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探索78日目 基本行動の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「対集団メッセ」の宣言を確認しました。 「装備とセリフ」の宣言を確認しました。 「キャラクター」の宣言を確認しました。 |
Diary |
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紅葉「……ああ、いい風が吹いてる」 あたしは南風に吹かれ、波間を漂いながらそう呟く。 照りつける日差しは程よく強い。 浮き輪の上に乗りながら流される彼方の地平線には、島の影がわずかにまだ残っている。 紅葉「…うん。勝った、んだよな、あたし達……」 榊の終結宣言と、島の沈下。 そしてこの大自然ウォータースライダー。 何が何だかわからない状況だけど、シフォンたちとは少しだけ違う場所に流されたようだ。 紅葉「……ふー」 周りに誰もいない事を確認して、あたしはそっと安堵の息をついたのだった。 ・・・・・・。 シフォン「くーれはさぁーんっ」 そうして波に弄ばれること数刻。 さてどうしたものやらと思っていると、波を掻っ切って、 シフォンが海の向こうから颯爽と現れた。 紅葉「おーい、シフォー」 クルーザーで。 紅葉「ン?!」 あたしは目をこすって、再度シフォンの声がする方角を見る。 だが、クルーザと思しき船影は、船首をあたしの方へ向けると、 シフォン「あっ、見つけました。あそこにいましたよーぅ」 その先っぽで、おっぱい……じゃなくて、シフォンが跳ねていた。 杖「ああああ、シフォンさんお願いですから私を挟んでそんなに揺らさっ…!」 ロド「了解。…楓、あそこに寄せてくれ」 カエデ「舵取りは任せろー(バリバリ)」 レゥ「…やめて」 ゅん「zzz……」 ……ご丁寧に全員集合でのお出迎えのようだ。 ほんとにあたし一人だけ、離れた位置に流されていたらしい。 紅葉「一体如何したのよ、それ」 投げ込まれた梯子に捕まりながら、あたしは船体を軽く叩きながらシフォンにたずねる。 シフォンに聞いたのは、こんな事できるのがこいつ意外にいるとは思えなかったからだ。 シフォン「えへへ。こんなこともあろうかとっ――」 紅葉「ホントの事を言いなさい」 シフォン「はきゅ。い、いそいで注文しましたっ……」 流されてから注文したのかよ。 それはまた、天ZONEも真っ青なお早い発送だな、おい。 紅葉「……で、これ、どこへ向かってるのかしら」 船の上へ上がって一息ついたあたしは、そこから改めて周囲を見渡してみた。 やはり、島のあった南側から強い波が寄せ続けている。 クルーザーだから逆らって動けはするだろうけど、あまり意味のある行動には思えない。 逆に島の北側へと目を向けると、鳥が飛んでいる姿が見えた。 おそらく、あちら側には榊の言っていた陸地があるのだろう。 シフォン「よくわからないですけど……でも、そこが終点みたいですねっ」 紅葉「移動中に襲ってきたりしないだろうな……」 杖「例のマナの気配は完全に消えていますし、それはもう無いかと」 つまりこれは、 紅葉「ホントにバカンス楽しんでいけって趣旨なのか?」 あたしの言葉に、みな一応に首を縦に振った。 ……そうと分かれば。 紅葉「よし分かった、泳ぐぞ!」 ロド「別に良いけど、ちゃんと準備運動くらいしておけよ」 紅葉「それもそうね。では早速――」 言って、ススッと足を動かす。 動いている先はもちろん――。 シフォン「な、なんで手をふにゃふにゃさせながら私に近づくですかっ・・・?」 紅葉「いや、まずは運動前に新鮮なお乳を――」 シフォン「?!」 とたとた。 紅葉「はっは、逃げるな。そらそら、こっちへおいでー」 シフォン「いーやぁーですぅーっ!」 ざぽーん。 紅葉「逃がしはせんぞー!」 ざっぱーん。 カエデ「【A.コロンビア】」 ばしゃーん。 杖「…はぁ、全く。何をやっているんですか…」 レゥ「…止めてくる」 杖「え?!れ、レゥさんちょっと待っ」 じゃばーん。 ロド「あーあー…全員いっちまって、船如何すんだよこれ…」 ゅん「zzz」 ロド「……お前はホントに、最後までぶれないな……」 少し疲れた声を背に、あたしはそれからしばらくの間、 波にもまれるでかい桃を追い回し続けたのだった。 くたくたになって船の上へ上がっても、あたし達は、 ホント子供みたいになって遊んでいた。 きっと、皆も分かっていただろう。 今日が多分、この島で皆で過ごす最後の一日になるんだろうって事を。 ・・・・・・。 ・・・。 きゅっきゅっと、踏みしめた足元から砂の音が聞こえる。 ここは砂の質が良いのか、裸足でも全然痛くないくらい、砂の粒が細かいようだ。 夕暮れを背に、あたしは陸地の輪郭をなぞるように、歩く。 紅葉「みんな、帰って行ったわね」 レゥ「……」 レゥと二人、手をつないで、あたし達は歩く。 流れ着いた海の先、板の大地の海岸線は夕焼け色に染まっていた。 遠くからはセミの声が聞こえる。 ……この道を歩いて行けば、どこへ通じているのだろうか。 ふとそんな気持ちになるのは、子供のころから変わらない好奇心。 紅葉「……そろそろ、帰らないとね」 レゥ「……」 だけど、そんな時間はいつまでも続かない。 何事にだって終わりは必ず来る。 楽しい事も、つらい事も。 すべてを思い出にして、家へと帰らなくちゃいけないのだ。 あたし達はまだ、ほんの子供なのだから。 レゥ「……っ、……っ」 握り締められた手が震えている。震えから伝わる、悲しいという気持ち。 ……顔を見なくても分かっていた。 紅葉「ほら、泣いてちゃだめでしょ。レゥを待ってくれている人たち、いるんでしょ?」 レゥ「……っや、っだっ……やだっ……!」 しゃくりあげる声を止められるはずもなく、 くるりと踵を返して、レゥはぼろぼろと涙をこぼしながらあたしに抱きついた。 紅葉「やだじゃないの。……分かるでしょ?」 レゥ「〜っ……〜っ……」 首を横に振って、嗚咽を漏らす。 紅葉「……仕方ない子ね。まったく……」 苦笑いを浮かべて、あたしはレゥが落ち着くまで、背中を撫でてあげた。 そうして、暫くしゃくり上げるレゥを抱きしめながら撫でていると、 ぐっ。 あたしの胸に力がこめられたのを感じた。 その力に従うように腕を緩めると、レゥがあたしから体を離した。 レゥは赤くなった目であたしを見上げ、 レゥ「…かえる」 と言った。 紅葉「うん。……ちゃんと、みんなと仲良くするのよ?」 レゥは首を縦に振り、 レゥ「クレハの教えてくれたこと、ちゃんと守る。約束する」 レゥ「だから、いつか……ほめに来てほしい」 あたしを見上げて、そういった。 紅葉「……分かった。