お菓子交換の日？

じゃあ、贈るお菓子を買いに行かないと！

…呑気なものだな。

…まあ、ね。

でも、息抜きも必要だよ。

さて、2人だけど頑張りましょう。

あれ？ きのこさんとパンダさんのお二人は…
…はぐれました？

いい大人になるの、経験なら……

この一揆でたくさん積んでるような気がするかも!?

あと、実際に大人のお兄さんお姉さんとお話できたりするのもいいよね

スコーン……　スフレ……　いいねいいね!!

おおー、パエリアもいいね。　お魚や貝が入ってるのが好き！

嫌いなものはピーマン？　うん、あれは私もちょっと苦手。

あの苦い感じのピーマンを、生でバリバリ食べちゃう人もいるとか……　信じられないよね！

意識的にやってたらドン引きだけどね！
でも心がくすぐられると愛しく見えちゃうものなのよ

ああ。気をつけてな。

……次会うまでには胸を張れるよう努力、してみるよ。

はっ いつの間にかそんな時間なのね！

またね、マリー！

わたしが、実は魔力持ってましたー！っていうのを知ったのは本当につい最近だよ？

それこそ、一年くらいしか経ってないんじゃないかなぁ？

えっと、わたしっておとーさんの生まれた国とおかーさんの生まれた国が違うの。
わたしの世界の言葉だと、いわゆる「国際結婚」ってやつで、わたしは「ハーフ」ってことになるね。

で、おかーさんのルーツの国っていうのが、
魔法が衰退した世界の割に、まだ細々と魔法を伝承している人がいる国だったりしたの。
生まれた国じゃなくてルーツの国っていうのは……なんだか、おかーさんの親の世代で、本国への亡命とかいろいろあったらしくて、
そこら辺複雑らしくて、わたしもちゃんと聞いたわけじゃないんだけど……うーん、難しいからそこは省くね。

その国には、時代の流れに逆らえなくなって、とある魔法使いの一族の血が絶えようとしていたの。
年老いた御婆様が、文字通り最後の伝承者でね。……それが、わたしのおかーさんの生まれた家。
年老いた御婆様っていうのが、わたしのひいおばーちゃんにして、元の世界に居た時のお師匠様。

その魔法は、その性質上、女の子しか継承できないって決まりがあったらしいんだけど、
お師匠様の娘——つまりわたしのおばーちゃんの代には蜂起とか本国亡命とかいろいろあって有耶無耶に。
お師匠様の孫娘——つまりわたしのおかーさんの代では……。
……ほら、おかーさんはまだ若くして、わたしのおとーさんの国に嫁いじゃった。
だから、お師匠様が誰にも伝承しなかったら、その時点でわたしの家の魔法は絶えることになる。

……さぁこれは困ったことになった。
ということで、大叔父様とか親戚の長老クラスがお師匠様のところに集まっていろいろ話した結果、
『家系図を辿っていくと、一番下には女の子がいるそうじゃないか！』
『魔法使いの血だけは絶やしてはならぬ。こうなったら東洋人だろうと構わん、呼び寄せろ！』って。

今思えば、おかーさんとかは、そういう家系が〜とか血筋が〜とかが嫌で出て行ったっていうのもあるのかも。

あ、馴れ初めは、単純におとーさんの一目惚れだったらしいけどね♪

(こほん)そんな感じで、血が繋がってるから魔法の素質はあるはずだって言う長老様連中と、
そんなところに年頃の娘を行かせるわけにいかないっていうおかーさんとかがモメにモメて、
最終的には、わたし自身が『魔法とか興味あるし、ちょっとだけなら……』って感じで、今に至るのでした。

両親はもちろん大反対だったけど、最後は『メグがそう言うなら……』ってことで、ね。
わたしはまぁ、結果的に、魔法がすぐそばにある今の生活を楽しんでるからいいけどね。

お師匠様の元での修行期間っていうのはつらかったけどね。
あ、修行そのものが辛いっていうより、やってもやっても全然うまく行かない自分自身が嫌だったみたいな。

そこで、従者としてすぐに契約したのがこのアルってわけ！

……。

あ、主従関係がたまーに逆転してたりするので、教育係っていうのに間違いはないですよ？

ほら、アマリアちゃんも見ての通り、いかにも気難しいっていうか、インテリ風っていうか……。
見た目だけじゃなくて、実際のところ、悔しいけどわたしなんかより全然頭いいの。
それは、わたしが単純に学校の成績悪かったとか、そういうことを超越して、本当に頭いいの。

分かりやすく説明すると、野生ウサギの世界の中で研究者の真似事やってました。
メグに見つかって、人間界に来ることになったけど、何かとそういうことが役立ってる感じです。

ウサギと言えば、アマリアちゃんの傍にも居なかったっけ……？

さあ、蹴散らすわよ。

アリスの出番だね！

油断するなよ。

うんっ。わかってるって。

働かざるもの、喰うッ！！

働かざるもの、喰うッ！！

本気を出すまでも無いわね。

やったね！

これで先に進めるね！

さて、進みましょう。

ゴーゴー！

さ、進もうっ！

いい物拾ったわね。

やったね！

ん？ …おお、よしよし。

………。

一線級の物には付加を施せんが、エンチャントを一組一枠までだが格安で受け付ける
賞金首や前科を持った奴等からは受け付けんぞ、そして日ノ曜の夜が刻限だ
俺が先に組んでいる方を優先させるので依頼を受けられない時もある

・・・・・以上だ、必要があったら気軽に伝言を飛ばしてくれ

トリック・オア・ボニート！

トリートだろ。ボニートってなんだ。

カツオだよ？

……。…………！？

トリック・オア・ボニート！！

立派な廊下だよねー。

場所が変われば住人も変わるものです。
目的のエンブリオも見付かると良いですね。