……ん、わかった。
あたしも変なことを聞いてごめんなさいね、マオ。

お嬢様の料理はお母様から教わったんだとか！
お母様は料理人なんですか？って聞いたら違うそうですけど。

お母様は料理の本を読むのが好きで、それで上手になったって聞いたわ。
私も影響されて、よく料理の本は読むの。
きっとそのおかげね。

……！　ブラウニー派遣会社！
それ頂きですよ！　私、この戦争が終わったら会社立ち上げるんだ……！

ほんとに普通のご飯ですか。

マオがこっそり隠れて食べてるようなことはないし……。
今はあたしのご飯や市販の保存食のはずよ？

むむむむ。
……いえしかし！　そうですね！　自信をもちましょう！
最近は調子がいいのですよ！

どこから見てもお嬢様！
男はほっとかないでしょうけど並の男じゃ吊り合わないわ！
このアタシのメガネに叶う男じゃないとね！

……まだあたしはよくわからないわ、そういうの……。

いじめっこ蹴るべし、慈悲はない。
怒ると恐いってのは何と無くわかるなー、足がでなくても怒った目で見られたら、すくんでしまいそう

それはいいことだね。怒らなくて済むなら、とっても。
もしかしたら、マオさんに怒って欲しいって人がいるかもしれないけど

……きっと伝わるよ、その思いがあれば。私が保証するっていっても、特に裏付けがあるわけじゃないけど

……マオさんがサイテーっていうぐらいなんだから、きっと本当にひどいんだろうね……

名前のことはわからないけど、機械についてはからっきしだし。
でもイメージはだいたいつかめたよ。

別世界に閉じ込められていた！？ なんかさらりと重い発言が出て来たけど、仲がよくなるのもわかる気がする

……わーお。そりゃあれだね過激というか、危ないってのが似合う子だ。
玉にきずとか、些細な問題、でかたずけにくいね。
切らなくなった、ってことは昔は切ってたってだろうし、仲が良くなったのが不思議だね

うーむー、そういってもらえると嬉しい、ちょっと恥ずかしいけど……でも安心した！

うん、そういうことになっても、普通に遊びにいかせてもらうね。
お互いどうなるかわからないから、今のうちに約束、みたいな。

偉い人になったら周りに人が増えたりするのかもね。責任も……うーんやっぱり偉くなんてなりたくないな

いろいろできる人も、器用貧乏ってなっちゃうこともある。
多分考え方次第なんじゃないかな、突き詰めるのも間違った道なんて、誰にも言わせないよ

……そういうこと言ってもらえちゃったら、頼っちゃうよ？
私はこう見えて後ろ向きだからさ、なんかとっても眩しいよ

ふふふ、そういうところもいい感じ。
と、私は別にからかって行ってるわけじゃないよ、素直な気持ち。
でも、どういたしまして

ふ、大丈夫、マオさんの優しさは伝わってるから。ありがとう。ただね少しだけ今日の風はしょっぱい……

あー、平気。加減してくれてたみたいだし、痛かったけど

フィーナが反抗しなかったのもあるんだけど、基本的に力をそんなに必要としないから、滑らかに見えるのかもね。

そう思っていた時期が、私にもありました。
魔法も使うんだけどね、癒しの魔法を幾つか。

というかその認識で間違ってないと思うんだよね。彼女が鍛えているだけなんだと。
石の壁をこう……ちぎったりするし。

歳の差を考えればおかしくないかもだけど、やっぱりマオさんはおばあちゃんってよりはお姉さんって感じたなぁ

こっち来てから、歳がよめないのには慣れて来たから見た目で決めちゃうけど

いや、案外高望みってこともないんじゃない？　若い人はちょっとの間会わないだけで、すごく成長するともいうし。
うん、そうしたらいろんなことが上手くいきそう、いや、うまくいく！

