どちらの世界とも区別が付かない曖昧な場所に古ぼけた建物があった。

扉を開くと値札の付いた不思議な道具が並び、何故かショーケースの中には食品が並んでおり、窓際には白いテーブルクロスの敷かれた机が置いてある。

店内には種族も違う数人が思い思いに過ごしている。

喫茶店なのか道具屋なのか区別が付かない店内。

カウンターに腰を下ろし、足をぷらぷらさせている少女が来店者に気づき、にこりと笑う。

「いらっしゃい。此処は何の特徴もない魔法店よ。貴方の求めるものは何かしら？まっ、ゆっくりしていってね」


――そこは不思議な魔法店。



誰かの記憶の片隅にあるあの場所かもしれません。
知ってる方はそのままそっと胸の中で。
知らない人のためにご説明しますと仲間内のギルド、兼、何か大騒ぎなコミュニティです。

参加は今のところ仲間内だけとなっておりますのでご了承ください。その後はどうなるかわかりません。

今回もおそらく騒がしいことになるかと思われますので、生暖かい目で見守ってくださるとありがたいです。


最終更新　(12/01/09)

由依(2298)からのメッセージ：
このみ「はぁ……私、いつまでここでこうしてればいいんだろう」
このみ「早く解放されたい……でも無理なんだろうなぁ。まったく、あの魔女はどうしていつもいつも私に迷惑掛ける――」
このみ「…………………………」
このみ「あれ？今日は静か……ってあの人も年中何かやらかすわけじゃないはず。こんな平穏な日があっても――」
由依「〜♪」

このみ「ちょっと待った！」
由依「えっ！？何事！？」
このみ「こっちが聞きたいですよ！何ですか、どういうことですか、何なんですか！」
由依「ちょ、ちょっと落ち着きなさいな。何、どうしたの？」
このみ「あなたですよ！」

由依「……私？」
このみ「何で大きくなってるんですか！？」
由依「ああ、これねー。ちょっとこの姿でやることがありまして」
このみ「やること……？というか本編で幼くなってるのは理由があるとか言ってませんでした？その辺り大丈夫なんですか？」
由依「このちゃん、ここがどういう場所か判る？」

このみ「デタラメな事を平然とやる場所」
由依「いや、直球すぎるわよ！もっとオブラートに都合良い感じに濁して！」
由依「ごほん。ここって本来ならありえない事が起こる、言ってしまえば『起こり得る出来事の交差点』なわけ。可能性が生まれてしまえばここに『存在してしまう』の。それはどんな事例でもね」
このみ「それってパラレルワールドとかそういう？」
由依「そうね。他存世界の交点という特殊な舞台でもあり、ここ自体が不確定要素で満ち溢れた並行世界の一つでもあるの」

由依「つまりぶっちゃげると楽屋裏みたいなもんよ、ご都合主義バンザイ」
このみ「全部台無しにするのやめてもらえますか……。で、どこまで本当かは判断できませんが、その設定を利用して元の姿に戻ったと」
由依「設定とか言わないで！そういう場所なのここ。ある意味、夢の国なの。おっと、某所のアレとは違うから慌てないで。さすがにアレには私も勝てない」
このみ「それで、あなたは何をやらかすつもりなんですか」
由依「ん？大したことはないわよ。ちょっとしたケジメと言いますか、風紀の乱れを直すと言いますか、出る杭を蹴り折るという名のおしおき？」

このみ「何ですか、その物騒な理由！」
由依「大丈夫大丈夫。血とかは流れないから――あ、いや待てよ……鼻から血はあり得るかもしれない」
このみ「なにやらかすつもりですか！」
由依「ん、時間もないしさくっと終わらせますわー」
このみ「あー……もう何が何だか……」

