■エクソシストの断片記録XⅣ

・聖遺物の子は戦闘に出たいと言い出した。
　エンブリオという契約方法をとった以上戦闘に立ち会えるのはわかってはいた。
　が、いざ自分がそういうことになった際に驚かないのは別問題だ。
　しかも交戦的に見えない子だったのでかなり驚いた。
　せっかく子が自主的に言い出した事。
　今回は余裕がありそうなので試験も兼ねて戦闘に参加してもらおうと思う。
　その際の負担は相方に少々、後フェアリーに期待。
　上手く行けば自分がいつもより多く回復より攻撃に回れるチャンスも出来そうだ。

・後、ここの付加という技術を少し育てる方向にする。
　始めの頃に鍛えてはいたが相方に資金を回す関係上放置していた。
　今から鍛えても程度は知れてるが無いよりは便利だろう。
　
・そういえば精神力の回復の術を手にした。
　これも絡み手と同じフェアリーの助言だが上手くいくだろうか？
　これがうまく回れば攻撃手段の繋ぎにも回復手段の繋ぎにも非常に便利だ。

・後、なぜかフェアリーがそわそわしている。
　何かいい事でもあるのかあったのだろうか？

・一揆の方はレッサードラゴンとサキュバス２体と戦闘。
　サキュバスの精神ダメージと混乱は驚異だった。
　だが先に数の多さを1体のサキュバスを倒したことにより流れはこちらのものに。
　ドラゴンの恐れていたブレスはフェアリーの絡み手のお陰で防げた。
　…ただ回復を忘れ相方を倒れさせたのは反省点。
　…今回はなぜか負けたビジョンが記憶にあるが前回同様気のせいだろう。

・次の行き場所はいつぞや行った森へ。
　こういう空気は個人的に好きだ。
　…戦闘やら面倒なものがなければの話だが。

・次は何やら動くりんごとバジリスクが先を行くのを邪魔しているらしい。
　バジリスクはわかるが動くりんごとははなんだ。
　彼女が変に嬉しそうだから余計に怖い…というよりかは心配である。