一揆という活動が始まってから今日で６日目。いよいよPK解禁となる……！

「他人から物を奪うって素敵！　わしも他人のものを奪ってウハウハな生活したい！」

とか思ってたけど気がつけば未だにボッチ。襲うどころではないよ……！襲われたらひとたまりもないよ……！

数の暴力ってのはとっても厄介だ。1vs4になったら99.9999%勝ち目がない。1vs2でも80%以上勝ち目がないだろう。それぐらい人数差のアドバンテージは大きい。
ボッチ一人で行動するわしにとって、PK問題は早めに対処しなければならない最重要課題だ。

じゃあどうするかっていうと、PKに襲われないようにするしか無いと思う。PKに襲われないようにするには、PKと友好関係を築いてしまえばいい。

そこでわしは最近聞くようになった噂を思い出した。
何でも「身ぐるみ剥がされたくなかったら団員になれ！」と乱暴な勧誘を掛けている自称盗賊団首領の少女がいるらしい。

わしは身ぐるみ剥がされたくないし、盗賊団員になることも抵抗がない。彼女の部下になるのは願ったり叶ったりな条件だ。
彼女の名前はシェヘラザードというらしい。愛称はシエラちゃん。
わしは彼女にコンタクトを取ることにした。


というのが昨日の話。今日は実際にあってみた。

彼女は面白い。少人数で行動しながら盗賊行為、つまりPKに関わって生きていくようだ。
ぱっと見た限り戦闘経験も豊富なように見えた。少人数が不利であることも承知の上だろう。
わしと同じ問題を抱えながら、まったく別の答えをだした彼女に興味を抱いていた。

彼女の部下になるにあたって提示した条件は以下の2つ。
１、わしの金・アイテムは渡さないこと
２、それ以外の支援は何でもやること

つまり、狩られたくないから力を貸すという関係だ。

我ながら打算的な条件だと思うが、彼女はこの条件でOKを出した。正直突っぱねられると思っていたのだけども。
おそらくだが、彼女も少人数で行動する故、早めに協力者は増やしておきたかったのだろう。
直情型に見えて冷静に現状を分析する力もあるようだ。イイネ、彼女の下なら思ったより楽しくやれそうだ。

こうしてわしはアラビアンナイツに所属することになった。
しかし、自称社長に、自称アラビアンナイツか……わし自称してばっかだなぁ……
っていうか社長なのに部下ってなんなんだろなぁ……まぁ自称だしいっか……

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イベント【SummerVacation!!】

▼　No.5 タンポポ荘　▼

私利私欲のために屋台でかき氷屋をやってます。

出店の本番は夜から！
ということで昼はマッタリ営業しつつも、会場設備や材料準備に追われています。

当店のコンセプトは
『どんな材料でもKIAIでシロップにしちゃうかき氷屋』


昼の段階でのメニューは、
・イチゴ味（中身：デスソース）
・ブルーハワイ味（中身：青色一号）
・メロン味（中身：美味しくない草）
・レインボー味（中身：蛍光塗料）

となっております。
刺激的なかき氷を求める方は是非当店へ。


▼　No.163 第三帝国「おっぱい」　▼

屋台の合間をぬって、海へおっぱいをガン見しに行っています。

おっぱい！　おっぱい！　おっぱい！

社長の手についた小さな傷を確認すると、呆れたようにそんなことを言う。
絆創膏はどこにあっただろうか、そんなことを考えていると…

やがて、彼女もその露骨すぎるまなざしと言葉の意味するところに気がついたようだ。

想定外の反応に戸惑いの色を隠せないトシ。
拒否される事はある程度想定には入っていたため、そこは気にしないつもりでいたが
こうも強く断られるとは予想だにしていなかった。

動揺のせいか、抑えようと思っていた未練がこぼれ出てしまう。

屈託のない笑顔で、貴方を見ています。