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探索55日目 基本行動の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「遺跡外行動」の宣言を確認しました。 「闘技大会」の宣言を確認しました。 「装備とセリフ」の宣言を確認しました。 「薬品付加」の宣言を確認しました。 「効果消去」の宣言を確認しました。 「魔石強化」の宣言を確認しました。 「禁術」の宣言を確認しました。 「禁術」(デュエル)の宣言を確認しました。 「禁術」(闘技大会)の宣言を確認しました。 |
Diary |
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深い闇の中、それは音もなく現れた。 山頂から、まるで津波のように。 三十を超える、影。 駆け下るその影達はただ黒く静かに、村を目指した。 深夜だ。 気付いた者はいなかった。 そして気付いたときには何もかも遅かった。 ・ 兄が部屋に入ってきたとき、ソフィアは姉と同じベッドで眠っていた。 眠りを妨げられたことに憤る、そんな簡単なことも、許される状況ではなかった。 覚醒しない頭が状況を飲み込めず、しかし急かされるまま、姉に手を引かれるまま、走った。 後ろ目に見ると、黒い服を着た男たちが、兄の頭部を撃ち抜くのが見えた。 止まらないで、と姉に叫ばれなければ、座り込んでしまっていたかもしれない。 耳の奥に、たくさんの悲鳴がこびり付いていく。 顔を上げると村が燃えていた。家が焼けていく。人が焦げていく。どんな暴力よりも暴力的な光景だった。 姉は村の端にある地下倉庫にソフィアを連れて降りた。 倉庫の内部は二重構造になっている、ということは村人しか知らない。倉庫の地下に、もう一つ隠し倉庫があるのだ。 ソフィアを隠し倉庫へ押し込めると、姉は急いで入り口を隠し、自分はその上に座った。 目を凝らせば、或いは踏み込んだだけで、隠し倉庫の存在を看破するかもしれない。 だから入らなかった。 地下倉庫に一人隠れていれば、その奥があることを疑う可能性は減る。 つまり、妹が助かる可能性は増える。 姉はもう、命を捨てる覚悟を、命を捨ててでも妹を護る覚悟を決めていた。 『絶対、声を出しちゃダメだよ』 できるだけ優しく、言った。 ソフィアは動けなかった。 狭い隠し倉庫の中で膝を抱いて座り、震えるばかりだった。 頭を撃ち抜かれた兄の姿が脳裏に過ぎる。 自分もああなるのだろうかと思うと、どうすることもできなかった。 突然上の階で破壊音が聞こえた。 扉が壊された音だと気付いた。 それでもやはり、ソフィアは動けない。 上には自分の姉がいると知っていても、動けなかった。 男の荒い息が聞こえる。 それは獣の呼吸音に似ている。 姉の悲鳴は、もう聞こえなくなった。 ただ時折、押し殺した、苦しそうな声が聞こえるだけ。 ソフィアは暗闇の中で耳を塞いだ。 何をしているのかは分からなくても、恐かった。きっと暴力を振るわれているのだと思った。 ソフィアの姉は十七歳になる。家事は全部できるし、大人相手に物怖じしないし、困っている人を絶対に見過ごさない。 クリーム色の金髪を長く伸ばしていて、それがさらさらと風になびかせる姿は美しかった。白い肌が美しかった。目元に愛嬌があって美しかった。 この世界に、お姉ちゃんよりも綺麗な人なんていない。 ソフィアはそう思っていた。 そんな姉とお揃いの髪の色だけが、ソフィアの自慢だった。 私もお姉ちゃんみたいになれる? そう尋ねると、いつも彼女は笑ってこう答えてくれた。 『もちろん』 床が軋んで音を立て、ソフィアの心臓が跳ねる。 上の階で、何かが終わったと思った。 お姉ちゃんはどうなった? ソフィアは耳を澄ます。自分の心臓の音ばかりが聞こえる。 がたん、と大きな音がして、 風が鳴いたような細い声で「バイバイ」と聞こえ、 それからパンッ、と乾いた銃声が響いた。 ソフィアは動けない。 膝を抱えて動けない。 恐ろしいから。 動けずに、動けずに、凍える倉庫の中でじっと息を殺して泣いていた。 ・ 丸一日ほど経過して、物音が何もしなくなってからようやく、彼女は隠し倉庫から這い出した。 幸運にも黒い男たちは誰もいなくなっていた。 しかし同時に姉も、動かなくなっていた。 服を剥がされた姉のこめかみには穴が開いていて、どうしても動いてくれるようには見えなかった。 よろよろ地下倉庫から出ると、そこには廃墟が広がるばかりだった。焦げた死体があるばかりだった。 生きている者は誰もいない。 嘘だ。 ソフィアは駆け出す。 自分の家のほうへ走る。 自分の家だけはしっかりと残っていて、両親が迎えてくれるかもしれないと根拠もなく思った。 道に広がる家の残骸や人の死骸は、目に入れないように走って、 そして到着した自分の家は、 壊れて崩れて焼け焦げていた。 