仙人掌からオイルとか精製してもらって、急場しのぎですけど

少しくらいは駆動部がマシになった、はずです。

これでルゥが少しでも回復に力を割ける、でしょうか。

幸いにも本体を弄らせることはないから大丈夫だと思いますけど、
あんまり知らない人にホントは細かいこと話しちゃだめなんですよね。

……あれ、あたし守れてないような。
もしかしたら姉さんに再会したらものっすごく怒られちゃうんじゃないでしょうか。

あんまり真剣に探さないほうがいいのかもしれません。
でもそれだと寂しいのですよね……。

次から気を付ければいいんですよ。
次からあんまり話さないように注意します。

出来るかなぁ。

　クロエはリカから大弓を受け取り、恐る恐るといった感じで持ち上げた。

　そう言いつつ、クロエはリカに大弓を返却しようとゆっくりと差し出した。

背伸びしながら必死に頷く。やっぱり気にしてたらしい

ちょっと非科学的かな？と思うが気にしない事にする。人を信じるのは大切な事なのは事実だし。

これも人助けになるのかな？そんな事を頭の片隅で考える。

リコリスの説明を聞いて、うっすらと理解出来たのかしきりにはしゃいでいる。

暴力が嫌いってのも有るけど、平和が一番。
そんな事を考えながらも、リコリスの優しさにほっと息をつく。やはり、出会った人が優しい人って言うのは喜ばしい。