわかんないこと多いですし、余計に何っつーか、不安ですよね。」

タカシ「……『ミステリーツアー』? いえ、俺、ちょっとそれとは違うんです……けど……
あの……すいません、良ければちょっとその話聞かせてもらっていいっすか? お姉さんその……
いや、ひょっとしてここにいる人たちってみんな、その『ツアー』の参加者さんなんですか?」

タカシ「……あ、すいません、名乗ってなくて……えと、俺、タカシ。
東藤タカシっていいます。 簪(かんざし)大学……って、あの、まあ、学生っす。
あっ、待って、当てます。 お姉さんは……ミュージシャン! ですか?」

シア(626)からのメッセージ:
シア「あ〜、もう舞台には戻らないのっ?
舞台栄えしそうだから、島からでたらまたやればいいのに…」

シア「ちょっとちょっとぉ、女の子なんだからぁ、おしゃれは忘れちゃダメよっ?
まぁ、こんなカッコしてるアタシが言ってもあんま説得力無いかもしれないけど…でも、実は衣装持ちなのよっ?

シア「そうねぇ、ユウはどんなのが好みなのっ?
やっぱり、フェミニン系よりキュートなのの方が似合いそうだけど…」

アノミ(675)からのメッセージ:
アノミ「帰り方が分からないのはまた大変ですね…。住もうと思えば遺跡の中でも外でも住めるので当座の生命の危険は無いでしょうけれど…」
アノミ「でも、帰れる場所があるなら帰りたいですよね。…私は仕事があるので戻らざるをえないのですけど。」

アノミ「…難しいですね。あまりに島の暮らしに慣れてそれが当たり前になると、帰る気が失せてしまうかもしれません。以前の場所を忘れて今の場所に慣れてしまえば、そこが自分の場所ですから。」

アノミ「俳優さんなんですね、私も見るのは…あら(元と言い直したのを聞き)今までここでやっていけてるのでしたら、冒険者の才能がお有りなのかもしれませんよ?」

アノミ「武器としてはとにかく、道具として短剣は必需品ですから。武器は島には色々ありますね。武器が不得手なら魔法も学べますし、己の魅力や話術などで魔物を懐かせる方々もいます。」

ティア(1646)からのメッセージ:
ティア「やっほー。こんにちは悠ちゃん。約束通り、やってきたわよー。はい、先ずはこれね」

(真新しい地図と、やや大きめな包みを差し出して)

ティア「こっちがお店の場所を記した、地図。そっちの包みは、エプロンと制服よん。制服は着ないで私服でもいいけど、どちらにせよ働くときはエプロンをつけてね」

ティア「勤務時間は手空きの時間! 業務内容は接客! 三食昼寝のおやつ付き! 寝床が欲しければ提供もできるわ。時給はゴニョゴニョ……」

ティア「……って、感じでいいかしら? 何か解らない事があれば、先輩達もいるから、気軽に聞いてね?」



 以下のキャラクターにメッセージを送りました。




突撃メッセ委員会

コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。



町屋商店

コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。



NANDEMO許可!

コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。



レンタル宣言

コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。



文章が好き!

コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。



普通。

コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。



偽島はじめてものがたり


ユウ(1739)からのメッセージ:
ユウ「ペ、ペネロペさん……なんか妙に詳しい。」

ユウ「間違いメールから始まる恋……なんか、ドラマチックですよね。この島で間違いメールって……そもそも人間に届くかどうかも気になったりして。」

ユウ「何より、このコミュへのメッセ間違えちゃったら、台無しです。間違えメールから始まる恋より。今ここに居るペネロペさんやみかんさん、それに……えっと、お名前、まだ伺ってませんけど、みんなのほうがよっぽど大事ですもん」

ペネロペ(1470)からのメッセージ:
ペネロペ「わーい。それじゃあ,ちゃんと『ペネロペ・コッホさんへ』ってかいてくれるぅ」

ペネロペ「ペネロペもお肉手に入れたんだけど,蒸してみようかしらねぇ」

ペネロペ「……ゾンビと出合った後にお肉手に入れたりすると,何か想像してしまうわよね?」

ペネロペ「ランドウォームの踊り食い!! ねぇ,どんな味だった?」

ペネロペ「一口ぐらい食べたっていいじゃない〜。あれよ,きっと尻尾はまた生えてくるし」

ペネロペ「それなら,何も裏切ってなんか居ないじゃない。胸をはってだいじょうぶ,ペネロペが保障するわぁ。……はれるだけの胸があるひとって憎らしいわよねぇ」

ペネロペ「送り間違いってデフォルトよねぇ




Main
DIARYMESSAGEMAIN1DUELBATTLEMAIN2DATA NoticeRuleBookResultLoungeLink

技回数の振り分けが確認されませんでした、てきとーに振り分けます。
ハッシュ に技回数を 8 振り分けました!
チャーム に技回数を 8 振り分けました!
ミスティックダガー に技回数を 1 振り分けました!