家の前に倒れて黒くなっている死体は、兄だろうか? ソフィアは家の残骸へと足を踏み入れる。 どこかに両親がいるはずだった。 生きているはずだった。 だって、こんなの、悲しすぎるから。 きっと、どこかに救いがある。 ソフィアの知っている物語は、どれも悲しいままでは終わらないから。 だからきっと、自分にとっての救いもどこかにある。そう信じた。 焼けた死体が二つ、リビングがあったところに転がっているのを見るまでは。 あ…… と自分の喉が鳴ったことにソフィアは気付かない。 自分の中で何か糸のようなものが切れたことにも気付かない。 これは紛れもない現実で、 逃れようもない真実で、 当たり前のように自分以外の村人は全員死んで、 自分だけがのうのうと生き残った。 絹を裂くような悲鳴を上げる。 この地獄を受け入れることができずに。 ソフィアは声を上げ続けた。 ・ ・ ・ その山村に到着したとき、何もかもが手遅れだったことを思い知らされた。 たった三十六時間。 三十六時間で村は廃墟と化していた。 未だ燻る火、生き物が焦げる臭い。新米の強化兵の何人かがその臭いに中てられ、視界の端で嘔吐している。 無理もないと思えた。一人や二人では効かない、何十人もの人間の焼死体の臭いなのだ。大気が汚れている。 だが所長は眦を上げて怒声を張る。 「気合を入れろ! 生存者を探せ!」 これからもっと多くの地獄を見ることになる教え子たちには、今は常に厳しく接しなければならない。それこそが優しさなのだ。 もっと過酷な状況を前にしても、心を折らずに済むように。 しかし、それにしてもこの状況は何だ? こんなお世辞にも栄えているとはいえない村を、強盗団が襲う理由は? そしてここまで徹底的に破壊と虐殺を行った魂胆は? それに。 この村の近くでたまたま演習中だったという理由で自分たちが派遣されたという点も、きな臭い。特殊な案件でない限りは、特殊強化兵は出動を要請されない。 何者かに利用されているようで、所長の心中は穏やかではない。 「所長……」 呼ばれ、咄嗟に「腑抜けた声を出すな!」と一喝しようと顔を上げ、しかし所長自身も、一瞬のみ思考力をたわませてしまった。 廃墟の村の奥から、 一人の死者が歩いてきたから。 それは少女だった。 白人の、十歳ほどの、小さく細く、風が吹くだけで塵と消えそうな儚げな影。 俯き、前髪に隠れているために表情は見えないが、そこに表情と呼べる色はついていないだろうと所長は思った。 煤で汚れた彼女は、緩慢な動きで歩く。 まるで何者かに操られているかのように。まるで死に取り憑かれているかのように。 「君はこの村の生き残りかね?」 所長はゆっくりと目の前に歩み寄ってきた少女に尋ねた。 憔悴し切っている少女は、その問いには答えなかった。 代わりに、暗い表情で、やつれた顔で、言った。 「力をください……」 少女は、かすれた声をして、 「どんなに苦しいことでもがまんします……。どんなに痛いことでもがまんします……。だからおねがいします……。私に力をください」 そして所長の目を真っ直ぐに見上げる紫に光る瞳に遺志を込めていた。 何のための力かなど、聞かずとも分かる。 だが、『復讐なんて馬鹿なことだ』、という言葉がどうしても口から出ない。 それほどに、その紫の瞳にただ見入った。 「……年齢はいくつだ?」 「十歳です」 ギリギリだ。 肉体組成を変えるには、ギリギリの年齢。 「これからあらゆる苦痛がお前を襲うだろう。死んだほうが良いと思うほどの苦痛だ。お前はそれに耐えられるのか?」 気が付けば、そんな言葉を吐き出していた。 ある一定基準の『肉体強化』は誰でも可能だ。だが、特出するほどの能力を持つ『特殊強化』が可能な適正を持つ人間は、少ない。 更に、歳をとるに従い、肉体が成長するに従い、特殊強化の成功率は激減する。廃人になる確率が高くなる。 十歳。責任者としては、到底許可を出せない。そのはずなのに。どうして自分は問うている? 少女はじっと、所長の顔を見続けていた。 「私が……」 その紫の瞳に涙が溜まり、一滴、零れた。 「私が大切な人たちをみんな失ったこと以上の苦痛って、なんですか……?」 少女はもう、決めているのだ。所長はそれを悟った。 十歳。肉体組成を変えるにはギリギリの年齢。 ギリギリ。 つまりは。 ギリギリ、可能かもしれないということだ。 ――失った苦痛すらも忘れてしまうかもしれないことが、苦痛なんだ。 所長はその言葉を飲み込んだ。 「なら、取って置きの力を与えてやる」 彼の選択は決定した。 だがなぜか、その選択は人智を超える何者かの力が作用している気がした。 そしてこの後、歴代の名立たる『特殊技能兵』たちの頂点に君臨する、とびきりの化け物が誕生することとなる。 ・ ごめんなさい、とソフィアは呟いた。 ごめんなさい。 一人だけ生き残って。 