いきなりですが今回の日誌の書き出しは最初の遺跡探索を終えて一旦宿に戻った彼女はみたいにしようと思ってたけどあれ？これ戻らずにそのまま探索する系か？ってなってでもスキルストーンで地上へワープできるらしいしそのへん自由なのかなでもどうしようってなった結果とりあえずなんか適当に脳内補完していただくことにしました！とにかく時系列は前回の遺跡探索後で場所は宿です！（日誌ガバり手）

とまあそういう訳で無事宿へと戻った彼女は軽く一息つき、のんびり休息でも取ろうと部屋へ向かい自室のドアを開けた。

	ブランシュール
	「うふふ～んベルさまぁ～。ベルさまのにおいがまだわずかにするような気がしますぅ～…………ふふ～～～……」

閉めた。

彼女の目には一瞬なんかベッドの上に金の髪に桃色の尾の人魚が奇声を発しながら転がっているように見えた。探索の疲れで幻覚でも見たのだろうか……。 気を取り直してもう一度自室のドアを開ける。

	ブランシュール
	「ベルさまあああ何で閉めるんですか！聞きましたよ今のぉ！ ブランは幻覚じゃなくてちゃんとここにいますーぅ！！」

幻覚ではなかったようだ。現実は非情である。

見間違いでも何でもなかった以上は仕方ない。彼女は目の前の部下に対してなぜ自分の借りた宿の一室にいるのかを問いただした。

	ブランシュール
	「だってベルさま、ろくに用意もなさらないで飛び出しておいて遺跡調査なんて無茶ですよう！ お宿代も数日程度しかないっていうじゃないですか！滞在中のぶんはブランがおしはらいしておきますからね！まったくもー！」

聞くんじゃなかった。彼女は瞬間的にそう感じた。いつもの通りである。 これが始まるとブランシュールはしばらくきゃんきゃん喚いているので何を言ってもしょうがない。彼女はさっさとベッドの空いている端にダイブすると、適当に相槌を打ちながら部下の話を聞き流す作業へと入った。

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	ブランシュール
	「も～～～～～ベルさまったら散々チキレした上にまだアイコンを用意できてないだなんて！！（※ベルクロワはそんな事言ってない） 圧縮結果に反映されてれば充分、じゃありません！まったく本当にベルさまはブランがいないと何もなさらないんですから！（※これは一理ある）」

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

ベルクロワは、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。