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探索78日目 基本行動の宣言を確認しました。 「対集団メッセ」の宣言を確認しました。 「キャラクター」の宣言を確認しました。 |
Diary |
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「やれやれ、まいったな」 波にゆられながらシュライクは薄く苦笑を浮かべた。 突然の遺跡の消滅、島は沈み、何故か服装も水着に変わっている。ご丁寧なことに、浮輪まで勝手に装着させられているのだから、榊の無駄な気遣いには頭が下がる。もっとも気遣いをするのならば、それ以前に勝手に水着に着替えさせるなという話ではあるが。 周囲を見回すと、彼と同じように苦笑を浮かべている者、混乱している者、事態を受け入れて楽しんでいる者、突然の理不尽な扱いに怒る者など、反応は様々だ。 不意に見覚えのある革袋が視界に入った。シュライクが旅立つ際に持ってきた袋だ。手繰り寄せてみると、確かに彼の荷物が全て入っている。 多少は耐水性のある革袋で助かった、そう口に出さずに呟いたのは、周囲で嘆く声が渦巻いているからだった。布袋を使っていたら中まで水浸しだっただろう。短い悲鳴が聞こえたのは、恐らく水を吸った荷物が重くて手を離してしまった不運な冒険者だ。一度手を離したら後は海底まで一直線である。 「仕方ないな」 周囲に水の精霊の存在を知覚しシュライクは海中を指さした。沈んでいった荷物の下に氷が形成され、浮力を得て海上へ引き上げられる。 水の精霊と火の精霊の加護があるシュライクならば、この程度は孤島に来る前から可能だった。 水と火の精霊国出身の祖父母から受け継いだ、青と赤の髪は精霊の加護を受けた地に育った人の血を表しているが、精霊にも好みというものはある。どうやら火と水の精霊達の中でも、両方の精霊国の加護を受けた血を持つシュライクは珍しかったらしく、加護を与えるというだけではなく、積極的に彼に干渉しようとしていたようだった。 それ故に、未熟な少年時代には奇妙な髪の色で周囲に阻害され、酷く気分が落ち込むと雪を降らせてしまうという事もあった。 だが今は違う。 孤島で修行を積んだシュライクには以前にも増して精霊達を知覚できた。言葉が聞こえるわけではないが、何かを伝えようとしているという事はわかるし、大体何を伝えたいかも直感で理解できるようになってきた。それは同時にシュライクの伝えたい事を精霊達に伝えられるようになったという事も意味する。 「頼むぞ!」 快活にそう叫ぶと、シュライクの周囲の海水が急速に冷えて氷の船を形作っていく。だが冷気は感じない。水の精霊による水温の操作で船を造り、それに伴う温度低下を火の精霊が遮断する。 氷自体の浮力に加えて、水中で寒暖差を作ることによる水流で押し上げ、荷物を積んでも沈まないように調整をする。ここまでシュライクの意思を精霊が汲み取ってくれるというのは、孤島に来る前では不可能な芸当だった。 確実に成長しているという実感を得て、シュライクは満足そうに微笑んで船に乗り込んだ。 † 氷の船に揺られる。 寝転ぶと空には大きな雲が漂っていたが、雨の気配はない。水流の操作で船も結構な速度が出ているので、雲の流れる速さが解りにくいが、しばらくは安定した天気だろうとシュライクは考える。雨が降る場合はもう少し水の精霊がはしゃぐような気配があるはずだ。 船には三人の男が乗っていた。 海に投げ出された仲間達を船で拾い上げ、各々の帰るべき世界へ向かう船へと送り届け別れを済ませて既に数時間が経っている。 若干の感傷はある。 比喩ではなく住む世界が違うのだ、恐らく二度と会えないだろう。 また孤島の遺跡が出現すればそこで会える可能性はある。 しかしシュライクが孤島へ向かった目的は聖騎士とも呼ばれる白騎士への昇格の試練を乗り越える力を付けるための修行のためと、憧れていた双剣の傭兵ヴァンドルフが孤島へ向かったという噂を聞いたからという二点である。 ヴァンドルフとは会うことが出来たし、剣を交えて修行をつけて貰えた。おかげで成長も出来た。恐らく今のシュライクならば白騎士への昇格も現実味を帯びた、充分な実力があるだろう。そうなると、法国の白騎士として任務に就くことになる。もう孤島への旅などが許される身ではなくなるだろう。 今生の別れである可能性は高い。 それでも、彼は仲間達に再会を前提とした別れの言葉を贈った。それもまた感傷に過ぎないのかも知れないが、少なくとも言葉に出せば実現しそうな気がしたのだ。 今、船にはシュライクの他に同じ世界から来たゼブと、店が沈んで途方に暮れていた英雄の故郷の店主ボルが乗っている。 二人とも、シュライクの母国であるハイドランド法国と同じ大陸の南端にある、傭兵ギルドの総本山、フェントス王国出身の傭兵である。半ば引退気味なボルとは違い、現役であるゼブとはひょっとすると戦場で敵として遭遇する可能性もある。 ゼブの実力はシュライクが一番よく解っている。まともにぶつかれば民間から徴兵した兵士や志願兵に甚大な被害が出る、危険な相手である。 だが、傭兵である彼に「ハイドランドと敵対する国には雇われるな」と言うのは無礼であるとわきまえてもいる。しかし海に捨てていくには、少々長くお互いの背を預けすぎた。 せめて自分達の世界へ向かう船上では戦友であろう、そう考えながらシュライクは別れの待つ海岸へと船を走らせるのであった。
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Message |
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メッセージはありません。
今日はメッセージを送っていません。
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【合成】賢者たちの大鍋【ギルド】 |
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猫は好きです科 |
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地霊神社 拝殿 |
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剣コミュ「帯剣抜刀」 |
