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探索18日目 基本行動の宣言を確認しました。 「取引行動」の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「遺跡外行動」の宣言を確認しました。 「闘技大会」の宣言を確認しました。 「キャラクター」の宣言を確認しました。 |
Diary |
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「アッツアツねえ」 洞穴から出てきた二人を、コノカはとりあえずそう表現した。 『ラブラブだ、ラブラブ。だろ?』 カチャカチャとレリックが言う。 「若いって良いですわねー」 『そうですわねぇ奥さま』 「一晩中ですものねえ」 『燃え上がったんですねぇ』 「ねー」 『ねぇー』 フェリオスとヘレアは真っ赤な顔で、居心地悪そうに身じろぎした。 揃って顔を上げると、白み始めた空が朝を告げている。 『で。くだらねぇシガラミは取れたかよ? ――って、聞くまでもねぇか』 「当たり前じゃなーい奥さん」 コノカは視線を落とした。 そして二人のしっかりと繋がれた手と手を見て、 「むふふ……」 なんだかもう人が悪いとしか表現できないような笑顔になった。 『あらあら奥さん、顔が意地の悪い空気を醸し出してますわよ』 「あーら奥さんこそ顔が透明でキラキラしてますわよ」 『そりゃ生まれつきだぜ』 「ですよねー」 爆笑するコノカとレリック。 なんだ、そっちのほうがお似合いじゃないか。 と思ったがフェリオスは言わなかった。どんな返しがくるか分かったものではない。 「――――まあ、簡単には屈しないでよ?」 急に真面目な顔をして、コノカはフェリオスを、次いでヘレアを見た。 「はっきり言って、これから先は地獄の手前なんだから」 彼女の言葉が脅しでないことは、二人とも理解していた。 本当の始まりは、まだ始まってすらいないのだ。 けれど、だから今は、 今だけは、ただ、互いに、 繋ぐ手に力を込めた。 ・ 天地創造 13 ・ 「作戦会議ね」 コノカは拾ってきた木の枝で、地面にガリガリって絵を描きはじめた。 わたしは良く分からなかった。 「これは……」 フェリオスさんは、右手をあごに当ててうなった。 「……地図、かい?」 「はい正解」 ちず? フェリオスさんが、わたしの顔色に気づいて、こっちを向いて言ってくれた。 「この大地の形を表した絵だよ。主に山の場所や国の位置を示した――」 言ってる途中で、フェリオスさんの顔が赤くなった。 今、わたしとフェリオスさんの顔は、中指から手首までの距離くらいしか離れてない。 「〜〜〜〜っ!?」 わたしも恥ずかしくなって、別のほうを向いた。 「……ごめん」 「……あの、……こちらこそ」 「はいそこ、いちいちイチャイチャしなーい」 コノカは“地図”を描きながら、顔を上げないで言った。 『愛を知ってからが、本当の人生の始まりである』 短剣が、物々しい口調で言った。 「誰の言葉かしら?」 『さぁ。今適当に考えた』 「哲学する武器って、何か寓話的ね」 『年の功って奴だぜ』 「……あの」 わたしはがまんできなくて、聞いた。 「……どうして短剣がしゃべってるの?」 「どうして、って」 コノカは不思議そうな顔になった。 「喋りたいからじゃない?」 『喋りてぇからだよ』 コノカと短剣の声が重なった。 ゴホン、ってフェリオスさんが咳払いをした。 「レリックは大昔の魔法使いが作った魔道具だからね。特殊なんだよ」 「大昔?」 そこでコノカは顔を上げた。 「二〇年くらい前の、でしょう?」 「二〇〇〇年くらい前の、だよ」 時間が少し止まった。 『あ〜、ほら、二〇年も二〇〇〇年も大して変わんねぇだろ?』 短剣がごまかすように言って、 コノカが、溜息混じりに返した。 「かなり違うわよ、……っと」 最後の線をさっと引いて描き上げたらしくて、コノカは木の枝で地面を何度か叩いた。 「その話はあとで良いわ。今はこっち」 地図は、完成してもやっぱりわたしには分からなかった。 カクカクしてるのは分かるけど。 「ワタシたちがいるのがここ」 地図の左の端のほうを差して、コノカ。 「村がここ」 もっと左の端を差す。 「村から南が粥啜りの帝国ね」 村の真下を差した。 「で、村から北が公国。後の部族連合。今は帝国の属州にされたでしょうけど」 村の上、少し右よりを差す。 「村の東は、連山を挟んで千年王朝があるわ。かなり東に、だけどね」 とん、って地図の真ん中を差して、それから右を差す。 「大まかに言うとこんな感じ。分かったヘレア? アンタに言ってるのよ?」 「……え?」 分からないけど。 「え、じゃないわよ。アンタ以外はみんな分かってるんだから」 わたしはフェリオスさんの顔を見上げた。 「僕はこの地図のどこにも行ったことがあるから」 少し申しわけなさそうにフェリオスさんは言った。 「それより凄いなコノカ。こんなに正確な地図を書けるなんて。僕にも無理だよ」 「でしょー、惚れるなよー」 「そうだね、あはは」 む……。 なんだろう。面白くない。 「とにかく、これからどの方向へ逃げるのかってことよ、つまりはね」 コノカがちらってわたしの顔を見た。 