18日目

昔の組織に、戻ることにした。条件付きで。
彼らの言うことが事実である、その確認ができることが戻る前提条件。
それまでは、現状を維持させてもらう。

まだ戻ってもいないのに、時空制御装置は送りつけられている。
「将来のメンバーが勝手に消えられては困る」とか何とか言われて、押し付けられた。
元上司は…今後は同僚ということになるかもしれないのだけれど、私が戻ることを確信しているようだった。

多分、私も戻るだろうって思ってる。
道徳とか、倫理とか。そういうものを学んだ今なのに、それでもなお戻ることに抵抗をあまり覚えていない私だから。
実際のところ、条件をつけたのは身辺整理の時間を稼ぎたいだけだったのかもしれない。
彼らの主張が嘘でも、通り一遍の非難をするだけで何も変わらないって、そんな未来が予想できる。

…前の世界のみんな。リーダー。
私は、やっぱり壊れた人形だったのかもしれません。

ごめんなさい。
さようなら。

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ItemNo3 思い出の集合写真 を燃やしました。

　少女といってもいい体躯なれば、色恋を理解しきれぬのかも知れぬが……。
　と、内心に微笑ましさを覚えながら問い。

　気になるなら一着貸してもよいがと、誘いをかけ。