前回分、補足とか。
『セラフィックブルー』はフリゲならでは、って感じのRPGの一つだね。
プレイヤーに訴えかけるような強烈な厭世観と、陰惨なグロ・暴力のオンパレード。
作者は相当ドライな目で世の中を見てると思われる……んだけど、不思議なことにそんな中に中二病にしか見えないような言い回しとか漢字の多用があるんだよね。謎だ。
この作品のヒロインを想定してakinator先生と話してみたら、「猫を飼っていますか？」とか「ハンマーを使いますか？」とかドヤ顔で質問してきたのには正直笑った。
物語の黒幕絡みの伏線は序盤から散りばめられていて、それが収束する様は見事の一言。
独自システムでシビアめの戦闘バランスはいいんだけど、ボス戦前の会話が長い上に飛ばせないのは難点。
寄り道イベントが殆ど存在しないのにプレイ100時間を超えるようなトンデモボリュームの作品だけに気軽にやり直す気は起きないから、各イベントのセーブを取って思い出したように覗いたりしてるなぁ。
人にすぐにはお勧めできないけど、知ってる人とはキワどいネタを振ってニヤリとできるような、そんな作品。

次、『夜明けの口笛吹き』はRPGとしては、システムや戦闘には特筆するような点はなし。
ウリは何といっても階層ごとに脈絡なく変わる世界観。あれが妙に心に残ったり、プレイヤー自身の記憶の断片を呼び起こしたりする。
ゲーム開始直後の黒い服の男の語りが大好きでね……その後の最初の街のディストピアっぷりも。
旅していくそれぞれの世界はストーリー上で大きな意味は持たないんだけど、それぞれが作者の内面の反映とでも言うか。
明確な主張があるわけじゃなく、蓄積され醸成された価値観がゲーム製作の機会に噴出したような、そんな印象を受ける。その不思議な共感力。
名言奇言の類は数限りなく。この人、本当まとめ方は大雑把だけど、個々の台詞と会話のセンスはズバ抜けてると思う。
全自作の音楽もポイント高いね。序盤の堕ちた神殿までの間に好きな曲が詰まってるから、グイグイ進めた。

『ヴァーレントゥーガ』はやはりフリゲの『ファーレントゥーガ』世界観を原案に、システムをターン制RTSにした作品。以後VT、FTと呼称。
元になったFTは細かいマス目距離の把握とかコマンドの指定が煩雑で苦手だったんだけど、
その点VTは感覚で距離を測れるし半自動で戦ってくれるから、僕の性に合ってた。
結局細かい指示を出そうとすると一時停止を多様して結局時間はかかるんだけど、それが苦にならないんだよね。
ストーリー展開は元々のファーレントゥーガ(FT)からは大幅に変更されてる上に、ユーザー側で投稿したイベントやIFシナリオが公式採用されたりするので、正直収拾がついてないからFTファンの人は注意。
魅力はなんといっても、ユーザー側でデータを改造したり、デフォルトとは異なるオリジナルシナリオを追加できる、いわばRTSツクールとしての側面。
特に有名な追加シナリオとしては、ふりーむに登録されてる『光の目』と『むなしい努力』があるね。この辺りは多少クセはあるけど評価は高い。
それ以外にも、玉石混交ながらお勧めできるシナリオは色々あるよ。特に安定版と言える状態まで更新を重ねた作品を挙げると……
『ナチガリア戦記』はお気楽なテキストに対してゲーム部分の作り込みが凄い。高難易度は廃人プレイヤーも満足の出来？
『エスティールの封印』はゲームとしての基本とアレンジをしっかり押さえた、愛憎渦巻くダークファンタジー。闇堕ちもあるよ！
あとは発展途上感があるものの、ある程度更新が期待できて光るものがあるシナリオとして……
『パラダイムウィンドウ』は極めて独特の世界観。各キャラにはだいたい元ネタがあるので、ゲーム外で広がる楽しみも。
ゲームとしては戦闘が大味ながら、凝ったスキルが多くて一通り全て試したくなる。
謎めいて淡々としたテキストはやや物足りない感もあるが、ユーモアのセンスがあり、なんというか雰囲気が大人。
『ミッドナイトダンス』はビジュアル面での要素が強い。自作絵をふんだんに活用したOP演出はVTの新しい扉を開いたと思ってる。
顔絵がかなりキャッチーな感じだから、とりあえずDLして眺めてるだけでも幸せになれるかも。

あとは返信分……主に反応できる話題のみ反応する形になりそうだけど、ご容赦を！

＞アルくん
『遺跡島と7つのまほう』は、未プレイながらタイトルから漂う栗鼠ゲーっぽさで印象に残ってるなぁ。
確かにフリゲ音楽ベスト100で聴いたバンバードが凄く良いよね。