「北はまだ八年戦争の混乱が収まってないから治安が悪い、南はほぼ全て帝国の領土で敵だらけ、東には夏でも雪の溶けない標高の高い連山。どこに行っても過酷ね」 西は海だし。 そう付け足されたけど、はっきり言ってさっぱりだった。 「敵対勢力を考えると東かな」 「連山でワタシとヘレアが凍死するわ」 「僕が走ればすぐに抜けられるけど……」 「それだと風速冷却でワタシたちが凍結するわ」 知らない言葉がたくさん出てきた。 「南は、……不可能だな」 「そうね」 とん、って木の棒で地図を叩いて、 「『おつとめ』の相手の大半は帝国貴族のボンボンだったし。それを考えると、世界最大の大帝国に喧嘩を売ったってことになるのね」 アンタが。 って、フェリオスさんを見るコノカの目が言った。 でも、ちょっと待って。 「コノカ、『おつとめ』が無意味だって知ってたの?」 言い方がそんな感じだった。 「ん? 当然でしょ」 さらっと言われて愕然となった。 「男に犯されるだけで楽園に行けるはずがないじゃない。そんな考え方は幼稚よ」 「で、でも、『おつとめ』は奉仕の心で、って」 何度も言ってたのはコノカだ。 「『院長先生の財布のために股開け』って言われて、アンタ耐えられた?」 わたしは黙った。むりだって思ったから。 「だいたい楽園なんて、人間の妄想の産物よ。そこに行きたいなら、同じように虚構になるしかないわね」 む〜……。 よく分からなかったけど、 騙されてた気がして面白くない。 『嬢ちゃんに甘ぇ奴らばかりだな』 短剣がぼそっと言った。 『そりゃ現実に直面して心が折れねぇようにって配慮だったんだろ?』 ……確かに、わたしは耐えられなかったかもしれない。 何も知らなくても、耐えられなくなってたし。 コノカはわたしのことを気にして言ってくれてたんだ。 ぜんぜん、気づいてなかった……。 「うるさいわね。今それは重要じゃないわよ」 ピシャリと言った――つもりのコノカは、地図を木の棒で叩いた。 「とにかく、帝国方面には行けない。常識的に考えて」 「とすると――」 苦い薬を飲んだみたいな顔のフェリオスさん。 えっと、 東と南はだめで、西は海、だから、 「……北?」 わたしが言ったら、コノカとフェリオスさんが同時にわたしを見た。 一瞬、言っちゃいけないのかと思ってあせった。 「そうなるね……」 「そっちも帝国の勢力がわんさといることには変わりないけどね。まだマシ」 ほかに選択肢がないから。 だから行き先は北になった。 ・ それからわたしたちは、朝ごはんに、フェリオスさんの持ってきたお菓子を食べた。 甘くてクルミの味もして、おいしい。 「ヤバいこれ、ヤバいー」 コノカがぱくぱく食べるから、なくなりそうでわたしも急いで食べた。 「口に合うかな?」 「美味いわー」 「おいしいれふ」 「良かった……」 フェリオスさんは笑った。安心した、っていう感じで。 『おうおう、労が報われて幸福か?』 短剣がかちゃかちゃ言った。 「お前はもう少し、口に蓋をすることを覚えろよ」 『自分らしさは大切だろ?』 「うるさいよ」 フェリオスさんは短剣を掴み上げた。 「水を汲んでくる」 そう言って、ゆっくりと歩いていった。 「ねえ」 もさもさ食べてたコノカは、フェリオスさんの背中が見えなくなってわたしに聞いた。 「どうだった?」 「どう、って?」 「フェリオスさんの具合」 お菓子を口から出しそうになった。 「ちょ、こ、コノカっ!?」 「言いたくないけどー、洞穴の外まで丸聞こえだったわよー? どんなのが丸聞こえだったのか知りたいー? それはねー、ヘレアの――」 「良い! 言わないで!」 「ほう。――で、どうだった?」 「……うう」 思い出すと胸がどきどきして、顔が熱くなってきた。 「……す、すごかった」 コノカの顔が、にやにや笑いになった。 「きゃー! きゃー! きゃー! 見た目によらずこの子はー!」 「……はうう」 いじわる。コノカはいじわるだ。わたしが恥ずかしがるのを見て楽しんでる。 「良いじゃない。身体じゃなくて心で『感じられる』なんて、幸福なことでしょう?」 「………………うん」 それは分かった。 「綺麗になれた気がしたんじゃない?」 「…………うん」 わたしはずっと泥の中にいた。 フェリオスさんはそこからわたしを引き上げてくれたんだ。そんな風に思えた。 「大切にしなさいよ? 今が永遠に続くことはないんだから」 まるで予言だった。 それくらい、真剣な声だった。 「……うん」 「ワタシもイチャイチャしてーわー。ったくもう」 だけど、そんな雰囲気はすぐに消えて、いつものコノカの顔になった。 「短剣と仲が良いんじゃないの?」 不思議だったから、聞いた。 「刃物相手じゃセックスできないじゃない」 さも当然な感じで言われて、それもそうか、って思った。 「コノカは、するの、好きなんだ」 「好きな相手としてみたいって言ってるのよ」 それもそうか。 ってことは、 ――コノカは短剣のことが好きなんだ。
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Message |
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【パーティメッセージ】 ウィオナ(25)「ねこみみまふらースゴいねっ! これで韮にならなかったらイイのにな〜っ!」
