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探索24日目 基本行動の宣言を確認しました。 「取引行動」の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「遺跡外行動」の宣言を確認しました。 「通常戦」の宣言を確認しました。 「キャラクター」の宣言を確認しました。 「傀儡師」の宣言を確認しました。 「傀儡師」(デュエル)の宣言を確認しました。 「傀儡師」(闘技大会)の宣言を確認しました。 |
Diary |
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「ときのあいだ」 ◆-2 昼は様々な種族がひしめいていた、夜の静かなバザールを歩く。人混みは好きではなかったが、バザール自体は好きだった。美味い食べ物を求めて出かけるのだが、金が無く、まだ数える程しか購入していない。 先日、まだ人々の記憶から消え去っていないだろう出来事が起きたなど、現在のバザールからは感じられない。出来事という表現よりは、事件と表した方が良いだろう。 かなりの死傷者を出した大乱闘。興味を惹かれて、逃げる群衆に逆らいつつ、一部始終を観戦したものだった。幸い此方への被害は来なかった。 血のにおいが充満する中で、得られた情報は単純に一つ。争う一人は殺人鬼、もう一人は食人鬼。其の瞬間は何とも思わなかった事柄が、今は焼き付くように胸の内を熱くさせる。 絡まりそうな足が、自我の危機を告げているようだった。 深夜、店を閉めて明日の仕込みをしている最中だった。 不意にドアノックの音が聞こえ、もうやっていませんよ、と受け答えしようとした口が、何かがぶち当たりずり落ちる音の所為で止まる。警戒して入口へ近付き、ゆっくりと開けたドアは重い。なんとか押し開けると、今にも倒れ伏しそうな様子の男性が入口にへたり込んでいた。身長が低く、子供のようにも見えるが、照らし出された其の顔色は死期迫るように悪い。傍らには彼の体を支えている少女がいた。髪は虹色に輝きながらうねり、背には筋肉繊維を剥き出しにしたようなもので繋がる髑髏の翼が生えている。此の程度の外見は別段気にしなかったが、弱った男性をとにかく何とかしなければ。 「大丈夫ですか、しっかりして下さい」 屈んで声をかけても男性の目が泳いでいるのは、周囲の所為ではなく焦点が合わないのだろう。窺い知れた顔は、やはり血の気が完全に失せ、前髪に隠れがちな右目が妙な方向を向いていた。他に解ったのは、メッシュを入れた黒髪と思ったものが、色を変える混沌とした黒髪という事、手足の形が人間とは異なり、腕が長過ぎる事か。 「ぼくじゃどうしようも出来ないから……」 誰か呼びますね、と言おうとした瞬間、男性に両肩を掴まれた。思わず肩が震えたのは、力の強さと、感じた事のある冷たさを感じたからだ。 男性は、掠れた声で、しかし早口で言葉を出す。 「貴方は人間なら食べるんですってね」 ぎくりとするより、言い回しの奇妙さに首を傾げてしまう。 「え?」 「人間なら食べてくれるんでしょう?」 掠れた声は首でも絞められたように歪んだ。聞き取りにくいが、言葉の所為で嫌でも耳に入ってくる。 「お願いです俺の事食べてくれませんかお願いです」 大粒の濁った涙が零れ落ちる目は、恨む時のぎらついた目に似ていた。あまり正気ではないらしい。此の侭騒がれても不味く、取り敢えず男性を落ち着かせようと試みる。 「奥へどうぞ、お話を聞きましょう」 男性を少女と一緒に支えて立たせた時、やはり男性の体温は死んだ人間と同じものだった。 店の奥、肉の解体場に着いた時、男性の癇の昂りは収まったようだった。 「ぼくは佐倉アキといいます。あなたは……?」 自己紹介でやんわりと男性に話しかける。また泣かれでもしたら堪らない。 「フレイアルト……今は此の名前です」 「今? 昔は違ったんですか?」 フレイアルトと名乗った男性は、ぽつぽつと話し始める。 「俺はもう死んでるんです、でも人間として生まれたんです。多分人種は貴方と似たような感じです、元々は髪も目も真っ黒だったんです」 話を聞きながら、アキは少女の方をちらりと見た。憂えた表情でフレイアルトを支えられるように控えている。 「ずっと前、親に保険金詐欺で殺されて、其れから幽霊になって、気付いたら環境汚染と戦争で星丸ごと滅んじゃいました。戦争中に人間も食べましたけど、食べないとおかしくなりそうだったんです、砂じゃ満足出来なかったんです」 人間の他に出てきた食べ物が砂という事は、本当に食料がゼロだったのだろう。飢えた末には砂まで食べてしまうものなのだろうか、そんな想像を短く終わらせて、アキはフレイアルトを観察する。原理がどうかはさておき、普通に服を着て、こうして面と向かい話を聞いていると、幽霊らしさはあまり感じられない。幽霊らしさが何かはよく解らないが、少なくとも瀕死の幽霊というのはあまりぴんと来ない。 フレイアルトは続ける。 「今の俺は、どんどん自我が無くなっていって……此の侭じゃ、『ばけもの』になりそうなんです」 「其れは、その……体が、人間離れするって事ですか?」 すると、あの濁った涙がぼろぼろと零れ落ちてきた。地雷を踏んだかな、と思ったが、話す余裕はまだあるようだ。 「形の問題じゃないんです。……バザールで争ってた貴方達が羨ましかったです。貴方もあの殺人鬼も、気持ちいいとか苛々するとか、自分自身がちゃんとありましたから。俺の言うのは、周りも解らないし、自分が何して何考えてるかも解らない、只の災害の塊、其れが『ばけもの』だと思ってます」 アキには思い出したくない記憶だが、あの時の両者が自己を見失っていた事は無かっただろう。考えて動き、特に思い出したくないあの殺人鬼は、楽しんでいた。其れ等を全て取り去ってしまったものが、彼は『ばけもの』なのだと言う。 「俺は、自分が人間だと思ってます。思いたいです。でも最近、自信が無くなってきて……、貴方が人間なら食べてくれるっていう事は、貴方が食べきれるんなら、其れは人間だって事、ですよね……?」 随分と無理矢理な理屈だが、かなり切迫した様子から見ると、無理矢理でも縋る術があるなら縋りたい、そんな危機感をアキも少し感じ取れた。 アキは一度目を伏せて、瞼の裏に答えを描いてから目を開く。 「多分、そうだと思います」 救いになれるなら、此の迷える人を救ってもいいのではないだろうか。自分に救いを求めた者を見捨てるような趣味でもない。 「でも一つ、ぼくは食べる人は全部食べる。あなたを全部食べていいか、其れだけ訊きたいです」 「構いませんっ」 すぐさました返事は、興奮しているのか少し上擦っている。 此の時フレイアルトとしては、全部食べられたらさっさと体外へ抜け出してしまおう、其の過程で此の人が死んでもいい、と考えていたのだが、悪意無く平然と考えた所為かアキに勘付かれる事は無かった。 「あ、其の時、お願いなんですけれど、此の子……セメンツァに側にいて貰ってもいいでしょうか、勿論誰にも此の事は言いません」 「構わないですよ。セメンツァさん、あなたも、いいんですね?」 面倒事が起こるのは避けたい。必要な確認だけはしておく。少女は静かに頷くだけだった。 服を脱いだ状態で、逆さに吊り下がるフレイアルトが何という事も無く話しかける。故意に意識を失う事は出来ないが、此の侭進めていいと言っていた。 「此れ、何の作業なんですか?」 「血抜きですよ」 言いながら、アキはフレイアルトの首を小さく切る。単なる想像はしていなかった、代わり知識が立てた予想を少し裏切る、黒い血がどろりと流れてきた。 「ああ、此の侭切ったら血がばしゃーん、ですもんね」 明るく笑う。余程嬉しいのか、余程今まで絶望していたのか。 血をかなり大きなバケツに溜めつつ、アキが問う。 「解体しますけど、叫んだり暴れたりはしませんか? きっと痛いですよ?」 「其の辺は大丈夫です、今痛覚をシャットアウトさせてますから」 フレイアルトがにこにこと笑う。血を流しつつ。 此の時点で既に、アキはフレイアルトは人外であると結論を出していた。しかし今其れを伝えるにはあまりに彼が嬉しそうなので、此処で伝えても納得してくれないだろうと考え、宣告するのは後回しにした。 ------------------------------ -レンタルさせて頂いた方- ENo.428 佐倉アキと包丁 様
