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焔の月 15日目 基本行動の宣言を確認しました。 「通常戦」の宣言を確認しました。 「装備とセリフ」の宣言を確認しました。 |
Diary |
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あれはアイリーと出会ってから、半年ほど経った頃だったろうか。 突然、彼から電話がかかって来た事があった。 「もしもし」 「鵬か」 聞き覚えがある声がした。それが慇懃無礼な敬語を纏っていない事に鵬はまず驚いたが、 様子こそ普段と違えど、間違いなく(まだアイリーになる前の)アイリーの声だった。 「どうしたんだい、随分と不機嫌じゃないか」 「今、話せるか。愚痴らせろ」 できる限り明るい声を出した鵬の言葉を無視して、アイリーはぶっきらぼうに言った。 それまでも不機嫌になったアイリーが小さく毒づくことは時折あったが、敬語をすっか り脱ぎ捨ててしまうことはなかった。ここまであからさまに荒れる事もなかった。だから こそ鵬も驚いたのだ。 今になって考えると、その時はアイリーなりにかなり切羽詰まっていたのだろう。いく ら気が合った相手だとはいえ、六つも年下の小娘に泣きついたあたり余程余裕がなかった らしい。 到底からかえるような状況ではないと鵬は判断し、すぐに態度を切り替えた。なるべく 低い声で、穏やかに、声をかける。 「いいよ。このまま電話で愚痴るかい」 「……、……いつもの店にいる」 「分かった。僕の家からだと少し時間がかかる、待っててくれ」 鵬は出来る限り早く身支度を済ませ、アイリーが待っている喫茶店に向かった。後にも 先にも、あの時ほど焦り、息を切らした事はない。 店にたどり着き、肩で息をしながらアイリーの席に向かうと、彼は一瞬目を丸くしてか ら(酷く驚いているようだった)「普段運動しねえくせに」と呆れた様子で笑った。 「……うるさいな。街中じゃ使い魔も使用禁止だ、走るしかないだろ」 「たまには運動しやがれって事だ」 「君に言われるのは心外だな。……で、本題の愚痴とやらは良いのかい」 鵬がそう言ってやると、アイリーはもろに顔をしかめた。しばらく黙り込んでいたが、 やがて吐き捨てるように言った。 「『ペンステモン』の野郎がちっとも俺を推薦しやがらねえんだよ。やってられっか」 「……そう言えばもうすぐ『号』の試験か。狙っていると言っていたね」 「ああ。ったく、術者としての資質と俺のプライベートは関係ねえだろうに、あの野郎、 いちいち俺の『交友関係』とやらにケチつけやがるんだぜ? 自分がモテねえからってひ がむのも大概にしろっての」 『ペンステモン』というのは当時「庭園」で中堅クラスの魔術師だった男だ。 結社内である程度の地位に就きたければ、どうしても先輩術者の庇護が必要になる場面 がある。当時のアイリーが取り入ろうとしていたのがペンステモンだったのだが、彼はお っとりした性質とは裏腹にかなりの頑固者であり、清廉潔白を信条としていた。 そんな彼だから、何事にも裏表がはっきりしすぎているアイリーを気に入るはずもない。 結局、芳しい成果は得られなかったらしい。 「ふうん、彼がねえ……ただの腑抜けだろうと思ってたが、そこまで甘くなかったか」 「さっさと見限って、他の奴をあたった方が早ぇと思うか?」 「それはそうだろう、君と彼とじゃ性格も合わないしねえ。乗り換えるなら……そうだな、 号持ちの、ちょっと年の行った女魔術師あたりがいいんじゃないかい。なるべく独身が良 いね」 「……何だよそれ?」 「色仕掛けなら多少の無理も通るだろう?」 鵬の言葉が意外だったのか、アイリーは眉を寄せて目を瞬いた。 それから彼はしばらく黙っていたが、やがて大きく息を吐いて額を押さえ(ややわざと らしく)嘆くようにして言った。 「……全く、貴女がそれを言いますか。同じ女性でしょうに」 「おやおや、やっと機嫌が直ったようだね」 「お陰様で」 いつも通りの敬語に戻ったアイリーが笑う。 鵬は半ばつられ、半ば安堵して笑いながらも、とりあえず釘だけは刺しておく事にした。 「今のは極端な例だけれど、君の事だ、全く考えてなかった訳じゃないだろう。ただ―― 色仕掛けは上手くやらないと後が腐るから慎重にね」 「貴女が言うと説得力が違いますねぇ。……考えておきますよ」 多脚獣の背の上で、鵬はぼんやりと虚空を見つめていた。アンジニティの空は今日も相 変わらず濁っている。行けども行けども荒れ果てた所しかないのも相変わらずだ。 目を閉じてため息を吐き、鵬は傍らに寝そべる男 に視線を向けた。 「本当に大丈夫かい、錆くん?」 「……」 「この子に乗ってたって、あんまり揺れると傷に響くだろ? ちょっと止まって休ませよ うか?」 「煩ぇな、いちいち騒ぐな」 いつも以上に不機嫌な錆の身体には、無数の傷がつけられている。昨日突然多脚獣から 転がり落ちたと思ったらいきなり血まみれになっていたから、流石に鵬も驚いた。