何故、私はこの世界に生まれたのだろうか。
この世界にとって私はあまりに異質。
決して赦されない存在だ。

今はまだ目立った行動をしていないから
人々は私を察知していないだろう。
しかし、一度行動に移せばすぐに私は潰される。
私とて所詮は一介の魔法使い。
圧倒的な数に立ち向かうことはできない。

だが、一度行動に移せれば、後はどうなってもいいのだ。
私は終わるが、同時に、全てが終わる。


----------------------------------day 14----------------------------------


みんな、私のことを心配してくれた。

最初に出会った時は、ただの変人連中だと思っていた。

……いや、今も思っているけど。

でも、彼らは彼らなりに歪んだ信念を持っている。

そして、同時に暖かさも持っていたのかもしれない。



私は彼らを利用することしか考えていなかったが、

もしかしたら彼らも私を利用することしか考えていないのかもしれないが、

それでも、そんな関係もアリなのかなと、そう思──


イfイ(アzア鋙・トアaケ・アイqアzイ鯵ヌエリキ導ウアレアオアa



一瞬、頭痛がした気がした。

現在の私はまだまだ弱いことをこの間の戦闘で再確認した。
多量のネクターを集め、より邪神様と適合度の高いエンブリオを収集し、より強い装備を作らせ、
絶対的強者とならなくてはならない。


全てを混沌で満たすため、私の目的はそれだけなのだから。