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探索78日目 基本行動の宣言を確認しました。 「キャラクター」の宣言を確認しました。 |
Diary |
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―――緑が香る。 小国にある小さな森。 その一角、見上げた先には木造の一軒家。 出かけていたのはひと月と少しだというのに。 何年も帰っていなかったような、そんな印象があった。 ファルはその家に近寄り、そっとその木の壁に触れる。 「………だいぶ古くなってきたなぁ。」 微笑を浮かべ、歳月による劣化でできた傷をなぞる。 そろそろ直してあげないといけないなぁと考え、もう一度その家を見上げた。 「…ただいま。」 家は留守だった。 何週間かぶりに家の鍵を取り出して中へと入る。 荷物を下ろし、狭いリビングをくるりと見渡す。 きちんと整理され、可能な限り清掃された部屋。 「綺麗にしてるなぁ、父さん。」 自分がいない間は暇になるとは思えないんだけど、と感想を抱く。 事実、今は家を空けている事だし。 …何故家をきちんとしているか。その理由に思い当たって、少しくすぐったい気分になった。 思わず嬉しいとも恥ずかしいともつかない、そんな笑みが浮かぶ。 ちょうどその時に戸口の方で物音がした。 「…ん。…ファル?帰ったのか?」 のそり、といった風情でリビングに入ってくる。 家と同じく、見慣れたその外出用の格好がひどく懐かしく思えた。 「ただいま。父さん。」 思わず笑顔を浮かべるファルに、口の端を吊り上げてみせる。 「元気みたいだな、何よりだ。…おかえり、ファル。」 時間は太陽が真上に越えようと言ったところだった。 その為、そのまま昼食へとなだれこむのも当然と言えば当然の流れで。 ファルは手伝うと言ったのだが…。 「いいから。座ってろ。」 そんな調子である。それもまた父の気遣いではあるのだが… 何もしないと居心地が悪くなるのはどうしようもないなぁ、と思った。 久しぶりの父の手料理がテーブルに並び、2人でテーブルを挟む。 「どうだったよ?」 少し遅めの昼食になったそれを味わいながら、父が口を開く。 「うん…手がかりは、無かった。ごめん。」 「そうか…。まぁ、気にするな。気長にやればいいさ。」 かちゃりとスプーンと皿の触れる音が小さく響く。 ファルは微かに俯き、久々の父の料理を口に運ぶ。 脳裏にはこの場所を出立する前に見た、『ここ』の姿。 『この森は、もうすぐ無くなる。』 それと共に、父の言葉が蘇る。 徐々に死にゆく姿にどうしても納得ができなかった。 だからこそ出立を決意した…だが。 (…結局、この森を救う手立ては見つからなかった。) あるいはとも思った。しかし、結局は無駄足に終わった。 ファルの中には後悔や無念と言った感情がわずかながら湧き上がる。 たとえそれが、どうしようも無かった事だとしても。 それからは黙々と食事を終え、食器を置いたところで父が再び口を開いた。 「…ファル。」 呼ばれ、顔を上げる。 「覚えてるか。俺が教えてきた事。」 父は笑っている。自らの住まう場所が消える。 そんな事態を前にしても。 「…命は、何の為に生きるのか。何の為に死ぬのか。」 「それは―――。」 ファルは口を開きかけ…何かに気づいたように言葉を止めた。 「わかってるみたいだな。そうだ。この森も同じなんだよ。 …もうすぐ役目を終える、1個の命に過ぎないんだ。」 父から学んだ事。ファルの中で息づく、生命の理。 「……そっ、か。」 救いたいと思う気持ちは何も間違ったものではない。 しかし、救えなかったからと言っても、それもまた間違いではない事もある。 ファルは長く息をついた。 「全く。お前は飲み込みがいいクセに、なんでこんな事に気づかんかねぇ。」 そんな娘の様子にやれやれと呆れる父。 ぐうの音も出ず、肩を縮ませしょぼくれるばかりだ。 「俺だってこの森が無くなるのはイヤだが、そういう流れもある。…気持ちは嬉しいがな。」 そんな様子を見ながら、笑みを浮かべる父。 その笑みに、ようやくファルの表情に笑顔が戻った。 「…で、どうする。諦めるのか?」 「まさか。」 テーブルの上の食器をまとめ、父の問いに短く答える。 席を立ち、使い終わった食器を水場へと運びながら言葉を続けた。 「また機会があれば、探しに行くよ。…時間の許す限り。 それでもできなかった時は――――。」 「時は?」 「またその時考えるよ。」 ファルは振り返り、明るい笑顔を浮かべた―――。
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Message |
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新緑の射手エリィ(1340)からのメッセージ: 新緑の射手エリィ「ファルちゃん、最近あまり会う機会が無かったけど、元気だった?」
新緑の射手エリィ「んっとね、私、そろそろ家に帰らないといけないことになって…だから、これで一旦、お別れ。」
新緑の射手エリィ「もしファルちゃんにその気があれば、私の家に遊びにきてくれると嬉しいわ。来る方法は、この招待状の通りにすればいいから。」
新緑の射手エリィ「それとも、ファルちゃんのお家に私が遊びに行くのもいいかな?」
新緑の射手エリィ「それじゃ、そろそろ行くわ…またね!」
眼鏡フォーエバールーク(1553)からのメッセージ:
偽鋼のジミー・ツー(1883)の置き土産:
ジミー・ツー「経験とセンスがものを言う、ってヤツか。
ジミー・ツー「通報モノ・・・(がーん
ジミー・ツー「しまった!
