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探索10日目 基本行動の宣言を確認しました。 「取引行動」の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「遺跡外行動」の宣言を確認しました。 「キャラクター」の宣言を確認しました。 |
Diary |
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「最近変わったわね」 朝、顔を洗ってるとコノカにそう言われて、わたしはドキッとした。 「……え、いつもと同じだけど」 「嘘。そわそわしてる。服にも髪の手入れにも気を使ってる。窓の外を見ながら溜め息とかついてる」 結論! コノカはわたしに人差し指を突き付けた。 「恋ね!」 「違うよ!」 顔が熱くなった。よりによってそんな大声で言わなくても。 それに服は、年長組のお下がりばっかりじゃない。窓の外はいっつも見てるし。溜め息もいっつもついてるし。髪は、……それは、あれだけど。 「しらばっくれるなー。誰? 相手は誰? 内緒にしといたげるから言いなさいよぉ」 違うのに。そんなのじゃないのに。わたしはただ、フェリオスさんの話を聞けるのが楽しみなだけ。それだけ。フェリオスさんは優しいし格好良いけど、コノカの大好物の愛とか恋とかじゃないもん。そもそもフェリオスさんは大人でわたしは子供だし。それくらい分かってるつもりだし。 …………って、なんでフェリオスさんのことばっかり考えてるのわたし。ばかみたい。 「もしかして孤児院の誰か?」 「だから違うよ。孤児院は関係ないもん」 「孤児院『は』? ふふーん?」 「あっ!?」 「つまり『孤児院にはいない誰か』ってことね!? 吐けー! 白状しろー!」 コノカが追いかけてくるから、わたしは逃げ出した。 違うよー! なんて言っても、もう意味がない気がするから。 ・ 天地創造 7 ・ あの日から、フェリオスさんは何日かに一度きて、わたしの話し相手になってくれた。 たくさんの国や街の話をしてくれた。 まるでわたしも風になって、世界中を駆け巡っているみたい。風になったみたい。 楽しかった。楽しみになった。フェリオスさんと会えることが。 でもそれは、きっと恋愛じゃない。 わたしはたぶん、目を背ける対象がほしいだけなんだ。 辛い現実から目を背けるための、対象が。 それだけ、なんだよ。 ・ 「まあ仮に、百歩譲ってヘレアが恋してないとしてもさ、他の奴はしてるかもしれないわよね」 タフなコノカは、あれだけ走ったのに平気そうな顔してる。 「だ、だれが、だれに?」 わたしは息が切れた。苦しい。 「だからヘレアに。イクルとかロレンとか。孤児院の男子」 「…………え?」 意味が分からない異国の言葉かと思った。 それから、コノカがわたしをからかったんだって分かった。 「わたしみたいな変わり者に恋するわけないよ。変な冗談」 頭の中に風の吹いてる女の子を好きになるなんて、あるはずない。イクルもロレンも……フェリオスさんも。 「いやそうなんだけどね。でもヘレア、最近明るくなったじゃない」 じゃない、って言われても、自分じゃ分からないよ。 「ヘレアは見た目が良いんだから、ちゃんとしてたら男は寄ってくるんだって」 「ウソ」 「本当、本当」 「ぜったいウソ」 「本当だって」 「…………あり得ないもん」 今まで冷たかったのに、急にそんな風になったって、信じられるはずないよ。 「いーやー。証拠だってあるわよ?」 コノカがわたしのうしろを指差す。 振り返ったら、だれかが走り去るところだった。 「……?」 「声をかけたいけど、かけられない純情。青春だわー」 「??」 良く分からないけど、だれかが見てたことだけは分かった。 「だれかに見られてないか、気をつけなさいってこと?」 「もちろん違うわよ! この子は! この子は!」 「あ、髪の毛ぐしゃぐしゃにしないでよ〜!」 今日はフェリオスさんがくる日なのに! 「とにかく! 変な奴とくっついちゃダメよ? しっかり考えて選ばないとダメ」 「そんなつもりないのに……。それに、イクルもロランも、わたしのこと好きじゃないよ。コノカが勝手に決めつけてる」 「ほほーう? 根拠は?」 「二人とも、最近わたしにいじわるしてくるもん」 コノカはまた、わたしの髪をぐしゃぐしゃにした。 「それが愛情表現なんじゃー!」 ???????? 「いじわるするのが、どうして愛情表現なの?」 「……そんな本気で純真無垢な顔で聞かれると、言葉を失うわ……」 溜息をつくコノカ。 「だって、好きだったら仲良くしたくなるんじゃないの? 少なくとも、いじわるしてくる相手なんて好きになれないよ」 「……違うのよ。いじわるしてでも相手の気を引きたいって考えちゃうのよ。男の子ってのは」 「…………?? ふぅん」 へんなの。 「わたしはいやだなあ。好きでもきらいでもどっちでも良いから、いじわるするの止めてほしいよ」 「そりゃまあ、そうね」 コノカは頷いた。 「そう考える辺りで、あの二人じゃないってことか…………」 「え?」 「なんでもないわよ! この! この!」 「ああっ! 髪の毛ぐしゃぐしゃにしないでってばー!」 ・ 高台に行くと、フェリオスさんは先にきてた。 「随分慌てているね。急がなくても良かったのに」 いえ、その……。 口の中でごにょごにょ言う。 コノカのばか。余計な時間がかかっちゃったよ。 「相変わらずこの場所には、心地良い風が吹くね」 空を見上げてフェリオスさんは笑った。 なんだか安心した。 わたしはフェリオスさんの横に座った。 その拍子に、肩がちょっと当たった。 