無数の 切り傷と火傷、内側から弾け飛んだような惨い傷。比較的浅い傷は既に塞がっているが、 酷い火傷や弾けた皮膚はまだ湿っていて、出血こそしていないが痛々しい。 鵬にはそれらが、外側と内側の両方から来た傷のように見えた。通常の攻撃によるもの ではない。呪術的な気配を感じる。 (何か返された、のか?) 傷を負った直後、錆は「居やがった」と口走っていた。恐らく件の尋ね人に接触したの だ。錆本人ではなく、彼の術か何かが。 そしてそれは退けられ、傷となって返ってきた。通常の戦闘で負った傷よりも遥かに治 りが遅い様子から鑑みても(彼は元々、人間よりずっと早く傷が治癒する)特殊な力で負 ったものと考えるのが妥当だろう。 (……この酷さ、単に反射されただけじゃないな。術の反動もいっぺんに来たように見え るし――後を引きそうだ) 多脚獣の黒い毛を手持ち無沙汰にむしりながら、鵬はまた小さくため息を吐いた。 「全く、これでも心配してあげてるんだよ?」 「ハッ、お前に『心配』とか言われると気味が悪ぃな。今度は何企んでやがる」 「失敬な。……ま、契約の途中で倒れられても困るのは確かだけど」 「なめるな。この程度で俺がくたばる訳ねぇだろ」 憎々しげに言い返す彼に笑いかけながら、鵬は、自分が割と真面目に錆の心配をしてい たことに、その時ようやく気がついた。「使える」と言う打算を抜きにしても、鵬はそれ なりにこの人外の男を気に入っているらしい。 おや珍しい、としばらく思い返してみて――その理由のあまりのくだらなさに鵬は呆れ 果てた。 錆の口調はお世辞にもきれいとは言い難く、内容は周囲への不満ばかりだ。しかし、そ んな彼と話をしていると、鵬は「素の状態」のアイリーを思い出してしまうらしい。剥き 出しの、言葉こそ汚いがいくらか素直になった彼。 あの様子を見せてもらえた時、鵬は本当に嬉しかった。 僅かではあるが、アイリーの内面を見ることができた気がして。 (全く、僕も救いようのない馬鹿だね。こんな事を知られたら錆くんに怒られてしまうな) 多脚獣の黒い毛を握り締める。その下に埋め込んだものを思う。 そうだ、本来なら、今頃はとっくに――。 湧き上がってくる名状しがたい感情を、鵬は目を閉じてやり過ごした。 (全く、今頃どこで何をしてるんだろうねぇ、君は) (僕はそろそろ首が伸びきってしまいそうだよ) (……どこにいるんだ、アイリー)
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Message |
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イグロニカン(13)からのメッセージ: イグロニカン「ソイツは試してみるまで分からないなあ。ん?そういう返事ってコトは許可が出たって捉えていいのかい?」 目線はオートリの指先を追うようにスカートと腿の境目にある。
イグロニカン「お、やっと俺を頼ってくれる気になったか。いいぜ、なんでも聞いてくれ」
イグロニカン「腕を鳴らしてきたって言うと聞こえが悪いな。俺はただ相手に喜んで貰おうと思ってるだけなんだがね。
今日はメッセージを送っていません。
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何DEMO★許可!!! |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
Main |
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のんびり休憩しました! HPが 210 回復! SPが 53 回復! すべての技回数が 1 回復!
くにゃくにゃした果実 を食べました。
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MAP3 P7 / 砂地
通常戦開始! |
錆「俺の邪魔する奴は全部死ね」 オートリ「……また、随分と反応に困る相手だなぁ。猫なのか鳥なのか……」 うみねこ「我は死を告げる者、うみねこ。貴方の未来は既に定まっている。」 錆の命中LV1 錆のHITが上昇! 錆のMHITが上昇! 錆の物防LV1 錆のDFが上昇! 錆のEVAが上昇! オートリの集中LV2 オートリのCRIが上昇! オートリのMCRIが上昇! オートリの活力LV2 オートリのMHPが751上昇!HPが751増加! オートリの命中LV1 オートリのHITが上昇! オートリのMHITが上昇! オートリの魔攻LV1 オートリのMATが上昇! オートリの魔攻LV1 オートリのMATが上昇! うみねこの加速LV1 うみねこのSPDが上昇! |
非接触フェイズ
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[HP]2507/2507 [SP]446/446 オートリの行動!