ジミー・ツー「ま、確かに俺自身の比較評価にすぎねえ。生きている・・・大人になれば色々ある。
今日はメッセージを送っていません。
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決戦!ユグドラシル |
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ボーダーブレイク〜偽島戦線〜 |
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TRPGが好き |
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NANDEMO許可! |
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海上ログレストラン・かぼちゃの涙亭 |
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短剣と共に在り |
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イケメンと行く遺跡歩きツアー |
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Main |
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技回数の振り分けが確認されませんでした、てきとーに振り分けます。 ストレートパンチ に技回数を 8 振り分けました! ハッシュ に技回数を 13 振り分けました! マジックミサイル に技回数を 10 振り分けました! 噛みつき に技回数を 3 振り分けました! 魔拳 に技回数を 3 振り分けました! パィプィス に技回数を 3 振り分けました! つぼ押し に技回数を 2 振り分けました!
現在の体調は いい感じ!
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訓練により 迅雷風烈 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 35 ) 訓練により 迅雷風烈 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 36 ) 訓練により 迅雷風烈 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 37 ) 訓練により 迅雷風烈 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 38 ) 訓練により 迅雷風烈 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 39 ) 訓練により 医学 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 35 ) 訓練により 医学 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 36 ) 訓練により 医学 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 37 )
訓練により 医学 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 38 )
技 スペシャルバンディジ を修得しました!
【合言葉&場所チェック】
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声が聞こえる・・・ |
遺跡外では様々な声が飛び交っています! |
「・・・・・・というわけでこの話はこれで終わりだッ!!
次作は9月中に公開予定だそうだから この場所はそれまでは残しておいてやる、ありがたく思うんだなッ! 宣言画面もすみかも普通に使える状態だ。
次作の情報はトップページにぼちぼち現れるらしい。 どうせ奴の気まぐれで頻度はアテにならねぇがな。
・・・さて、伝えることは伝えた。お前の夢の中にでも戻るとしよう。 ハハハッ!!しばらくは良い夢ばかりだなァおいぃッ!!」
「いやぁ実に長かったなぁ諸君。予定より1.5倍も長くなってしまった。 とりあえずお疲れ様といったところか。
そして長丁場へのお付き合い、とてもとても感謝している。 次の世界はこれほど長くならぬようにするつもりだが、 どうせ奴の気まぐれだ、アテにはならないかもしれんな。」
「そんなわけで次作も時間あったら参加しちゃえばいいと思うよーっ!! 時間あったらだからねー?そこおねーさんとの約束だぁっ!!
最後まで参加してくれてほんとありがとぉーっ!!」
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Data (第77回 第79回) |
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ENo.619 スファール・バレルマイスタ |
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ENo.508 梁川 小春 ENo.1810 池田 免造 |
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[PL] echo |
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