【五十里イコの手記3】 ＜私について＞ 私には記憶の欠落が有る。15歳以前の自身の足跡が分からない。断片的な記憶に加え、磨りガラス越しに見た部屋のような 感覚があり、生きてきたことの薄い実感はある。また、自身の名前、生年月日、年齢と、両親が10歳の時に失踪したこと、 施設や知り合いの家に預けられなかったことは覚えている。人為的なチカラが働いているのだろうか。過去の出来事とは いえ不自然さが拭えない。 【知識や経験が記憶を伴わずに身についていることは辛い】　私の内面の端的な状態だ。 朝起きたら字が上手くなっていたらいいのに。これを仮の願望だとして、実際字が上手くなっていたらどうだろう。 『願ったら翌朝突然字が上手くなっていた』 ここから願った記憶を抜くと 『翌朝突然字が上手くなっていた』 原因が分からない物にヒトは怯えるようにできている。ただの風邪だと分かっている身体の不調と、病名の分からない似通った 身体の不調と言えば違いが分かるだろうか。私は、こうした決して気持ちが良いとは言えない思いを常に抱えている。 【目安の区分け】 ・生後の両親との生活 ・両親の失踪（10歳時）ピンポイントの記憶？ ・両親失踪後～15歳までの生活（どう生活していたのか？） 15歳の時、父と同じ海洋生物とその生態系を学ぶ道に進みたいと思い、問い合わせをしていた中で私が既に博士となっていた ことが分かった。10歳の時に取得した記録が残っている。試しに自宅に残されていた書物を全て読んでみたが、大半が既に 知識として身についていた。エピソードのない高度な専門知識。生まれたばかりの記憶の中で、無機質な知識と経験に吞み こまれそうになりながら、それらを武器に自活してゆく。大人の世界で生きてゆく。精神の拠り所となるものがなく、地に足が付いて いない状態で…。 五十里イコという人間は、このようにして出来上がった。 自身の出自に関わる情報があるのなら、最大限に利用してやる---------。今の私にはその強さがある。機会を逃したくない。 『日本人』『日本語』 初めて得た手がかりだ。どんな手を使ってでも引きずり出す。真実は残酷などという言葉は私には響かない。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

イコは、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

穏やかな潮の流れに、時に身を任せ、時に原生生物を相手にし、
確実にテリメインの探索へ進んでいたイコは、
前方に大きな泡に包まれたドーム状の建物を発見した。
近くの岩に、建物の名前が彫られているのを確認できるかもしれない。

	テリメイン最先端探索拠点

……どうやらここが、海底探索協会の最先端拠点らしい。
これよりドームから先は、いよいよ未知なる海域が待っているのだろう。

誰も見たことのない財宝。
誰も発見したことのない未知なる生物、海底遺跡。
己の力をつけるため、願いを叶えるため……。

様々な目的を胸に秘め、各地から集まった探索者たちは旅立っていく。

テリメイン最先端探索拠点は、そんな夢を秘めた冒険者たちに、
最先端のスキルストーンやチューンジェムを揃えて販売している。

この拠点より先は、海底探索者協会の目が届かない海域だ。
【海賊】と呼ばれる者たちに襲われる危険性もあるかもしれない。

未知なる海域へ足を踏み入れる前に、ここで十分に準備をしてもいいだろう。

イコは周辺を探索…………。

焼き魚を手に入れた！

イコはSSシェルボックス(低)を購入した。

イコはTGシェルボックス(低)を購入した。

イコはTGシェルボックス(低)を購入した。

イコはTGシェルボックス(低)を購入した。

イコはTGシェルボックス(低)を購入した。

イコは精神を訓練した。
イコは体力を訓練した。
イコは魔力を訓練した。
イコは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
イコは体力を訓練した。

イコはアイテムNo.7 ブレスケアを私有化！

イコはアイテムNo.11 ヒールを私有化！

目的の決定