#343 Dismal!! クリティカル! クリティカル! うみねこに346のダメージ!SPに51のダメージ! うみねこは衰弱に抵抗! うみねこに睡眠を(1)追加! うみねこに凍結を(1)追加! |
戦闘フェイズ TURN 1
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[HP]2507/2507 [SP]376/446 オートリの行動!
オートリ「さて、今日も働いてもらうよ」 #388 Summon Silky 声枯らし祈る異形の乙女 祈る十の腕を召喚! (鵬の側、何もない空間からゆるりゆるりと、十本の腕を祈りのかたちに組んだ影が現れる) (影の胴体の中心には巨大な光る目がついている) オートリのSPが70減少! 錆の治癒LV2 錆のHPが195回復! [HP]2603/2603 [SP]119/202 錆の行動!
錆「ははははははは!!!」 #551 Hard blow!! クリティカル! クリティカル! うみねこに700のダメージ! [効果発動条件失敗]うみねこのHPが多すぎる! うみねこの水霊力LV2 うみねこのHPが75回復! うみねこのSPが14回復! [HP]461/1432 [SP]186/223 凍結[1] 睡眠[1] うみねこの行動!
#87 Waterfall!!2 オートリは攻撃を回避! [深度減少] 凍結[1→0] 睡眠[1→0] |
戦闘フェイズ TURN 2
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うみねこの水霊力LV2 うみねこのHPが75回復! うみねこのSPが14回復! [HP]536/1432 [SP]140/223 うみねこの行動!
#271 Hydraulic pressure!!1 錆に518のダメージ! 錆のHPが375減少! 錆のSPが75減少! [HP]2507/2507 [SP]156/446 オートリの行動!
#562 Carrion crow!! クリティカル! クリティカル! うみねこに802のダメージ! オートリ「そこで寝ていたまえ。僕達を妨げるんじゃない」 うみねこからMHPとHPを315奪取! うみねこのSPを40奪取! オートリの追加行動!
#562 Carrion crow!! うみねこは攻撃を回避! 錆の治癒LV2 錆のHPが195回復! [HP]1905/2603 [SP]0/202 錆の行動!
クリティカル! クリティカル! うみねこに276のダメージ! 錆の追加行動!
クリティカル! クリティカル! クリティカル! うみねこに300のダメージ! [HP]1468/1468 [SP]270/270 祈る十の腕の行動!
#285 Ritornello!!2 うみねこは攻撃を回避! 天恵によりうみねこに追加HP1040が与えられた!!
うみねこ「貴方には未来を変える力があるようだ。」
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戦 闘 終 了 !!
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錆「だから言っただろ?」 オートリ「お疲れ様。無事のようで何よりだよ、錆くん」 (囁きのような、祈りのような声を上げている) 戦闘に勝利した! PSを 50 獲得! 能力CPを 1 獲得! 戦闘CPを 1 獲得! エリア内を探索・・・ 錆(2948)は 小さい貝殻 を見つけました! オートリ(2955)は 小さい貝殻 を見つけました! 錆(2948)の 叩撃 の熟練LVが増加!( 22 → 23 ) オートリ(2955)の 闇霊 の熟練LVが増加!( 11 → 13 ) オートリ(2955)の 召喚 の熟練LVが増加!( 26 → 27 ) オートリ(2955)の 夢幻 の熟練LVが増加!( 24 → 26 ) |
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訓練により 敏捷 が 18 上昇しました!(能力CP - 16 ) 訓練により 天恵 が 17 上昇しました!(能力CP - 16 ) 訓練により 召喚 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 17 ) 訓練により 夢幻 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 15 ) 訓練により 料理 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 10 ) 訓練により 料理 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 11 )
技 Golden apple を修得しました!
MAP3 P6 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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声が聞こえる・・・ |
ドネスクの街です。 HP、SP、持久、技回数、体調が回復しました! ※宣言「基本行動」に「アイテム購入」が追加されました。
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街のショップ ― 販売アイテム一覧 |
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街は荒れ果てています。
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Data (第14回 第16回) |
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ENo.2955 鵬 |
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ENo.2948 錆 |
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[PL] しのだ |
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