「・・・フラグを、回収したかった訳じゃないんですよ」


実は前回の日記が下書き段階で投稿されたというメタ発言をしつつ、恐ろしいオーラを垂れ流すシオンを眺める。
ちなみに書きそびれた日記にはオーバーオールへのうらみつらみが若干書かれてました。
だからフラグがどうのこうのとシオンは言ってるのよね、うん。


「・・・ここであったのも何かの縁ですし・・・ねえ？」
「シオンが怖い、私の説教の時より怖い！」
「・・・ふふふ・・・それはもう、嫌な思い出しかないのですから・・・当然でしょう？」


がん、といい音を立てて杖を地面に突き立てる。
ただでさえ術者にしては力が有り余ってるシオンがそんな勢いよく
杖で突き立てたら折れてしまう・・・！
古ぼけてる、というより今にも折れそうな杖からは若干嫌な音がしたのは気のせいだと思いたい。


「・・・意地でも潰す」
「シオン・・・！なんかキャラ違うよ・・・！！」