…やっぱいっとう好きなのは…

きらきら飛び散る血がいいかな。
………俺に見せてくれよ…

嗚呼、ほら。
火流舞も見たくて堪んねぇんだってさ

どーも、よろしくスよー。
ちゃんとドラゴンいるんスね、この山。

竜殺しの剣……なーんて持ってねースけど、まー何とかなるスよねー。

そうか……やはり悲劇的な……。
あ、なるほどねー。人の感覚で考えちゃうと厳しいけど、ゾンビ的時間感覚からすれば別に大したことないってこともあるのか！

それならやっぱり難しいって言っていいんじゃないかなぁ。普通の人?　が出来ないようなことが出来るみたいな。
あ、でもどっかにいけないともいえるのかもしれないか

いい墓場を紹介することは出来ても、それを選べるのは残った人だろうからねぇ。残念ながら遺族はいないから、誰かそういうのをお願いできる人探すしかないかも

あぁそっからか！　農業をかじった身とすれば、飢饉を起こす悪霊とか怖く……ないけど、憎らしくてしょうがないね

お菓子とはいえ巨人か、かなり重いんだろうし、確かに物理的な被害は大きくなりそうだね。
呪いとかは物理的なものより精神的なのを重視しているような気がするんだけど、〜日後とかもその間の恐怖心をあおるというか、ね。

それはその幽霊さんの経験則だろうから、なんともいえないね。振られて自殺……それなのにそういう話も出来るんだ
なれたら、はいはい。って感じに流すようになると思うよ。あと先にそういうことを言ったら、目的のために言ってるってわかるんだから、慣れるとかなくなっちゃうんじゃない？

つまり一つの場所から、真実を元にしていない怪談と、真実を元にした怪談が出来上がるわけだ。いや、真実が怪談にならなかったら、できないだろうけど
いくら本当っぽくても、半分ぐらいは嘘っぱちだ

そのときにはもう相手は涙目……と。いっそそこからさすらいの厠案内人さ！　とかごまかせばいいんじゃない、体半分で出会ったりした場合はもうおしまいだろうけど

あーうん。こっちではそれが普通らしいんだけどね、それにのっとれば新鮮でいいんじゃない？

個人的に好きか嫌いかを話すとすれば、あれらはもう動物と同じ扱いになります

……さっきのさー勘違いしそうな場所（肝試し）で真実（幽霊が仲間を連れてきて場所が変質しちゃった）に出合ったと確信したんじゃないかなー

どんなときでも勢いは大事だな。勢いだけで何とかなることなんて、そんなに無いだろうと思っていたけど

そうだね、置いといて

……どーなんだろ？　っていってもわかんないよね。うーん

あー。違うな、別にどんな目で見られようと、その原因を自覚できれば問題ないはずなんだ。
あの時は、私は間違ったことしていないって必死だったから。子供っぽいけどさ

物理法則もあるだろうけど、こと戦いとなると限界超えちゃう生き物なのかもしれないね、人間ってのは

ん、知っている程度だし、特に縁もないと思う。まー師匠の師匠ってかなり遠い縁だよね

そそ、整理ありがと。
そんでもってこの四人で話を閉じることも出来る。でちょっと補足のような寄り道

魔法と感情を封じられた人々、だけれどその中で感情は守った人々には新しい魔法とも言うべきものが備わっていた。
一人につき一つ、支配者達が使う物理的な魔法に対して、主に精神的な効果を表す魔法

前述の写本士は絶対に忘れない記憶を、出合った女性は話された声から心を読み取る耳を、私の師匠であるクリスは敵の害意を見る目を、そしてユリウスは人を操る声をそれぞれ持っていた

だけれど出合って分かれて、決定的なある事件が起こるまでユリウスはその能力に気づけなかった

…………。

……まだ、一応、声はでるぞ
なあ、俺の声きこえてる？

……遠慮は要りません。全力で来ることですね。

黒、白、銀……金色はいねーんスか？

侵す者に粛清を。穢す者に制裁を。

陽光さえ貫けぬ暗雲をも切り裂く静寂なる荘厳の天使。
その光輝にて我が隷約を今こそ解き放て！
——力を貸して！　我が半神の僚属にて親友よ！
【第七階神：エラヴィタール！】

我が魂は此処に在り。貴女と共に翔けん。
第七神にて第ニ神の従神：光命生輝のエラヴィタール。
貴女の召喚にて参上しました。