＞雪菜
『Ib』は職場の人がトートバッグ持っててびっくりした覚えがあるなぁ。こんなグッズ出てるのかよ！っていう。
『寄生ジョーカー』はやりたいと思った数日前に公開停止してた……これもまたフリゲの風物詩。
やたらに多い死に様バリエーションで何か、こう、何とは言わないけど目覚めそうになる。

＞トラトラ
『kinoko』シリーズはSTARLIKEが面白かっただけに、いずれプレイしようと思ってそのままだ……鉄鋼団が悪ノリに全力振ったらどうなるのか。
沢山さんとこの『グッバイトゥユー』は次の更新まだなのかな！ 四月馬鹿はしっかり作ってたけど！
『Ruina』は一周しただけだから、まだまだ見るべきものはあるんだろうなぁ。宮殿と最終決戦マップの演出は、それぞれ別の意味で涙が出てくる。
『さいはてHOSPITAL』はゆる会話とシリアスの緩急が凄いよね。自作絵と音楽、演出の合わせ技！

じゃあ、次のテーマを置いておこうか。『好きなシーン、演出は？』
台詞のみでも、音楽や絵が込みでも。一瞬のカットインとかでもアリだね。
性質上、ネタバレが出やすいのでその辺りはあらかじめちょっとした覚悟と配慮を持って欲しい。

すっかりテーマに答え損ねたんですけど…。

あぁでも、「悠遠物語」は完結したらベストフリゲ間違いないです。
単純なプレイ時間で言うと、フラッシュ産音ゲの「Beat Beat Revolution」シリーズは長年やってますね。3rdになって曲も相当増えましたし、空いた時間によくプレイします。
普通のフリゲから挙げると「イストワール」が自分の原点かなぁ。

前回はうっかり忘れてたから、
今回のメッセで好きなフリゲベスト3を上げるよ！

説明不要の名作だね。
あのエンカウントシステムは本当に天才だと思ったよ。

これも有名なフリーノベルゲームだよね。
とにかくシナリオがすごくて、終盤は続きが気になりすぎて一気に読んじゃった。

前回も宣伝したけど本当に面白いゲームなんだ。
自由度の高い謎時き探索ゲームが好きならオススメ！

ちょっと遅れてしまいましたけど、私の『個人的ベストフリゲ3選』はこんな感じになっています。

・Lady Pearl
　フリーゲームに触れ始めたころにプレイした長編RPGだったので、印象に残っている作品です。
今はもう公開停止となってしまっているのが残念です。

・魔壊屋姉妹
　軽快なノリと可愛いキャラクターでが印象的なゲームです。
が、それ以上に戦闘システムが特徴的で、低レベルクリア報酬などのやりこみ要素もあります。
お姉ちゃんの戦闘スタイルには振り回されました。デコピン。

・分裂ガール
　エンディングが非常に印象的なゲームでした。
このゲームの展開は、当時の私には色々と勉強になるところがありました。
ゲーム自体はなかなか手ごたえのある難易度だったと記憶しています。

……ずいぶん昔の作品なので、全部本家が閉鎖してしまっているのが悲しいところですが、
『魔壊屋姉妹』と『分裂ガール』は今でもダウンロードはできるようです。

アンディー・メンテ様の自給自足をDLしてみました。
ゆっくりとですが、毎日プレイしております。

だ、だーっと「あとらそふと」さんのゲームを一通りプレイ！なのでちょっぴり感想をー。

特に気に入っているのは激辛さんとこでも紹介された「マッドプリンセス」です。
探索や大会、合成などてんこ盛りにも関わらずどれも程よい量でダレずに最後まで楽しめましたー。
3時間ほどでクリアできる量もグッド。最初少しだけやるつもりが結局最後まで一気にプレイしちゃいました。

そして何よりも目を引くのは美しすぎるイラストの数々でしょう。
特に「暗闇の迷宮」は人外スキーの自分としては最高過ぎる作品でした…！
一押しはゾンビちゃんです。口調もすっごく可愛い。

盆休み中に「魔法少女」というシミュレーションＲＰＧをプレイしてクリアしました
内容は百合、欝、リョナ、重い女の子めんどくさい女の子で8割占めてます
難易度的には中盤辺りからボロボロになるけど
何とか勝ってるぐらいの難易度で
ゲームオーバーになることは全話で5回もいかなかったぐらいですね
出てくるメインキャラのほとんどがキャラ立ってるので色々楽しめました
不満があるとすればシミュレーションＲＰＧツクール９５で作ってるので
システム周りがやや不便な感じでした
内容は暗くて重いですが最後は明るく前向きで終わる作品なので機会があればぜひやってみてください