おいしい草 を食べました。
ユウ「美味しい草を食べるたびに観想を言ったりはしないよ?」
現在の体調は いい感じ!
大丈夫!いつも通りだね☆

武具スティレット を装備!
防具迷彩ロングコート を装備!
装飾I-pod+手編みのカバー を装備!
自由練習用ブックカバー を装備!




  DIARYMESSAGEMAIN1DUELBATTLEMAIN2DATA NoticeRuleBookResultLoungeLink

訓練により 呪術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 1 )
訓練により 呪術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 2 )
訓練により 呪術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 3 )
訓練により 呪術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 4 )
訓練により 魅惑 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 9 )
訓練により 魅力20 上昇しました!(能力CP - 19 )
訓練により 装飾 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 16 )
訓練により 短剣 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 8 )

カース を修得しました!
マッドスカァ を修得しました!
ナイトメア を修得しました!
ビブラート を修得しました!
ネイチャーズリボルト を修得しました!
チャームボイス を修得しました!
持久最大値 が上昇しました!( 1719

質素な保存食 を買いました。(- 20 PS)

【合言葉&場所チェック】
 合言葉一致者なし!
単独行動!
パーティ名: 稲作

【遺跡外でまったりしてます】
 HP/SP/持久が全回復しました!
 体調が"いい感じ"まで回復しました!
技回数が全て0になりました、技回数を振り直してください。

【成長】
能力CP27 増加!
戦闘CP25 増加!
生産CP16 増加!
上位CP13 増加!
NP1 増加!




声が聞こえる・・・

 遺跡外では様々な声が飛び交っています!



Data  (第12回  第14回)
DIARYMESSAGEMAIN1DUELBATTLEMAIN2DATA NoticeRuleBookResultLoungeLink


ENo.1739 牧野瀬 悠(まきのせ はるか)
各種宣言を行なう >>
Character Data
棲家すみか * 喋り場
場所遺跡外
HP 1608 / 1608

SP 253 / 253

持久 19 / 19

PHP1176
体調いい感じ!
宝玉○○○○○○○
CP 34 28 22 89 (774)
PS330 GIFT0
0 前科0
撃退0 連勝0
体格84 魔力122
敏捷89 魅力219
器用119 天恵72
[ 修 得 技 能 ]
1短剣LV9(熟練LV12
2音楽LV17 
3魅惑LV10(熟練LV11
4呪術LV5(熟練LV5
5---  
6---  
7装飾LV17 
8---  
9--- 
10--- 
11--- 
12--- 
13--- 
14--- 
15--- 
16--- 
Illustration

Party Member

* 単独行動中 *



Character Profile

愛称ユウ
種族人間
性別
年齢22才
守護聖人サンセットジーン
 ちょっと強めに目をこすってみる。だってほら、未だに見てるものが信じられないというかさ。
 「トンネルを抜ければ」って言うよね。だから、私が見てるものってそこまで不思議じゃないに決まってるというか、夢に決まってるの。ね、ちゃんと自覚あるんだから。だからほら、見たまんま口にしたって大丈夫、へいちゃら。
 いくらなんでも、遺跡に入ったらそこには青空と白い雲、それに見渡す限りの草原と山々が広がっていました……なんて、信じられる?
 目をつぶって、深呼吸。
 一、二、三、とゆっくり数えてから、落ち着け、と頭の中で何度もリフレイン。何年か前に買ったポケットサイズのオーディオプレイヤーを手にしっかりと握って、左だけイヤホンを突っ込む。音量は小さめ。BGMにするには小さいけれど、聞こえないほどじゃないくらい。そのくらいが、落ち着くんだ。
 微かにリズムを刻むのは『また夢で逢いましょう』で始まる四拍子。まさにそんな気分。
 よし! と気合を入れて目を開く。
 ……変わってない。
 うぅ、認めたくないよう。
 だいたい、おかしいとは思ったんだ。だって、いまどきミステリーツアーって言ったって、魔方陣を使用してくださいって、そんな。魔法陣って。
 周りの人たちがさも当然そうに頷いてるからちょっと納得しなくもないけど。……いやいやいや、魔方陣ってそんな。魔法陣って。
 もうね、引き返して「お互いにいっそ致命的な勘違いしているような気がするんですけど」って、何度言おうかと思ったか。
 言わなかったのは、何か、今更手遅れな気がしてたから。
 確かめたくない事実ってあるよね。知らぬが仏っていうか、単純に、他人から聞きたくないことって。
 それとね、もうひとつ。
 認めたくはないけど。
 ……遺跡の中を吹き抜ける風が少しだけ気持ちよかったんだよ。草の匂いが、ふと鼻腔をくすぐってさ。
 風に吹かれてさらさらと髪がなびくのも、なんか、テレビCMの一場面みたいで。ちょっと髪をかきあげてみたり。
 なによりもね。この景色がもう失われてしまった、どこか特別なもののように見えて、私は感動してしまってたんだ。

