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探索63日目 基本行動の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「遺跡外行動」の宣言を確認しました。 「武器強化」の宣言を確認しました。 「魔石強化」の宣言を確認しました。 |
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風が吹き回る中に、光の光線が降り注ぐ。エリザはそれに一瞬怯み、槍が鈍くなる。 それを逃さず、光を追うようにしてエリザの懐に右腕を叩き込んだ。 よろけたエリザは反撃を繰りだそうとしたが、数歩飛んで穂先を避ける。 後ろからまた光の追撃。 それを浴びたエリザの分身が風に紛れて消えた。 風はいつしかこちらに流れていた。 エリザは地面に膝をつき、槍を支えに上体を起こす体勢を何とか保っていた。 こちらの勝利となったようだ。 「……これで」 手こずったがようやく四つ目の宝玉が手に入ることになる。 手を止めて髪をかきあげる。エリザの槍を受けた左腕の裂傷は、しばらくすると傷が塞がった。 一息ついて頭を切り替える。その時隣を黒い長身が颯爽とすり抜けていった。 後ろの方で戦局を見るだけだったルキフェルは、エリザに近寄り手を貸していた。 「……エセフェミニストめ」 小さい呟きは弱々しくなった風に消えていく。 二言三言会話のやり取りをしているらしい。内容まで聞こえなかった。 エリザはルキフェルに三つの何か――恐らく宝玉を手渡す。遠目から見たそれは不思議に煌めく紫色をしていた。 「いいだろう……お前にこれを渡す」 エリザはそう言うと体に風を纏い始める。はっとして思わず声を荒くする。 「待て、あの時の言葉! あの意味を教えてくれっ」 初めて対峙した時のエリザの言葉。 あの発言の真意が知りたい。 エリザはこちらを一別すると一言言った。 「己を忘れるな。それだけだ」 風を纏った彼女は大きく飛び上がると、そのまま地面にダイブしていった。 自分を忘れるな―― その言葉の中に込められた意味を考える中、ルキフェルの視線に気づくことはなかった。 ***** 戦いの後、魔法陣から遺跡外に戻った。 宝玉は触らせてもらえなかった。 あの時ルキフェルがエリザを真っ先に助け起こしたのは、宝玉を最初に貰うためだったのだろう。 子供ではあるまいし、触らせてもらえなかったくらいでどうこう言うつもりはない。 ルキフェルやアヴァリン、自分の中にある『王冠』といった人ではない異形の者達。 彼らはあれを取り込むことで今までに無い力がどうも手に入るらしい。 今自分は、正確に言えば自分の中にある『王冠』は、三つの宝玉を取り込んでいることになる。 清く透き通る蒼。 燃え上がる様な紅。 静謐さを感じる翠。 さらに欠片だとか滴だとか、宝玉ではない微弱な力でさえ。 ルキフェルはあの宝玉を取り込んでしまうのだろうか。 宝玉に未練は全く無いけれど、もしあの力で自分のように何かを失ってしまったら。 ここまで考えて一つ溜息をついた。 「……俺は何を心配してんだ」 やれやれと頭を振り、いつものように質素な宿のベッドに身を投げた。 汚れた服はとりあえず着替えてある。服の替えもそんなにあるわけではないので、男だった時に着ていたものを引っ張りだした。 肩等色々な部分が余るが気にしない。 ふと、手袋に目が行く。困ったことに替えが無いことに気づいた。 エリザだけでなく様々な生物とこの手で戦ってきたのもあって、手袋はかなり汚れている。 エリザとの戦いの時だろうか、真新しい血が付いているのも見受けられた。 「洗えば落ちる、けど」 その間、両手を隠す代わりの手袋が必要になる。 「……アヴァリンにでも借りるかな」 とんでもない見返りを求められそうだけれど、ルキフェルに見られるよりはマシなのかもしれない。 きっとこの手を見ると彼は色々思い詰めるだろう。 余計な心配をかけたくない。 仕方なく水色の男を探そうと立ち上がる。 ドアノブを回して一歩踏み出すと、何かにぶつかった。 「ぶっ……」 「おや、大丈夫かい」 今一番会いたくない人物が目の前に立っていた。 黒ずくめの長身は飛び込んできた自分を片手で抱き止める。もう一方の手は買い物をして来たのだろう、紙袋を持っていた。 彼はするりと手を離すと、珍しい自分の格好にほんの少し驚いた顔をした。 「珍しいね」 「まあな……なあ、アヴァリン知らないか?」 ルキフェルは紙袋を机に置くと、首を捻って答えた。 「あれは取引の場に置いてきたよ。急ぎの用かね?」 地底湖――ここから少しだけ遠い。 しかし手袋の事が気になって仕方ないので行くことにした。 ルキフェルと一緒に居たくないというのもある。聡い彼と一緒に居ると気づかれてしまうかもしれない。 それに彼は宝玉を持っている。意識の底で自分と違う何かがざわついているのだ。 狙っているのか。 「……ちょっと。行ってくる」 開いたままのドアに手をかけて部屋から出ようとした。 「待ちなさい」 ルキフェルの視線は一点に注がれていた。 自分が開けたドアノブ。 手袋についたままの血がついて、赤い痕になっていた。 しまった―― 「怪我かい? それともさっきの……」 自分がそれに釘付けになっている間に、ルキフェルは目の前に移動してきた。 「!」 左腕を捕まれる。 そのまま手袋を外そうとするので、思い切り腕を振り払った。 少し驚いた彼の表情が、不信を表すものへ変わる。 「クロウ」 「嫌だっ……」 「何を隠している?」 彼の声色が低くなる。恐らく怒っているのだ。 振り払った左手を掴まれた。痛いぐらいの力が込められていて、抵抗が出来ない。 「嫌だ、外すなっ……」 彼は聞き入れてくれなかった。 黒い手袋から現れたのは、日焼けの無い白い手。ただ、指先だけが塗料でも塗ったかのように赤くなっている。 アヴァリン曰く魔力が溢れそうになって髪や瞳だけで無くこのような形で体に現れるのだそうだ。いずれにせよ良い兆候ではない。 あの霧の男にバレた時、彼には言わないで欲しいと懇願した。 霧の男は、自分次第だという言葉を残した。あの男は言わなかったけれど、結局は自分が彼に気づかせてしまった。 彼は自分の両手がこのような状態になっているのを確認した後、自分の体を強く押し倒した。 床がみしりと軋む。 背中が床に当たって痛い。体の自由を奪われてしまった。 彼の顔は怒りに満ちていた。両腕の手首をきつく掴まれて思わず呻く。 「何故、黙っていた」 「……っ」 「何故?」 腕が痛い。普段彼はあまり怒らないが、その分こうして本気で怒るとさらに怖く感じる。 明らかに冷静さを欠いた彼。 