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No.385 Mimirs Stauseeレナーテ&マリア


Mimirs Stausee(ミーミルの溜池)へようこそ。
このコミュニティの活動内容はただ一つ。
「参加者が専門分野の知識をだらだらと語る」
それだけです。語り合うのではなく、一方的に喋るだけで結構です。
勿論、語らなくても構いません。レス不要。ROM歓迎。

ただ、専門分野の知識と言っても専門的すぎる内容だと他の誰も理解できなくなるので、適度に加減してくださいね。
雑学的な事でもいいですが、できれば「実際に何かの役に立っている」知識であると好ましいです。

どのように語ればいいかわからない場合は、コミュ主(のキャラ)が色々喋るのでそれを参考にして下さい。
私は主に徴税、水道、行政、茶道について語ります。



※禁止事項
・公序良俗に反するような発言
・他の参加者に著しく不快の念を抱かせるような発言
・その他、常識的に駄目だろうと思われるような発言



コミュニティメッセージ


レナーテ(385)からのメッセージ:
マリア「さて、前回の続きです。
天正十八年には、花の役割は重要なものとなっていた、と言う所で終わっていましたね。
天正七年頃からぼちぼち花も大切にされるようになっていたとは言え、『花入にそこらの青竹を使ってでも』花を席中に入れるというのは凄まじい変化です」

マリア「この事について、堀内宗匠は著書の中で
『非常に花好きであった太閤秀吉の影響が極めて大きいのではないかと考えられる』
と述べられています。
利休は秀吉に仕えていましたから、頷ける話ではあります」

マリア「しかし、『秀吉がそんなに花が好きだったなんて聞いた事が無い』と思う人も多いでしょう。
実は私もそのような話を聞いた事がなかったので、図書館で茶書を漁って調べてみました。
……当時は暇だったんですね、私。物凄く疲れたのを覚えています。
ともかく、それらの茶書の中に『茶話指月集』と言う逸話集がありまして」

マリア「茶話指月集は、千宗旦(表千家三代目)の弟子である藤村庸軒の語った茶話を、門人で娘婿の久須美疎安が筆録した物。板行は元禄十四年(1701年)です。
その中で、花に関する話は六つ。うち二つは、『利休がこれこれの花を茶花として使った』と言うだけの内容。そして、残りの四つは全て秀吉に関する逸話でした」

マリア「この茶書は利休の没後100年以上経ってから書かれたものなので、それらの逸話の真偽はわかりません。(他の逸話には、明らかな間違いが含まれているものもあります)
ですが、実質的に花の逸話が全て秀吉に関わるものである以上、秀吉が相当な花好きであった可能性は高いのではないでしょうか」

マリア「いえ、トップクラスの茶道史研究家が『花好きだった』と断言しているのですから、もっと確かな資料がいくつもあるのでしょうけど。
……まあ、自分で調べるのは大事ですからね!」

マリア「もし秀吉が居なければ、茶席の様子は随分と違ったものになっていたかもしれません。
それは花以外についても言える事で、実は茶の湯の草庵化は秀吉が推進力となったとも言われています。
草庵化が進んだのが天正十年以後……つまり信長没後と言う事から考えても、恐らくその通りなのでしょう」

マリア「事実、秀吉は大坂城内に二畳敷の草庵風茶室を建てています。
これは利休が建てたとされる国宝の茶室、待庵――利休のわびの思想を表現した空間であり、小間の茶室の原型と言われています――に魅せられて造ったものだそうです。
茶話指月集には秀吉が町の茶人を気軽に尋ねたと言う逸話も記されていますし、豪華絢爛なものばかりを愛した訳ではないようですね」

マリア「北野大茶の湯や黄金の茶室と言ったパフォーマンス的なものと、草庵での侘茶と、双方を使い分けていたという事なのでしょう。
あれ、茶花の話をしていた筈が秀吉の話で終わってしまいました」

マリア「……ええと、ちょっと誰も興味の無いような話ばかりしてしまいましたが……。
次回で茶花の話は終わりですので、もう少しご辛抱下さい」

璃珀(113)からのメッセージ:
璃珀「やくにたつもの……そういえばこのまえ、おしょーがつなので何となく、紅白餅の袋をひっくり返してみたら、着色料にコチニール色素が使われていたんですが、コチニール色素って乾燥させたコチニールっていう虫を(以下は割愛されました」

璃珀「きれいな、ピンク色、なんですけどね」

トヨ(145)からのメッセージ:
トヨ「以前から拝聴はしょーたんじゃけど、きちんと間近で聞きてぇけぇ、加入させてもろーた。
よろしく頼む(と言うと、早速話に耳を傾け始めた)」

イニャス(2020)からのメッセージ:
イニャス「>マリアさん サイコロやトランプ、それいい案ですね。いつか使ってみたいと思います。」

イニャス「>ミィさん CMOS、初めて聞きました。MOSFETについて学ぶことがありましたが、実用例の一つですね。」

イニャス「ちなみにMOSFETというのは、後発のトランジスタの一種で、集積回路の部品とされているものです。」

イニャス「ここでたまには一つ、お話を。この島の音楽家にこれらをお持ちかは分かりませんが、木琴や鉄琴の音の高低(周波数)についてです。」

イニャス「まず音というものは空気の振動で伝わり、その1秒間に何回、振動したかという周波数の大小で音の高低が決まります。
弦や気柱の共鳴について学ばれた方もおられるかも知れませんが、弦楽器などの周波数は、弦の長さの逆数に比例(反比例)しまして、
ドレミファソラシドの音階はドと次のドの長さでは、比が1:2になるように定められています。」

イニャス「しかし、弦楽器と異なり木琴などの音板の長さの比は2倍もなかったという記憶をお持ちの方もおられるはず、それは正しく、1:√2で、周波数は板の長さの逆二乗に比例します。
共鳴管(下の金属管)のあるヴィヴラフォンなどを見ると、上の板と下の管の比がハッキリ違うことが分かりやすいです。」

イニャス「この理由は弦や空気などと異なり、板には無視できない曲げモーメント(いわば曲げの回転力)やせん断力(はさみでものを切るときに起こるような力)が考慮する必要があるからです。
ちなみに計算式を持ち出すと4次の偏微分方程式が出てきたりします。
どうしても長くなりましたが、これで。」




コミュニティ参加者


 ENo.3 メルカヒルム2.3026
 ENo.38 罧原 雛菊sen.
 ENo.70 ビーグ=ストーコドコイビートル
 ENo.113 璃珀Breamt
 ENo.145 秋久 豊句外
 ENo.187 ファイリィス・イスティフラdajf
 ENo.222 御名神 未依リクレ
 ENo.229 エリーゼ・ド・ルーベラホワイトロリータ
 ENo.380 天篠ぷららぷらら
 ENo.385 レナーテ&マリアレナーテ
 ENo.805 セレーン=アデラくろはっぽいの。
 ENo.910 ダーク=ブラッドペインダーク
 ENo.1514 ウルスラ・ペーシュDさん
 ENo.1868 ラフラムらふ
 ENo.2020 イニャス・マドラルブリック
参加者 計 15