それは強烈な罪悪感だ。 ソフィアは震えていた。一人でずっと。暗い穴の中から出ることができずに。 気付いてしまった。 あのとき自分は確かに、大切な誰のことよりも、自分の命が大切だったことに気付いてしまったのだ。 許されない。 許されるはずがない。 自分は見捨てたのだ。 大好きだと思っていながら、大切だとか言いながら、目を閉じて耳を塞いで恐怖で逃げたのだ。 許されるわけがない。 だから力が欲しい。 戦える力が欲しい。 一人震えるだけの自分ではなくなるための力が欲しい。。 そうして、殺すから。 みんなを殺したあいつらを。 一人残らず私が殺す。 ソフィアはそう、誓った。 そのための、 ――力が欲しいんだ。 ・ 死ねない彼女の死ねない理由 3 ・ The reason why I demand power from......
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Message |
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【パーティメッセージ】 アイアンマン(750)「今日でB3Fに突入か」
アイアンマン(750)「自分たちにとっては未知の領域だな」
アイアンマン(750)「全力を出し抜くのみ!」
ハイヤー(1230)「さらに深く潜るデスヨ!!」
ハイヤー(1230)「どんな敵が出てくるのか楽しみなのデス!」
以下のキャラクターにメッセージを送りました。
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突撃メッセ委員会 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
魔道図書室 |
ラヴィニア(374)からのメッセージ: ラヴィニア「大砲としての役割を与えられながら、沈むのが早い戦艦と化してしまっている……魔術師というのはHPが厳しい職業だな」
ラヴィニア「さて、今日もようこそ、諸君。存分に研究していってくれ」
ラヴィニア「あれもこれも、一度には勉強しきれぬもの。計画的に集中して勉強した方がいいかもな>ビス」
ラヴィニア「一時は召喚といえば幻獣召喚が騒がれていたものだが……今はどうなのかな?>ミヅキ」
ラヴィニア「私はまだ若輩だからな。先達の書いた本を読み解くので精一杯……自分で記すのはまだまだ先の話だよ>マイト」
ラヴィニア「私も闇霊のみだからな、エレメンタルスクロールのダメージをアップさせられないでいるよ……>ゆうか」
ラヴィニア「ふむ、性に合う合わぬは重要なことだ。合わないものを無理に勉強することも無いからな……>復讐ちゃん」
ラヴィニア「ふむ、変身だな。しかし、付加レベルの上昇と引き換えに武具の能力が落ちると聞いたが?>カレン」
ラヴィニア「ペッターは上位やら技やら、いろいろと泣きたい状況らしいな。他の術を学ぶことで、その穴を埋められるといいのだが……>仔淡」
ビス(472)からのメッセージ:
ビス「後は、料理担当の1人でもありますね。
ミヅキ(526)からのメッセージ:
十字路のマイト(721)からのメッセージ:
パティカ(818)からのメッセージ:
パティカ「魔法のお勉強をして、少しでも、たっているようにしたいのよ。長い事たっていれば、少しは役に立てるから。ええと、天罰落とす方法を書いてある本はどこだろ?」
ゆうか(914)からのメッセージ:
ゆうか「今回初めてPTを組んだのでまだ見えてきていませんが、おそらく魔力攻撃メインになるかと。あとは魔石作成ですね。」
ルーファス(924)からのメッセージ:
復讐ちゃん(1626)からのメッセージ:
『ふっ、我もお人好しだな。何の代償もなくこうして我が知略をわざわざ授けているのだからな』
かなた(1650)からのメッセージ:
カレン「パーティ内での立ち位置は…
仔淡(1757)からのメッセージ:
仔淡「とは言え、支援技ばかりではいざと言う時に困りますし。難しいものですね、さじ加減が」
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突撃依頼受付中 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
偽島ルビ振り愛好会 |
ルファ(904)からのメッセージ: ルファ「非接触だと一応カオスガーディアンがあるがスカルカップと併せて使わないと混乱が酷いからな…。」
ルファ「ミーアは心配したとおり非接触で撃墜されてるな。あと500…結構惜しいな。」
ルファ「バナナズフォスターはともかくパンチェッタは
ルファ「なんだかんだでカセロールのルビは決まった…なんか少し格好良いが状況を考えると滑稽だ。」
レティ(1185)からのメッセージ:
「あの時はありがとうね! 遺跡外オンラインは、やっぱり最後までドキドキするわ……」
「だ、ダメよ捏造は危険よ! 繰り返すと本当になっちゃうんだから!!
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Main |
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パンデモニウム に技回数を 3 振り分けました! エレメンタルスクロール に技回数を 3 振り分けました! ハーシェアー に技回数を 2 振り分けました! ウィキドリング に技回数を 2 振り分けました! メィレィ に技回数を 2 振り分けました! シールレジスタンス に技回数を 2 振り分けました! ミスフォーチュン に技回数を 2 振り分けました! オーバーラン に技回数を 2 振り分けました! マジックグレネード に技回数を 2 振り分けました! ウーンズ に技回数を 3 振り分けました! アナザーライフ に技回数を 3 振り分けました! ヘイスト に技回数を 3 振り分けました! 萌えろ に技回数を 3 振り分けました! ミスティックモーション に技回数を 3 振り分けました! アブセントマインデット に技回数を 2 振り分けました!
ItemNo.8 ギリギリ食料 を捨てました。
簡単な保存食 を食べました。
【第60回更新からの闘技大会参加メンバー】 闘 技 大 会 に参加中です!
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杖 を忘れました。(戦闘CP + 10 )
訓練により 魔力 が 64 上昇しました!(能力CP - 150 )
技 マジカルライブラリ を修得しました!
技 肩砕き を忘却しました(GIFT+ 1 )
雅(766)から 600 PS 受け取りました。
警官(1360)から 1400 PS 受け取りました。
てらーふぉーくジェリー(1870)から 150 PS 受け取りました。
警官(1360)から 歩行石壁の素 を受け取りました。
質素な保存食 を買いました。(- 20 PS)
アイアンマン(750)に、 強化素材-TYPE K- を ギャザースカート に合成してもらいました!
てらーふぉーくジェリー(1870)の所持する どうしようもない物体 から ☆えび☆石 という 魔石 を作製しました。
ハイヤー(1230)に、 質素な保存食 を料理してもらい、 ハルキゲニア似の料理 を受け取りました。
雅(766)の所持する 黒い宝石 を消費して 着くずした黒スーツ に効果消去し、効果Bの消去に成功しました。(非結晶化)
イア(1872)の所持する 干乾びたクラゲ を消費して 石化黄樹の短刀[靭式”ヲゥ”] に効果付加し、 麻痺LV2 の付加に成功しました。
雅(766)の所持する ポーションSP300 を消費して マナ魔石 に効果付加し、 平穏LV3 の付加に成功しました。
美月(732)の所持する 露草宝石 を消費して AIM-120C AMRAAM を強化しました。 B2F I-18 魔法陣〔壁画〕 に移動しました!
H-18 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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声が聞こえる・・・ |
ウェルくん(12)の声が届いた: ウェルくん「出)霞石 求)強さ25以上の素材 伝言でも地底湖でもー。」
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Next Battle |
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B3F H-21 / 砂地
通常戦が発生!
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Data (第54回 第56回) |
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ENo.18 Wyona A. C. Furfures |
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ENo.750 アインクルス=アンキュール ENo.1230 Novest Hayer |
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[PL] Magatama |
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