何も言えずただされるがままの自分。 まるで怒られた子供のようだ。 「……う……」 弁解しようとするも、上手く言葉にならない。ただ、掴まれた腕だけが痛む。 「私はそれなりにお前の事を案じていたのだが、お前は違ったのか」 それは違う。 本当のことを話そうと口を開いた途端、目の前がブラックアウトした。 その時、脳裏で微かに女の笑い声が聞こえたような気がした。 ***** 気がつくと部屋のベッドの上だった。 見渡してもルキフェルの姿は無い。 窓から見える空は暗く、かなりの時間がたっている事が伺えた。 体に風邪のひき始めの様な倦怠感がある。肌寒い中布団もかけずに寝ていたのだとしたら、風邪もひくだろう。 手袋は無かった。 床の上に散らばっているのを見つけ、嘆息した。 「……怒らせたな……」 手首には掴まれた痕がくっきりと残っていた。 いつもなら何て事のない、すぐに消えてしまうくらいの痣。 しかし消えないそれを指でなぞって、小さく息を吐く。 あんなに怒っている姿を初めて見た。 ルキフェルとの間にかなり深い溝が出来たのは事実だ。 「なあ……」 部屋には一人しか居なかったが、話しかけるように呟いた。 自分の心、意識の奥深くに眠る彼女に。 「……俺が間違ってた、よな」 ザッ、とノイズの音がする。 「……これから……どうしよう」 ノイズがだんだん大きくなる。 自分が道を選ぶと、また彼を怒らせるような気がするのだ。 きゅ、と服の袖を掴んだ。 「……助けて、くれないか……?」 ノイズが消えて、クリアな女性の笑い声が頭の中に響いた。
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【パーティメッセージ】![]()
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ドレッドノート に技回数を 3 振り分けました! ヘカトンケイル に技回数を 3 振り分けました! スクトム に技回数を 2 振り分けました! ゴヴニュの宴 に技回数を 3 振り分けました! メガトンパンチ に技回数を 2 振り分けました! ストームブリンガー に技回数を 3 振り分けました! プロテイン に技回数を 4 振り分けました! ドグマティックパニッシュ に技回数を 3 振り分けました! ファイティングスピリット に技回数を 3 振り分けました! ブレィヴェリス に技回数を 3 振り分けました! フォルトゥナ に技回数を 3 振り分けました! 剛毅 に技回数を 2 振り分けました! ラストクローバー に技回数を 4 振り分けました!
サケの包み焼き を食べました。
【第70回更新からの闘技大会参加メンバー】 闘 技 大 会 に参加中です!
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訓練により 武器強化 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 28 ) 訓練により 武器強化 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 29 ) 訓練により 付加 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 54 ) 訓練により 器用 が 31 上昇しました!(能力CP - 39 ) 訓練により 異種共有 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 6 ) 訓練により 異種共有 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 7 ) 訓練により 異種共有 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 8 ) 訓練により 異種共有 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 9 )
技 ウェポンマスター を修得しました!
火之杜(277)から 500 PS 受け取りました。
リアラ(40)から マイケルの欠片 を受け取りました。
火之杜(277)から 緑魔法石 を受け取りました。
コニ(1785)から 駄岩 を受け取りました。
質素な保存食 を買いました。(- 20 PS)
ユメ(1070)に、 皮 を マナの欠片 に合成し、 黄金樹の欠片 に変化させてもらいました!
質素な保存食 を料理し、 おこのみやき をつくりました。 ネイリ(559)の所持する 質素な保存食 を料理し、 おこのみやき をつくりました。
リアラ(40)の所持する 椰子 を消費して 瞬速のスパッツ に効果付加し、 鎮痛LV3 の付加に成功しました。
コニ(1785)の所持する 駄岩 を消費して ボレアス を強化しました。
火之杜(277)の所持する 石版 を消費して ものくろ人形 を強化しました。 B1F J-22 魔法陣〔透明な姿〕 に移動しました!
I-22 に移動しました! |
![]() 森の中で光の塊を見つけた。 それは人型で、背中には小さな翼が生えている。 光の塊はこちらに顔を向けると、突然こちらに飛んできた! ・・・が、すぐに地に落ちる。 光の塊は空に向かってフラフラと飛んでいった・・・
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F-22 に移動しました! 遺跡外に戻りました!
【合言葉&場所チェック】
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![]() | 声が聞こえる・・・ |
遺跡外では様々な声が飛び交っています! |
![]() | Data (第62回 第64回) |
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ENo.41 カルハフィール・リッパー |
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ENo.559 ネイリ=エンプティ=マキシリア ![]() ![]() ![]() ENo.1070 春坂 夢路 |
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[PL] 南京半二 |
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