8月いっぱいは、諸事情にてこちらをお休みさせて頂きます。
気が向いてかつ気力があれば、何か書くかもしれません。
少し本の世界にこもってきます。

本にこもるといえば……一説によれば、活字や漫画はあまり人間の神経に良くないと言われているようですね。いえ、明言されているわけではないのですが……。知人に聞いた話です。
想像力豊かな人物が、活字中毒であったり漫画を好んでいたりすると、すぐとそれを夢に視てしまうのだそうです。

……。僕も、そういった性質をもっています。
死を経験した事は無論ありませんが、「夢の中の死」というのはありますよね。僕の場合、「これは死ぬ！」と分かっていながらもどうしようもなく抗えず殺されて、世界がブラックアウトしてしまうのです。
怪奇小説や推理小説、またはそうした映像を見た後だと、顕著に出ます。

こうした性質の者は、悪夢に捕らわれ易く、一般的に「妄想癖のある人物」とされるようですよ。睡眠も休息にならず苦痛になってしまう、と。

ならば本を捨てよ！という事になりますが、捨てられません無理です。

逆に言えば、それだけ本に没入できるのかもしれませんね。
学術書ですら夢に視るので、愈愈何か危ない気もしますが、不思議な事に学術書の夢は幸せなんですよね……。

「枕の下に好きな人の写真を敷いて眠ると、その人の夢が視られる」と言いますが……寝る直前まで好きな人物の事を思い浮かべている方が効果的かもしれませんね。
もっとも、上記のまじないは、自分自身に行っている暗示ですから、思い込みの強い人間であれば、好きな人物が夢に出る確率は高くなる……のかもしれません。
僕は実行した事が無いので、なんとも言えませんけれど。

とりとめのない話が続きますが……。
本を捨てよ、で思い出しました。寺山修司の『家出のすすめ』。
「書物を捨てて町に出よう」というキャッチコピーの随筆、ですかねあれは。
寺山修司はアウトロー感のあるものを書く作家です。内容は……過激ですね、色んな意味で。
最近借りたばかりで、いくつかエピソードを読んだ上での感想ですみません。興味のある方は御手に取ってみては如何でしょう？

……最近、本を買う余裕が無くて、以前読んだ本を読み返したりしています。
電子書籍であれば、時に無料で古い作品などが読めるのですが、紙媒体でないと読む気が起こらないですねこれは。

やはり、目の前にたくさん未読本があって、それを一つ一つ読んでいくのが楽しいのだなあ。
電子書籍には、一冊の重みがない……と、思います。目の前にずらりと背表紙があるのが楽しいんじゃないか！とも。

続刊の多い漫画を集めるのには役立ちそうですね。
とはいえ、漫画蒐集屋さんは、また違った意見を持つかもしれません。
学術書含む活字も漫画も、全部御隣さんですから。まるで隣組ですね。