——砂浜に１０個の瓶が並べてありました。 昨日、ツ・カイに協力してもらって作ったボトルシップメッセージを流しに海を訪れたＺ姫が、ちょうど砂浜に流れついていたものを代わりに拾ってきたのです。 最初の瓶には、工場で働くお父さんが誰にともなく宛てたメッセージが入っていました。 愛する妻子のために、大変な仕事を頑張るお父さんの奮闘ぶりが書いてあり、自分にもお父さんがいたらこんな風に頑張ってくれたのかな？ などと思いつつ、少女は子供が無事に生まれることを祈りました。そして、生まれた子供の写真を見にいつか工場を訪ねてみたいなと思いました。 ２つ目の瓶には、パン屋の宣伝のチラシが入っていました。 甘くておいしいメロンパン！食べたことがないその食べ物に興味をもったものの、地名や地図の読み方がさっぱりなので食べには行けないなー…… と、少女が残念に思っていると、いきなりポンッ！と言う音ともにメロンパンが現れて心底びっくりしました。 ホカホカで美味しそうでしたが、あとでツ・カイと半分こにしようと思い、送り主に感謝しつつ、少女はそっとチラシに包みました。 ３つ目の瓶には、いなくなってしまった子供を心配して親が書いたと思われるメッセージでした。 お腹を空かせていないか、かぶれていないか……短い文章にとても気持ちがこもっていて、少女も思わず涙を浮かべ、早く見つかってくれることを切に願いました。 そして、人探しにボトルシップメッセージを使う人は私以外にもいるんだな、などとも思ったりしました。 ４つ目の瓶には、漂流して元いた場所に帰れなくなってしまったと思われる人々が、情報を集めるために流したメッセージが入っていました。 生憎、世間知らずで地理に疎い少女は、このメッセージを受け取るのに一番適していない人種でした。 情報を持っている人が拾うことを祈って再放流しようと一瞬考えましたが、ツ・カイならもしかして何か知っているかもしれないと思って紙をソッと懐にしまいました。 ５つ目の瓶には、うーみーはひろいーなーおおきーぃいなー♪と書いてありました。 少女は、つーきーはのぼるーしぃー、ひがしぃーずーむー♪と続きを口ずさみました。 ６つ目の瓶には、見覚えのある絵と文章が書いてありました。 少女は、紙を元の状態に戻して蓋をしっかり絞めると、「私が流したやつじゃーん！！」と全力で海に向かって遠投しました。 どうやら、波で戻ってきてしまったようです。 この時、流したボトルシップメッセージが、後々いろいろな問題を引き起こす原因になるとは、少女は夢にも思いませんでした。 ７つ目の瓶には、カニ食べたい……という呟きが書いてありました。 ここ最近ずっと、ツ・カイの乗ってきた船に積んであった、四角くてパサパサした食事に飽き飽きしていた少女は「たしかに！」と頷きました。 ８つ目の瓶には、舌を出した貝の絵に、Shellと書いてある羊皮紙が入っていました。 紙を広げてじっくりと眺めた少女は、「意味はわからないけど、すごい自信だ」と思いました。 シンプルかつ味わいのあるタッチの線には一切迷いがなく、イラストと文字のバランスも絶妙で、名のある絵描きの作品に違いない！とソッと懐にしまいました。 ９つ目の瓶には、テリメイン観光のチラシが入っていました。 みんなでおススメスポットや絶品グルメを教え合って共有する場所があるらしく、少女は『楽しそうなので是非参加してみよう！』と心に誓いました。 最後の瓶には、ひとりで冒険にやってきた冒険者が、一緒に戦う仲間を探している旨のメッセージが入っていました。 少女は戦うためにやってきたわけではないので、残念ながら力を貸してあげることはできなそうでしたが、 いい仲間が見つかってくれたらいいなと手を合わせて祈りました。 全ての瓶を読み終わった少女は、テリメインの海の広さと、その海に住むたくさんの人々……、 そして、人々の様々な思いが無数の瓶に詰まって今も海の中を漂っていることを想像し、あまりのスケールの大きさにクラクラしました。 自分の知っていた世界はなんて小さかったのだろう、と……。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

Ｚ姫は、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

穏やかな潮の流れに、時に身を任せ、時に原生生物を相手にし、
確実にテリメインの探索へ進んでいたＺ姫は、
前方に大きな泡に包まれたドーム状の建物を発見した。
近くの岩に、建物の名前が彫られているのを確認できるかもしれない。

	テリメイン最先端探索拠点

……どうやらここが、海底探索協会の最先端拠点らしい。
これよりドームから先は、いよいよ未知なる海域が待っているのだろう。

誰も見たことのない財宝。
誰も発見したことのない未知なる生物、海底遺跡。
己の力をつけるため、願いを叶えるため……。

様々な目的を胸に秘め、各地から集まった探索者たちは旅立っていく。

テリメイン最先端探索拠点は、そんな夢を秘めた冒険者たちに、
最先端のスキルストーンやチューンジェムを揃えて販売している。

この拠点より先は、海底探索者協会の目が届かない海域だ。
【海賊】と呼ばれる者たちに襲われる危険性もあるかもしれない。

未知なる海域へ足を踏み入れる前に、ここで十分に準備をしてもいいだろう。

Ｚ姫は周辺を探索…………。

焼き貝を手に入れた！

Ｚ姫はSSシェルボックス(低)を購入した。

Ｚ姫はSSシェルボックス(低)を購入した。

Ｚ姫はSSシェルボックス(低)を購入した。

Ｚ姫はTGシェルボックス(低)を購入した。

Ｚ姫はTGシェルボックス(低)を購入した。

Ｚ姫は体力を訓練した。
Ｚ姫は魔力を訓練した。
Ｚ姫は器用を訓練した。
Ｚ姫は魔力を訓練した。
Ｚ姫は器用を訓練した。

翡翠の宝玉 に 魔導力強化 を実行！
翡翠の宝玉 の 魔導攻撃力 を 1回強化した。

珊瑚の指輪 に 魔導力強化 を実行！
珊瑚の指輪 の 魔導攻撃力 を 1回強化した。

翡翠の宝玉 に 物防力強化 を実行！
翡翠の宝玉の強化回数限界！
日数回分までしか強化は行えない。

Ｚ姫はアイテムNo.7 ジェリーフィッシングを私有化！

Ｚ姫はアイテムNo.10 バンシークライを私有化！

Ｚ姫はアイテムNo.12 ボディブローを私有化！

スキルNo.3 スラッシュ を忘却した。

スラッシュ をアイテムNo.7に取得！

目的の決定