アイサ・ビント・マーシャルの書付

アムルイ・パセニシパについて
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一揆開始以来、彼女と行動を共にしている。
非常に面白い少女だ。そして、その潜在能力は高い。

彼女は問いかける事をよくする。
疑問を恥と思わず、何でもよく質問し、答えを得ようとする。
問いかける事をやめず、あらゆるものの因果を読み解こうとする。
生まれる場所が違えば、学者にでもなったかもしれない。


面白いというのは、彼女がパラダイス王を頭から否定しなかった事である。
グレンダ・エイル・カートライトのように魔王と断定するでもない。
竜王やリアスのように、最初から眼中になかったり意識しないのでもない。
彼女はパラダイス王について考え、そして答えを出さなかった。王に会うまで、考え続けるのだろう。

王という秩序の守護者が秩序を破壊し、世界は混沌とした。
では、王を倒せば秩序は回復するのか？
答えは否。王を倒したところで、何も変わらない。
一度均衡が崩れ、偏ったネクターを再び誰もが納得するように配分しなければ、この混乱は終わらない。

分からない。分からないからこそ、期待する。
彼女が求め続けるものの果てを。
その迷いが導き出す、想像もできない答えを

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リストNo.2 アムルイ・パセニシパ

そう聞かれたグレンダは、少し顔を曇らせてこう語った。

そこまで話し、少し表情を変えて続ける。

そこまで話した後にはっと気付く。