■エクソシストの断片記録XVI

・聖遺物の子の戦闘は防御をする際には注意が必要だ。
　どんなの力があっても子供であり傷つきやすいものだ。
　大人やましてや比較的戦える自分達を基準にしてはいけない。
　今後はしっかりと気を引き締めよう。
　あくまであの子は自分たちとは違う物なのだから。

・とはいえだからと言って教会の一部の上が言う扱いはする気にはなれない。
　人かと言われれば違うがだからと言って物扱いにはする気にはなれない。
　人の真似事をしているだけならばこの感情は滑稽だろう。
　だが、自分はあの子は真似事やコピーをしているだけとは思えない。
　自画があり感情あるひとつの個体。
　ならば人と同じように接するのが好ましいく自分に渡された一つの理由だろう。
　
・力の方に関しては神聖術がさらに強化された。
　また絡み手なのだが利用範囲はさらに強い物となるだろう。
　しかも効果範囲もさらに大きい。
　…ただ、少しばかりそれ相応の自分にかかる精神負荷があるのだが。
　軽減の術を考えながら有効に使おう。

・後、装備を少し慎重。
　今回は真面目にと連れに言われた通り聖職者としては普通の物を頂いた。
　精神回復は落ちるが回復兼魔法攻撃に強くなったのは別の意味で強みだろう。
　そして自分の付加能力は意外と他の方にも適当に需要はあることが判明。
　最高級は無理だが必要としてる人がいるならば仕事をしても悪くはない。

・一揆の方はバジリスクと雪の精霊と熊と戦闘。
　とりあえずあの子には悪い事をした。
　だがその相手を全力で真っ先に落としたら意外と楽であった。
　おそらく連れの硬さもさる事ながらあまり強い技を出させなかった性だろう。
　警戒してたクマの攻撃は思ったよりも柔かった。
　バジリスクはやはり硬かったが前回同様貯めた神聖術で１度で打ち抜けた。
　…過剰攻撃だと彼女に言われたが気の性にしておこう。

・次はドライアドが二体彼女が発見したらしい。
　樹木や大地の力は地盤を固くするには欲しい所である。
　欲しい力は敵にすると厄介だが今回も確実に勝ちに行きたい。

・そういえば新たにあの子に契約されたグリスリーはどう見ても白熊である。
　…まぁあの子が泣いている所をあやしてくれた上、世話好きで良い性格の持ち主。
　あの子も懐いてしまったようだし大いに歓迎しよう。