からかってなどおらぬ、ワシは何時でも何処でもマジメ一本槍じゃて。

ワシは空気の読めるエンシェントハイエルフじゃ。
この話はこの辺にしておこうぞや、ひひひ。

人ごみが苦手なのはまぁ、田舎出身なら……
まぁ、成長しておるのなら、きっと……
ともすれば、その辺を歩いていたりするんもんなんじゃけどなあ。

きっと、マオ殿の想像しておるのとは違う形の作成になるんじゃが……
まぁ、機会があれば見せて進ぜよう。
さすがに、こんな往来では実践できんでなあ。

ふむ、サブカルチャーでは知っておるのじゃな。
なればまぁ……
あ、ワシはどっちでもイケる系の万能エルフじゃ。

反面教師、ねぇ。そんな卑下することもねーんじゃねえか？おっちょこちょいってわけでもなさそうだし、そんな困ったことあるのかねぇ

あっはっは、ま、そういう教育はさすがに自分ひとりじゃなんともなんねーだろうなぁ。俺だって自分で教えられることなんて限られてるだろうし、それこそ信頼できる教師役でもいりゃいいんだろうけど

そう、か……。心配すんなって。例えばいつか俺が死んだとしても、マオには他にもたくさん友達や仲間が出来てるさ。そりゃ、思い出なんていいものばかりじゃない。でも、少なくともいい思い出の方が多くなるようにはできるはずさ

今からそんな心構えじゃ、それこそ辛い思い出ばっかり抱え込んじまうぞ？

なんて、俺なんかじゃいい例えにはなんねーか

あはは、すっげえいい喩えだな、十徳ナイフのすごいやつっての。刃物をつけた理由はまさにそれに近いしな

——って、あっ！その命令は——っ！

ん？そ、そうか……？そりゃ俺ももう23だしなぁ。全員じゃないにしても、この年頃の人間なら恋のひとつやふたつはしてるのが普通だと思うぜ

ま、恋なんてしようと思ってするもんじゃないさ。慌てず日々の出会いを大切にしてりゃ、いつかきっといい相手に巡り会えるさ

それこそ、マオだって綺麗なのは髪だけじゃないし、明るくって話してて楽しいしな。俺だって元の世界で会ってたら……なんて思わないでもなかったりするぜ

まぁ、男の子でしたらある程度の好き嫌いはあれど、男の子なんだなーって妙に納得することがあるとは思いますが…ドリルは、浪漫です。あ、私…♀ですが。

あ、そうでしたか…それは、悪いことを聞いてしまいました。ごめんなさい。確かに、自分の体が自由じゃなくなるのは嫌な感じではありますしね。

なるほどー、その辺りは精霊でも妖精でも似たようなものですねー。気分によっては力を貸すし、面倒なことはやりたがらないし、得意分野だと張り切るしですね。あぁ、何だか自分のことを言われてる気がします。後は、貢物とかすると貸してくれる力も強くなりますしねー。

妖精ノブラウニーさんが作ったんですかー。いえ、基本甘いものとかお菓子系は大好きですよ。妖精って。

はい、マオ。これを持っててね。……まだ食べちゃダメよ？

いっただっきまーす！

……あの司祭、まさかこの化け物の……。

ありゃやばいですよ絶対やばいですよ！
ノーライフキングじゃないですか！
アンデッドの親玉ですよ！あいつが全部生むんです！

かと言って向こうも逃げるなら逃げていいぞって雰囲気でもなさそうだ。

あんた！　アイツについて知ってること全部言いなさい！
特に倒し方！

無茶言わないでくださいよ知りませんよアンデッドなんて怖くて近づきませんよ！
流石に粉々にしてやったら活動停止するんじゃないですか！？

……ではそうしましょう。

まじですかーっ！！！

落ち着けよ。
本当の意味で不死の存在というわけじゃない。
普通の生き物より１００倍ぐらいしぶといだけだ。

そう。
今からするのは至極簡単……。
行くわよ。

よーし、やってやろうじゃん！

精神をリンクしたわ。いつでもいけるわよ。

よし、始めようか。

打ち倒す事が必要ならば、お相手致します

・・・ァ・・・・・タ・・・ミス・・・・・ウィォ・・・・・・