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水霊同盟R |
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NANDEMO許可! |
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レンタル宣言 |
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英雄の故郷 |
氷炎の騎士シュライク(987)からのメッセージ: 氷炎の騎士シュライク「…………なんだ、どうなっているんだ?」
氷炎の騎士シュライク「……と、ともかく良くわからんが我々の冒険は一旦終わりかな?」
氷炎の騎士シュライク「というか、酒場「英雄の故郷」の宣伝代わりに英雄の故郷を名乗っていたのに、この有様じゃボルさんの店、海の底じゃ……」
氷炎の騎士シュライク「まあ何とかするだろう、我らの役目は終わりだ、皆これまで世話になったな。住む世界が違うから、もう会えないかも知れんが、俺も任務で遺跡探索に派遣されたらひょっとするかも知れないしな、また会おう、そう言っておくとするよ」
氷炎の騎士シュライク「貴公らの征く道に、法と正義が共にあらんことを、遥かハイドランドの地より祈らせて貰おう。壮健でな」
セラフ(349)からのメッセージ:
ケサ(1650)からのメッセージ:
フローラ(1789)からのメッセージ:
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文章が好き! |
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もちぶ |
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火霊を行使する者たち |
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誰か吹矢コミュ作ってよ! |
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Main |
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ゼブ(1448)に連れてってもらいました!
技回数の振り分けが確認されませんでした、てきとーに振り分けます。
GREATスタミナ焼肉弁当 を食べました。
武具に 封魔の呼び子笛 を装備!
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訓練により 敏捷 が 54 上昇しました!(能力CP - 127 ) 訓練により 剣 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 37 ) 訓練により 剣 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 38 ) 訓練により 剣 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 39 ) 訓練により 吹矢 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 37 ) 訓練により 吹矢 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 38 ) 訓練により 吹矢 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 39 ) 訓練により 付加 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 4 )
訓練により 付加 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 5 )
技 アンデッドキラー を修得しました!
【合言葉&場所チェック】
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声が聞こえる・・・ |
遺跡外では様々な声が飛び交っています! |
「・・・・・・というわけでこの話はこれで終わりだッ!!
次作は9月中に公開予定だそうだから この場所はそれまでは残しておいてやる、ありがたく思うんだなッ! 宣言画面もすみかも普通に使える状態だ。
次作の情報はトップページにぼちぼち現れるらしい。 どうせ奴の気まぐれで頻度はアテにならねぇがな。
・・・さて、伝えることは伝えた。お前の夢の中にでも戻るとしよう。 ハハハッ!!しばらくは良い夢ばかりだなァおいぃッ!!」
「いやぁ実に長かったなぁ諸君。予定より1.5倍も長くなってしまった。 とりあえずお疲れ様といったところか。
そして長丁場へのお付き合い、とてもとても感謝している。 次の世界はこれほど長くならぬようにするつもりだが、 どうせ奴の気まぐれだ、アテにはならないかもしれんな。」
「そんなわけで次作も時間あったら参加しちゃえばいいと思うよーっ!! 時間あったらだからねー?そこおねーさんとの約束だぁっ!!
最後まで参加してくれてほんとありがとぉーっ!!」
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Data (第77回 第79回) |
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ENo.987 シュライク・ゼイナード |
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ENo.179 夕暮れ姫 ENo.1448 ゼーブル・ファー・ガーラント |
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[PL] Crymson |
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