 事の起こりは、本当に単純なんだ。
 その、ね。あんまり詳しく話したくはないけれど、劇団をクビになってさ。だから寮を引き払おうと思ってたら、ミステリーツアー参加のお知らせが届いてたって、ただそれだけのお話。幸い、蓄えはあったし……やっぱりね、ちょっと傷心旅行もしたい気分だったから、思い切って参加してみたんだ。
 あの時もポケットに入っていたプレイヤーから、再生ボタンになったまま、何かの音楽が流れててね。だからかな。いつまでも立ち止まっていないで、ちょっと、歩いてみようかなって。そう思ったたんだ。

 どうか、この旅は。
 まだ何も理解していない、立ち止まったばかりの私が。
 これから、再び歩き出すまでの物語。

 ……に、なるといいなあ。

所持アイテム一覧

[*] アイテム名 ( 種類 / 強さ / 効果A / 効果B / 装備 )
[1] スティレット
      ( 短剣 / 10 / 防御LV0 / - / 武具
[2] I-PODなの
      ( 装飾 / 10 / 防御LV0 / - / - )
[3] 質素な保存食
      ( 食材 / 27 / - / - / - )
[4] おいしい草
      ( 食材 / 1 / - / - / - )
[5] 練習用ブックカバー
      ( 装飾 / 30 / 攻撃LV0 / - / 自由
[6] 猫缶
      ( 消耗 / 1 / - / - / - )
[7] ---
[8] ---
[9] ---
[10] ---
[11]
      ( 材料 / 2 / - / - / - )
[12] I-pod+手編みのカバー
      ( 装飾 / 28 / 祝福LV1 / - / 装飾
[13] 迷彩ロングコート
      ( 防具 / 27 / 祝福LV1 / - / 防具
[14] 巻貝
      ( 材料 / 3 / - / - / - )
[15] 石英
      ( 材料 / 1 / - / - / - )
[16] おにく20
      ( 食材 / 14 / - / - / - )

修得技一覧

[*] 技名消費残り/最大必須
[52] ハッシュ100 / 8短剣--
[63] カース100 / 8---
[66] チャーム100 / 9-
[114] マッドスカァ450 / 3---
[117] ミスティックダガー400 / 4短剣--
[120] クイックテンポ300 / 4--
[139] ヴィヴィドスラッシュ600 / 3短剣--
[447] ナイトメア500 / 3---
[450] ビブラート150 / 3--
[519] ノスタルジア200 / 5---
[538] 私に従えないというのか800 / 3---
[559] カリスマ550 / 3--
[709] ネイチャーズリボルト600 / 3--
[1162] チャームボイス1000 / 3---

PetNo.1 -----


PetNo.1は空席です。


移動可能魔法陣

[*] 魔法陣名( 階数 / 地点 )
[1] 始まりの右足( B1F / B23 )
[2] 始まりの左足( B1F / D25 )
[3] シリウス浮ぶ河( B1F / F20 )
[4] 波打ち際( B1F / N23 )

追加アイコン
[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

Favorite

[1] ENo.244
エイテン=U=フォーロック
悪かったり優しかったり

[2] ENo.571
東藤 タカシ
都内で会っても違和感がない

[3] ENo.49
騎犬ν幼女うめ&わん太
今日も誰かが捕捉されてる

[4] ENo.218
未確認生命体F
出会ったら逃げる。

[5] ENo.486
おまわりさん
おまわりさん。 え?……あれ?

[6] ENo.18
リリ
不思議な人。違う雰囲気

[7] ENo.354
ジャンニ・マリア・フィオット
きっと自分の立居地を見誤らない人

[8] ENo.1646
ティア・クレイティア
女将さんというより店長さんだと思う

[9] ENo.---
------
---

Community

[0] No.1739
偽島はじめてものがたり


[1] No.913
レンタル宣言


[2] No.911
NANDEMO許可!


[3] No.478
町屋商店


[4] No.69
突撃メッセ委員会


[5] No.989
文章が好き!


[6] No.1284
普通。


[7] No.---
------

[8] No.---
------

[PL] ぼり



DIARYMESSAGEMAIN1DUELBATTLEMAIN2DATA NoticeRuleBookResultLoungeLink