rr日目
　さて、砂地に訪れているが、うん。
　やはり鎧がとても蒸す………っ。
　だけど、まさかこのボロのお陰で風通しが良くなっていることに救われるとは、喜んでいいのかいやはや。
　ただまぁ、師匠に見つかったら確実に右ストレートが飛んでくるだろう。
　師匠がこの世界に来てないことをただ祈る。

　そして、襲ってきたミニドラゴンがなんだか後ろからついて来ていた。
　人懐っこいようで、この前のもしかしたらこいつからするとじゃれていたのかもしれない。
　ただ、やはり何かあると怖い　という理由でハクさんが追い払おうと意気揚々と向かって行ったらいつの間にかニコニコと契約させようと迫ってきた。ミイラ取りがなんとやらとはこの事か…。
　私の言葉も完全とはいかないが、だがそれなりには対応もしてくれるし、きっと大丈夫だろう。
　葉を渡すと、体が軽くなりとても驚いた。
　こんなに体が軽いと感じたのは初めてだ。もう何も怖くな　ん、何だいハクさん？
　ふらぐ？
　………………なんだかよくわからない概念だけど、良くないということだけは理解した。
　ただこの子が育ったら、うちの世界にいた龍対策に良い訓練になってくれるかもしれない。
　私に向かってブレスでも、え、それもふらぐ？



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きゅー

自分に対して語りかけていると、自分のために呼びかけているのかと理解しているからか、その竜はハクに向かって鳴きかけた。

きゅー

きゅー

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　命名「コノコ」