リカーは目の前の「たくあん→トントン←たくあん↑あぶない」と称する物体を見つめていた。

「たくあん」

・「だいこん」と呼ばれる白色の根菜を干して乾燥させた上で保存液に漬け、熟成させた保存食。

・いわゆる漬物と呼ばれるものの一種。

そう、それは知っている。

それは知っているから問題ない…だが。

「たくあん→トントン←たくあん↑あぶない」

これは一体なんの暗号だろう？

分かることは5PSで買えるあの「たくあん」ではないということ。

当然だ、毒成分も異なっている。

「紅印3」 「機敏3」 「光撃3」

このような激烈な効果を得る為には如何なる苦痛を伴うのか。

最後の「あぶない」が物語っているようではないか。

迂闊に口に入れることは死を意味する。

それはもはや考えるまでもなかった。

が、しかし。

この呪われたアイテムは誰かに押し付けることも出来ない制限がかけられていた。

まったく、パーティメンバーに毒を盛り続けたツケが回ったということか。

そんなことを思いながら、とりあえずリカーは

その物体の端っこを刻み自分の分を既に掬い取った粥の鍋に放り込むのだった。

＞メビウス

＞カグヤ

＞リカー

>レーン

>カグヤ

>リカー

＞レーン

＞めびうす

＞リカ—

＞レーン

＞メビウス

＞カグヤ

▽　カグヤは　アルミ缶に　口をふさがれた！