＞星牙
彼の後ろに銀色の何かが揺らめいたと思った瞬間、彼は羽交い絞めにされた！
由依「はい、お仕置き対象一号確保〜。何か楽しい事を企んでくれちゃってるみたいね。おねーさんに教えてくれるかーしーらぁ？」
由依「え？離れろって？だーめ、それじゃ意味ないもの。貴方の苦手なものでじっくりゆっくり蕩けるようにお仕置きするため、この姿になったんだもの。
――当たってる？何が？何の事か解らないけどこう言っておくわね」
由依『当たってるんじゃなくて、当ててんのよ』
由依「まっ、あんまりオイタしないようにね？やったらまた抱きつくわよ？じゃーねー」

＞たっきー
由依「災厄から墓場までー！お仕置き対象二号はキミに決めた！」
由依「タッキー、久しぶりの再会なのに随分な言い草ねぇ。おねーさん、悲しくて――」
由依「貴方が歩くと何故か足の裏から変な効果音でるような魔法掛けちゃうかも……」
由依「その音も『っぴ』が良いかしら？好きな音選ばせてあげようか？」
由依「そうなったらそこにいる子夜くんの機嫌が急転直下するはずだから。まっ言動には気をつけてね。魔法の準備はいつでも完了済みにしとくから、じゃあね〜」

＞ヴェイン
由依「えーっと、もういっか――」
魔女が何かを唱えるとその姿がいつもの姿に戻った。
由依「ようこそ、個性的なのが多いけどゆっくりしていってちょうだいね」

＞紫音
由依「何のプレイデー。煎った豆でもぶつけ合う日なの？ああ！待って！説明しなくていいわ、黙って。しゃー……らっぷ」
由依「後、前回名前間違えてしまってごめんなさいね。私には違う名前が『視えて』しまっててね、うっかりうっかり」

＞マブ
由依「探しものは意外と近くにあったりするものよ？ゆっくり、よーく周りをみるとあっさり見つかったりしたりね」

＞がるる
由依「ちょーきょーってのはね『超強力な改造手術』ってことよ」
このみ「こら、嘘を教えない」
由依「じゃあこのちゃんが説明してあげて？」
このみ「あ……ぅ――し、知らなくていいんです、そんなこと！」

＞兎さんたち
由依「あら、可愛らしいウサギさんたち、ようこそ。ゆっくりしていってね」

＞先生
魔女「わっ、いつの間にかでっかい猫が住み着いてるー！」
このみ「それはボケですよね？」
由依「もちろん。ゆっくり日向ぼっこでもしていってね」

紫音様(1346)からのメッセージ：
紫音様「そういえば、バレンタインデーでしたわね。
店長のように男性陣にチョコをご用意するべきでしたのに・・・私とした事がぬかりましたわ！」

紫音様「男性メンバー＞
今日の所は、うちのお店の３０％割引券とご指名サービス券しかないので
コレで許していただくことにしますわ！さぁ、貰いにいらっしゃい！」

紫音様「変な紙袋＞
そこの貴方！『下僕』とか『首輪』とか・・・良い響きの言葉をご存じですのね。気が合いそうですわ！仲良くなれそうな気がしますわ！ところで。どんなプレイがお好みなのかしら？」

壟(1455)からのメッセージ：
星牙「バレンタインデー真っ盛り！　野郎共、チョコが欲しいかああああああッ！？　愛しいあの子が親友に小包渡して『好き……です……』と云う現場を目撃した時用の爆弾の用意は万全かッ！？　泣いても泣いてもバレンタインデーは今日限りッ！！！！」
星牙「さてさて、ロウ殿。バレンタインデー決戦前について一言ッ！！」
壟「……特に興味無いな。」
星牙「なん――――」
星牙「でじゃこらあああああああああああッ！？」

壟「うう、星牙のテンションが高い……それにこの展開、どこかで見た記憶が……」
星牙「全く、年に一度しか無い行事に此れまで疎いとはッ！！　あれか！！　かっこいいランキングにランクインしたから余裕ですよって事かしばくぞッ！！」
壟「いや、あの……別に貰える貰えないとか、興味が出ないんだ……」
星牙「ハァ？」
壟「いやだから……チョコは好きでも無いし、今は騎士の務めを果たせるように精進するのが一番で、恋愛とかそういうものには……」