「――――――――――――――――っ」 うう、コノカが変なことを言うから、意識しちゃうよ。 違うのに。これは愛とか恋とか邪な気持ちとか、そんなのじゃないのに。 「うん?」 「あっ、いえ……」 違う違う変な気持ちじゃない変な気持ちじゃない…………。 「あ、そ、そうだ、そういえば、フェリオスさんは、何歳なんですか?」 「僕? あれ、言ってなかったかな。二十五歳だよ」 十五歳差……。 分かってたけど……大人と子供だってことくらい……。 「二十五にしては貫禄がないって言われるんだけどね」 かんろく? って、なんだろう。 「旅を始めたのは、君くらいの年齢だったよ。何も分からずキャラバンに加わって、初めて自分の村以外の景色を見て、そしてただただ見とれて……。そのとき、いつか世界中の景色を見てやろうと思ったんだ」 そう口にするフェリオスさんの顔を見て、目を見て、わたしは何だか、胸がドキドキした。 「もちろん、楽しいことばかりじゃないけどね」 腰に下げた短剣を軽く叩いた。 短剣は細かい装飾が彫り込まれてて、綺麗。 「身の危険は付き纏うし、死にそうになったこともたくさんある。それでも旅は止められないんだ」 「……好き、だから?」 「そうだね。好きだから、だね」 好き、か。 長くて控えめな風が吹いた。 何か言おうとしたけど、何を言って良いか分からなかった。 わたし、融通が利かないな……。 自分のことが、いやになる。 もしコノカだったら、こんなとき、 「こんなところで逢引なんて、大胆ーッ!」 なんて言って、笑いながらからか う、 ……う? …………う? 「ぅえぇぇええええええええぇ〜〜〜〜っ!!!!?」 振り返ったら、コノカが立ってた。すごく、にやにやしてる。 「ヘレアのそんな声を聞いたのは初めてかしら。今日は記念日ね」 「………………いつから? どうして?」 「最初からー。今朝の様子を見てたら尾行したくなるのは仕方ないでしょ? もうモロにバレバレ」 尾行って。全然気づいてなかった。 「それにしても、へー。これがヘレアの好――」 「きゃあああああああああああああああ!!!!」 慌てた。 慌てに慌ててコノカの口を押さえた。 「へんなことを口走ろうとしないで!」 「アンタ言ってないの? ばらしといたほうが得よ?」 「だからそういうのじゃないって今朝も言ったよ!」 「うーそーねー。それだけ慌てふためくのは好きな証拠よ」 「ああもう! 少しは人の話を聞いて!」 いくら必死で言っても、コノカは聞かない。 「友達かい?」 フェリオスさんが、苦笑してる。 「仲が良いね」 どちらかといえば、この一分間できらいになりつつあります。 だけどそれは言わなかった。 「はーい友だちでーす。――で、誰?」 「……フェリオスさん。世界中を旅をしてるの」 わたしはしぶしぶ答えた。 「はっはーん」 コノカはフェリオスさんをじろじろ見た。 「かっこいいわね。北の国の出身みたいな顔立ちしてるわ。だけど根なし草の男には注意しなさいってママが口をすっぱくして言ってるのよね」 「手厳しいね」 フェリオスさんはまた、苦笑した。 「……コノカ、お母さんいるの?」 「さあ? いるんじゃない?」 この…………。 「……あ、フェリオスさん、この子はコノカです。同い年で――」 で―― のあとにいろいろ付け加えたかった。付け加えなかったけど。 「同じ孤児院の世話になっている、だったかな?」 「はい」 「どれだけ喋ってるのよアンタ」 コノカにだけは言われたくない。 「まあ、よろしくね。フェイオスさん?」 「フェリオス、だよ。こちらこそよろしく」 慣れた感覚で握手する二人。 物怖じしないコノカが、少しうらやましかった。 でも、コノカがきて助かったとも思った。 何を話せば良いか分からなくて、困ってたから。 「安心しなさいよ。取ったりしないから」 わたしの耳元で、コノカが囁いた。 「……だから違う」 ……もう良いけど。勝手にして。 それから、フェリオスさんとコノカと三人でお喋りをした。 コノカが余計なことを言わないか、わたしはずっとヤキモキしてた。恋とか愛とか好きとかそんな余計なことを。 そうして話をし始めて、 フェリオスさんが持ってきたランチを食べて、話をして、 日暮れまでずっと、話をして。 気付いたら、不思議だけど、――楽しかった。 わたしは何度も笑った。コノカが何度もからかうから何度もむくれたけど、でも楽しかった。 このまま時間が止まれば良いのに、そう本気で思った。 この時間だけが永遠だったら、良いのに。 だけど時間は止まらなくて、 夜がくる。 『おつとめ』の時間がくる。 だから。 楽しい時間は、もうおしまい。
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Message |
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メッセージはありません。
今日はメッセージを送っていません。
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魔道図書室 |
ラヴィニア(739)からのメッセージ: ラヴィニア「もうすぐ新しい年がやってくるが。魔道図書室は年中無休だ」
ラヴィニア「うむ、魔導流術。武器に魔力を流して使う力だな。しかし……その本は違うのではないかね?私の目がおかしくなったのでなければ……>ナハト」
ラヴィニア「気象か……気象を学んでも、○霊ほどではないにしろ、その恩恵があるのであったな。術士にとっては組み合わせやすい技能であろうか>MH35」
ラヴィニア「ふむ、これは奇異なる光。本の内容を取り込んでいるのだろうか?書き留めるより楽そうだが……>キル」