ちゃんといい子にしてたら、行くわ」 あたしがそういったのを聞いて、レゥはにっこりと笑う。 ――いつもは感情が薄いレゥの、柔らく、暖かい笑みがそこにあった。 レゥ「クレハ、これは、お土産」 そういうと、レゥはどこからともなく箱を取り出してあたしに差し出した。 紅葉「うん?これは?」 レゥ「クレハの家に着いから、あけて。…家に着くまでは、絶対にあけないで」 紅葉「……分かった、そうするわ」 レゥがどういう意味でそういったのかは分からない。 けど、あたしはちゃんと言われたとおり、家へ着いたら開けようと思い、そう答えた。 レゥはあたしの言葉に一つ頷くと、くるりと背を向けて、何歩か歩みを進める。 紅葉「またね、レゥ」 背中に声をかけるあたし。 レゥ「ばいばい、クレハ」 背中から答えるレゥ。それから、くるりと振り返り―― レゥ「……だいすき」 ――夕暮れに溶けるように、その姿を消した――。 ……波の音が聞こえる。 紅葉「……」 ……あたしの耳に、波の音が聞こえている。 紅葉「……っ……」 今のあたしの耳に届くのは、波の音。 紅葉「…うっ……っすんっ……」 夕暮れのセミの声。 紅葉「……、……あたしも大好きだよ、レゥ」 それ以外に音は、何もいらなかった。 こうして、78日間の長い夏休みが、その日、終わった。
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Message |
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たつみ(322)からのメッセージ: たつみ「クレハの頑張りのお陰で島から脱出できたみたいだな!」
たつみ「色々とありがとうな。離れていても、クレハの事、忘れないぞ!」
以下のキャラクターにメッセージを送りました。
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茶飲み会 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
偽島渚の格闘同好会 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
昼寝部 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
NANDEMO許可! |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
レンタル宣言 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
Main |
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メッセージにこだわってみました! 技能2と技能3の位置を交換しました! 技能2と技能6の位置を交換しました!
技回数の振り分けが確認されませんでした、てきとーに振り分けます。
しふぉんのみるく。 を食べました。
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訓練により 筋肉隆々 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 59 ) 訓練により 舞踊 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 35 ) 訓練により 舞踊 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 36 ) 訓練により 舞踊 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 37 ) 訓練により 舞踊 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 38 ) 訓練により 舞踊 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 39 ) 訓練により 舞踊 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 40 ) 訓練により 舞踊 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 41 )
技 デュナミス を修得しました!
素敵さん(121)から 霊装リュミルファンタジア を受け取りました。
フェル(4)の所持する 奏人・暁歌 を 奏人・暁歌 に合成しました!
【合言葉&場所チェック】
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声が聞こえる・・・ |
遺跡外では様々な声が飛び交っています! |
「・・・・・・というわけでこの話はこれで終わりだッ!!
次作は9月中に公開予定だそうだから この場所はそれまでは残しておいてやる、ありがたく思うんだなッ! 宣言画面もすみかも普通に使える状態だ。
次作の情報はトップページにぼちぼち現れるらしい。 どうせ奴の気まぐれで頻度はアテにならねぇがな。
・・・さて、伝えることは伝えた。お前の夢の中にでも戻るとしよう。 ハハハッ!!しばらくは良い夢ばかりだなァおいぃッ!!」
「いやぁ実に長かったなぁ諸君。予定より1.5倍も長くなってしまった。 とりあえずお疲れ様といったところか。
そして長丁場へのお付き合い、とてもとても感謝している。 次の世界はこれほど長くならぬようにするつもりだが、 どうせ奴の気まぐれだ、アテにはならないかもしれんな。」
「そんなわけで次作も時間あったら参加しちゃえばいいと思うよーっ!! 時間あったらだからねー?そこおねーさんとの約束だぁっ!!
最後まで参加してくれてほんとありがとぉーっ!!」
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Data (第77回 第79回) |
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ENo.537 皇 紅葉 |
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ENo.121 素敵なステッキ ENo.1584 シフォン=リュミエール |
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[PL] Aunacat |
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