星牙「言われて見れば、昔からロウはそうでしたね。恋愛とか疎い癖に誰に対しても優しい部分があるから変に勘違いしてしまって女性側に恋心持たせる癖に自分では全く気付かないとか何処のエロゲ主人公だこらあッ！？」
壟「い、いや……そんな事はしていないと思うぞ？」
星牙「……あーあ、此れで確定だ。あの人が今の言葉知ったらどんな思いをするのやら。」
壟「……誰の事だ？」
星牙「さあてね。どっちかの日記に書かれてるんじゃないですかねぇ。」

壟「……そういうお前こそどうなんだ。バレンタインデーに浮かれているように見えるが、チョコが貰えて嬉しいのか？」
星牙「何で嫌いな女性共からチョコ貰って満足しなきゃいけないんです？」
壟「……じゃあ何でこんなに騒いでいるんだ。興味は無いのだろう？」
星牙「ええ、チョコ渡して恋心云々には一切合切全く興味無いです。然し祭り騒ぎは大好きな俺なので、此の機会は是非とも活かしたい訳です。」
壟「祭り……？　まあ、祭りには見えなくも無いか……」

星牙「朝6時、特に何かある訳でも無いのに興奮で目が覚め、朝8時に登校し下駄箱をチェックし、昼10時体育終わった直後に机を確認し、昼休みに下駄箱と自分の机をチェックし、残る休み時間は貧乏揺すりしながら自分の席で待ち、下校時に下駄箱をチェックし、帰宅途中に誰かに会わないかと左右後ろを確認しまくり、帰宅時にポストを確認し、夜、母親からチョコレートを貰う男子が大勢居るので。」
壟「具体的すぎて気持ち悪いな。あと必死だなその男子。」
星牙「俺はそんな男子共に救いの言葉をかけてあげたいのです。」
壟「ほう、具体的には何と？」

星牙「良かったね、14日に1個だけでも死守出来て♪」
壟「トドメじゃないか！　瀕死の心を抉るのはやめろ！」
星牙「まあそんな訳でもてなかった男子をからかうのが俺の役目です。」
壟「そんな役目いらんわッ！！　今日一日大人しくしてろッ！！」

＞由依っち
星牙「ポリスメェン如きに俺が止められるとでも？　暴走隕石は誰にも止められないッ！！」
壟「……そうだな、大規模な軍隊ぐらいは要るかもしれぬ。」
星牙「Oh、流石に数の暴力＋兵器は厳しくなりますね。でも所詮は只の人間、退けるのは苦じゃないと思いますよ？」
壟「……じゃあ、そうだな。胸の大きい女性100人に囲んでもらうか。」
星牙「あああああすんません調子乗りましたすんませんすんません許して下さいぃぃぃぃぃぃぃッ！！」

＞ルナガルム
星牙「……如何しよう。何だか弄るのが苦になって来た。」
壟「何だ、今更良心の呵責に耐え切れなくなったのか？」
星牙「いえ、純粋に面倒臭くなってきただけで。」
壟「途中放棄するな最後まで付き合ってやれッ！！」

＞どうしようもない女王
星牙「うん、取り敢えず黙ってくれません？　此処、一応健全者の集まりですので。」
壟「……お前が…………健全…………………？」
星牙「いやあ、俺もドSとは何故か良く言われますけど、何とかプレイとかは言わないじゃないですか流石に。言って良い事と悪い事の判別ぐらいつきますよ。」
壟「……お前が…………判別…………………？」

＞マブ・ティル・フェミィ・ヴェイン・先生お肉くれ今すぐ
星牙「また増えましたね。ちょっと多すぎません？」
壟「中の人が……あんなに調子に乗って誘うから……ッ！！」
星牙「一体何人最後まで突っ走る事が出来るのでしょうね。途中放棄したら駄目ですよー？」

なきちゃん(1470)からのメッセージ：
なきちゃん「2/壟さん星牙さん＞
なんだか酷い扱いをされてる気がするんですが・・・。私はいたって普通ですよ（＝ｗ＝）」

なきちゃん「由依さん＞
食べ応えのあるチョコだなぁと思ったら・・・殻入ってましたよ
（−〜−）ボリボリする」