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Message |
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【パーティメッセージ】 フレイアルト(1037)「…そうでしたね、貴方の仕事は裁判官、感謝されたり恨まれたり、どうやって穏便に済ませるか考えたり、ややこしい仕事でしたね。やっぱり、どんなに正論言ったって、相手が怒り狂って殴りかかる事もあるんですもんね、普段でも当たり障りの無い言葉選びにもなりますか。俺もちょっと…乗せられた感じになりましたよ」 セメンツァ(1037)「げきりんは、どこにあるかわからない…、さけることになれていると、ふれたことにもきづかない…」
フレイアルト(1037)「時間に鈍くて、寿命が長いから、貴方は今の境遇に満足してるんですか?…つくづく損してますねえ…。時間なんてあっという間ですよ、俺がひとりきりだった時間も、もう随分前みたいに思えますよ。サボるならもっと弾けなさい!もっとずっといい事ありますから、まだ時間があるなんて思わないで、今の内にやりなさい!」
今日はメッセージを送っていません。
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お祭りだいすきイベントだいすき |
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なびけ!布のなにか |
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NANDEMO許可! |
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レンタル宣言 |
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文章が好き! |
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絵を描くのがだいすき |
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Main |
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クチナシ(1889)からの生産行動を許可しました。
ブラッディマーチ に技回数を 3 振り分けました!
ItemNo.9 青い宝石 を捨てました。
簡単な保存食 を食べました。
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訓練により 鞭 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 7 ) 訓練により 鞭 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 8 ) 訓練により 鞭 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 9 ) 訓練により 幻術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 5 ) 訓練により 幻術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 6 ) 訓練により 幻術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 7 ) 訓練により 幻術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 8 ) 訓練により 幻術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 9 )
シリル(680)から 猫目石 を受け取りました。
シリル(680)に 生命石 を渡しました。
贅沢な保存食 を買いました。(- 300 PS)
クチナシ(1889)に、 ヘッドルーツ から うつろう体がふたつ という 防具 を作製してもらいました。(- 200 PS)
あらそいのきおく-マシンガン の 体格 が 9 上昇しました。(-17CP) B1F Q-25 魔法陣〔暗い水路〕 に移動しました!
Q-24 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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声が聞こえる・・・ |
種と幽霊(1037)の声が届いた: フレイアルト「レベル30以上で鞭作ってくれる人いませんかー?あとで木漏れ日さんに記事出しまーす!」 セメンツァ「でんごんでも、かまわない…」
幸福の青い猫メリジェーナ(672)の声が届いた:
棗(1327)の声が届いた:
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Next Battle |
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B1F S-22 / 平原
通常戦が発生!
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Data (第42回 第44回) |
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ENo.1037 生かすためのいのちと捨てるためのいのち |
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* 単独行動中 * |
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[PL] 虹月 宵夜 |
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