ラヴィニア「幻術系の書物。やはり幻術はMSPを高めるため?それとも、本格的にそれを学ばれるおつもりかな?>マール」
ラヴィニア「魔石は必須とする術が少なめで、自由枠に装備しやすく、それが利点と言えようか>ミリア」
ラヴィニア「普通の調理法を探すとなると無意味だろうな。おいしい草を使って歩行雑草化する術……などであれば、書も見つかるかもしれんが>しずかちゃん」
ラヴィニア「術士の中には私のように道を踏み外した者も多かろうが、はて、良いクリスマスや良い年が過ごせるのであろうかな?>メディ」
ラヴィニア「イメージか……術は多かれど、それがいかなる術、いかなる大きさ、いかなる形かイメージするのは難しいな……>ビス」
ラヴィニア「き、着ぐるみを黙らせる魔法?着ぐるみは普通、黙っているものではないのか?>ピエロ」
ラヴィニア「年の瀬であれ、年明けであれ。賑やかなのは良いことだ。まあ……図書室は静かでないと困るがね>呪いの楽団」
ラヴィニア「ようこそ。当図書館は術を学ぶもの、求めるものを素性を問わず歓迎する。ゆっくりしていくといい>リィズ」
ローラ(78)からのメッセージ:
ローラ「>しずかちゃん
MH35(87)からのメッセージ:
マール(226)からのメッセージ:
ミリア(896)からのメッセージ:
クヴィ(1221)からのメッセージ:
クヴィ「そこの炎を学んでる少年。僭越ながらコメントさせていただくと、つくる火球の中心にとくに炎の凝縮された部分をつくるといい。そうするとかなり崩れにくくなる。」
クヴィ「回りの部分は薄くてもちょっと大きめの方がハッタリが効いていいかもしれないぞ?道化たる私の常套手段だがね。」
しずかちゃん(1284)からのメッセージ:
しずかちゃん「術の類がすべからくめんどいのは確かだよな……」
メディ(1628)からのメッセージ:
ビス(1647)からのメッセージ:
ビス「初めまして、リィズさん。
リィズ(2055)からのメッセージ:
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文章が好き! |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
Main |
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ミリア(896)からの生産行動を許可しました。
ソーサリーフィールド に技回数を 3 振り分けました!
ItemNo.1 新月 を捨てました。
アイアンマン(1124)に 黒い宝石 を渡しました。
現在の体調は いい感じ!
【第10回更新からの闘技大会参加メンバー】 このチームで 闘 技 大 会 に参加しました!
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訓練により 魔力 が 24 上昇しました!(能力CP - 25 ) 訓練により 魔術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 12 ) 訓練により 付加 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 14 )
ポーションSP40 を買いました。(- 20 PS)
アイアンマン(1124)に、 ポーションSP40 を おにく20 に合成し、 青い宝石 に変化させてもらいました!
ミリア(896)に、 どうしようもない物体 から 既朔月 という 魔石 を作製してもらいました。(- 10 PS)
アイアンマン(1124)の所持する 黒い宝石 を消費して アイアンバングル に効果付加し、 物防LV2 の付加に成功しました。 キャラメル(1249)の所持する 青い宝石 を消費して C2CellStructure に効果付加し、 平穏LV1 の付加に成功しました。 B1F G-22 魔法陣〔カウル山岳〕 に移動しました!
H-22 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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声が聞こえる・・・ |
ヤツハカ(278)の声が届いた: ヤツハカ「Sokoudjou!」
旅人A(2218)の声が届いた:
ライアス(2136)の声が届いた:
まにとぜっくん(1674)の声が届いた:
しずかちゃん(1284)の声が届いた:
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Next Battle |
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B1F K-22 / 山岳LV1
通常戦が発生!
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Data (第9回 第11回) |
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ENo.25 Wyona AC. Furfures |
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ENo.1124 アインクルス=アンキュール ENo.1249 キャラメル |
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[PL] Magatama |
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