レイ「またそのうちお世話になることもあるかもしれませんが、その時もよろしくおねがいします。」
コレット(2081)からのメッセージ:
今日はメッセージを送っていません。
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詠唱破棄しない |
アラト(811)からのメッセージ: アラト「詠唱を考える際に自身の語彙力の無さで爆発したくなる。 魔法使いの武器は知識とはよくも言ったものですね。」
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魔道図書室 |
メル&アルト(223)からのメッセージ: メル「チキレに対抗する魔法…か。あったら使いたいよ。 時を操る術なら出来なくはないだろうけど、僕は無理だね」 メル「やっぱり本職なら、命術をもっとシッカリ勉強しないとね…。 (命術の本を手に取ると、黙々と読み始める)」
しずかちゃん(1284)からのメッセージ:
しずかちゃん「気分転換に魔石の本でも見るか……。」
アルフィナ(1471)からのメッセージ:
メディ(1628)からのメッセージ:
リィズ(2055)からのメッセージ:
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文章が好き! |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
Main |
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ローラン(1863)からの生産行動を許可しました。 ロシェ(699)からの生産行動を許可しました。 シェーシャとマナサー(161)からの生産行動を許可しました。
マジックミサイル に技回数を 4 振り分けました!
ItemNo.9 ソックス を捨てました。
キャラメル(1249)に 既朔月 を渡しました。
アイアンマン(1124)から 雑木 を受け取りました。
現在の体調は いい感じ!
【第20回更新からの闘技大会参加メンバー】 闘 技 大 会 に参加中です!
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訓練により 魔力 が 33 上昇しました!(能力CP - 45 ) 訓練により 魔術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 19 ) 訓練により 付加 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 23 )
技 オーレルゲイエ を修得しました!
ロシェ(699)に 10 PS 渡しました。
パンくず を買いました。(- 0 PS)
アイアンマン(1124)に、 ブローチ を 無表情な朔 に合成してもらいました!
シェーシャとマナサー(161)に、 魔法樹の欠片 から ブロンズブレード という 剣 を作製してもらいました。(- 100 PS)
ローラン(1863)に、 雑木 から 三日月 という 魔石 を作製してもらいました。(- 10 PS)
キャラメル(1249)に、 パンくず を料理してもらい、 キャラメル を受け取りました。
アイアンマン(1124)の所持する ヘッドルーツ を消費して 鋼の甲冑 に効果付加し、 活力LV3 の付加に成功しました。 B1F R-15 魔法陣〔落書きの壁〕 に移動しました!
S-15 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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声が聞こえる・・・ |
竹千代(491)の声が届いた: 竹千代「うおおおおおおおおおおおおちん更新まだああああああああああああああああ」
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Next Battle |
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B1F T-12 / 平原
通常戦が発生!
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Data (第17回 第19回) |
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ENo.25 Wyona AC. Furfures |
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ENo.1124 アインクルス=アンキュール ENo.1249 キャラメル |
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[PL] Magatama |
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