……御舟、それは一体…？

？ ……嗚呼、これか？ 次に向かう森に居ると言うパピヨンを釣れないかと思ってな…。
犬のパピヨンか、蝶と言う意味でのパピヨンか……何方か分からなかったから、それらしき物を用意した。

………これは、果たして大丈夫なのだろうか…。

でしょ？　人間は自分の基準で物事を捉えすぎ
それを私らみたいなのにまで押し付けるから鬱陶しがられるのさ
これでも往来で問題ない程度ではあるだろう？

散々好き勝手しておいて退治されないってのは不公平だよ
多少は痛い目みないと、やっぱ誰だろうとダメになるものなのかな

私らだってああも酷くはないよ。多分。……多分ね

こりゃほんとにその通りだね

おーい、いい加減戻ってきなよ。もう春なんだ。冬のサービス期間はもう終わり

あはは、戦争なんて仕掛けてもしょうがないよ
まだ自国のことで精一杯、って感じだし

何より、その技術の基礎も私が外の世界から持ち込んで、絶賛研究中の実験物だもん
こっちの世界の技術レベルは、私の研究所を除くとメルンテーゼより四半世紀ほど進んでるくらいだよ

うーん……なんだか効率悪そう
それじゃぁ転送に成功しても、貧血で倒れかねないんじゃ

外部から魔力を補助したりとか……そういう方法じゃだめなの？
血液を使うのはかなりリスクが高いと思うんだけど

美少女……いやいや、美少女ではないと思うけど
確かに謎といえば謎かもね

蜻蛉……蜻蛉か…。 正直、あそこまで避ける物だとは思っていなかったな…。
一応、俺はザントマンと契約しているから睡眠技は使えなくも無いが……先に叩き落としておけば良かったな…。

…まぁ、速攻を仕掛けられるのは楽で良いのだが……しかし、早く片付き過ぎると今度はギフトが稼げなくなったりするのが個人的に痛い。
…が、何れにせよ高火力で安定した技は確かに欲しいか。 長くなく短すぎずの戦闘時間を出すにも、
ギフト稼ぎしたい技を適当に出し、最後に高火力でフィニッシュ…が理想形だろうが……この先そんな戦法が通用するか怪しいか？

……嗚呼、そう言う事か(と、大人しく足される文字を見て)
所謂片手半剣(ハンド・アンド・ハーフソード)と呼ばれる物だな？ 俺の師も、本来の得物はそれだった筈だが…。

………ふむ、そうだな。 では……(と、話を聞きつつも構想図に情報を足し引きし)
(何やら真剣そうな表情で手を止め)…これでどうだ？ これなら、柄頭と刀身の重さの比が釣り合う筈だ。
完全なバスタードソードと言った見た目では無いが、扱いを見ればその括りで構わない物となる筈だ。 ……尤も、この時点で大鉈では無くなったが。

武士である己を最期まで誇りとし、己の信ずる者の為に命を賭して刀を振るう……俺もそう在りたい物だ。
……尤も、この話も俺が居た世界の話では無く、今俺が居る師の世界での話なのだが。 ある種の指針だな。

…？ ラーフィー、その話を聞くに、お前はかなり激しい戦を抜けて来たのだと取れるのだが……そうだったのか？
何と言うか、そう言う意味では少し無粋な話をした気もしないまでも無いのだが…。

……先天的な物、か。 確かに俺は精霊や妖怪と言った類の者との親和性も高かったようだが、そう言う物なのか…。
普段は魔法を使うと、右目の義眼が淡く光って鬱陶しいので極力使わぬようにしていたが……そうか…。

………何だか異様にがっかりしている所悪いが、俺は武士と言える程の者では無いぞ…？

昼寝が趣味の人は寝具メーカーで寝心地の良い布団や枕の研究に励んでるキャ〜。
横になって3秒で熟睡出来る布団ＳＥＴ、希望小売価格2両。大ＨＩＴ中ウキャ！

開発者の五郎・ナマケモノさんは一生暮らせるだけの特許料で1日22時間の熟眠を楽しんでるタヌ〜。

化石ラジオ……鉱石ラジオのような物だろうか…。

ラーフィー、これをお前に。
音響関連の物かは分からぬが、何かに使えない物だろうか…。

それじゃ、やろう。言っておくけど、負けるとしてもただじゃ負けてあげないからね？

降り掛かる火の粉は払うのみ。 …鳴瀬御舟、いざ参る。

お出ましになったな。
相手をしてやるぜ( ´ー｀)y-~~

それじゃあ、始めよっか

チュードクー。

チュードクー。

チュードクー。