ENo.3007 キルシッカ・ヴェシトゥーリ

未練で死後もなお現世に留まっていた魂を救われ、精霊2人に力を分け与えられ新たな生を授けられた、半人半精霊となった人。
覚えていることは名前ぐらいで転生前の記憶は殆ど無い。
半分精霊とは言え、新しく生まれた精霊。2人の精霊は精霊としての手ほどきをキルシッカに授け、共に森の中で暮らしていた

転生前にとある事情で人と精霊がモザイクに入り混じった、存在を保つ事も危うい程の歪な存在となる。
その時に右目に精霊の部分が浸食した為、左目の紺碧色とは異なる桜色に染まった。
同時に他者や物が望む事をキルシッカの意思とは関係なく受け取り増幅させ、具現化する事で願いを叶え与える力が備わる。
具現化出来るものは物に限らず事象や生き物など、数多にわたる。
だが、その力は存在と同様に世界から見てあまりにも歪な力。
しかも、当時のキルシッカはその力をコントロール出来ず、自動的に使われ続ける力は存在を更に歪なものへと変質させ、キルシッカは命を落とす事となった。

転生時に精霊2人の力を分け与えられ半精霊化した事で力の一部と存在が安定し、ようやく具現化の力を抑え込み一部をコントロール出来るようになった。
ただしコントロール出来ない大きな力が発動すれば、絶妙なバランスで成り立っているキルシッカの存在を再び危うい方向へ傾ける。

性格は真面目だが、オドオドとして内気。
押しに弱い一面もあるが、ここだけは譲らないという芯の強さも持つ。
人見知りなため前髪で目を覆い隠し、話す時に目線を合わせないようにしていたが、前髪を切り一念発起。
非常に不器用で、自身が思い描いているものと全く別の物を作ってしまう、ある種天才的な不器用さを持つ。
その為、どうしようもない時は具現化の力を物作りの為に使う時がある。

主に感情の揺れが激しくなると力が暴走するようで、少し驚いたりしただけでも一番近くにいる相手の好みに影響を受けて身体が変化してしまう事がある。
その変化は元のキルシッカのベースはあるものの、背格好、髪、はたまた性別にまで及ぶ。変化時間は基本的に2時間ほど。
この身体変化は暴走ではあるが、この程度の具現化であるならばキルシッカの存在の天秤を傾けるものにはならない。

胸に付けたられた一輪のシオンの花はキルシッカが姉のように慕う魔術師から預かった、具現化の力のセーフティも込められた特別な花。
腰のシオンの花はキルシッカがシオンの花を気に入り、摘んだ物を半永久保存化した物。

転生してから数年が経ち、今の生活にも慣れてきた頃
『内気で引っ込み思案、そして力に翻弄されてばかりの自分を変えたい。』キルシッカはそう思うようになっていた。
そしてその思いは日に日に強くなっていき……。

「こんな所まで来ちゃいましたけど、ボク変われるんでしょうか？」
「いえ、変わらないといけませんね。ボク…変わってみせます！」
こうして自分を変える為、森を飛び出し単身セルフォリーフの世界へ飛び込んだ。

・ヴィアトン（アイコン3）
キルシッカの事が心配で送られた使い魔。
なぜかミャアと鳴く。登場はもう少し後。

素敵なプロフ絵とアイコン0〜5はENo.863 アルマさんのPLらららららぎ様に描いて頂きました。
感激して、言い表せないほど感謝です。ありがとうございます！
アイコン6の淡く綺麗な八重桜はENo.1363　異世界の二人さんのPLじゅねは.jp様に描いて頂きました。
素敵なお花にもう心躍ってます。ありがとうございます！