ENo.2527 リィリア・エル・フォン・アクトレア

幼い頃に魔法の力で作られた『ベネトナッシュ』に選ばれた少女。
『ベネトナッシュ』は手に入れた者に「身体能力の向上」「運気の上昇」「箪笥の角に小指をぶつけた時のダメージが1/4」「初めての飲食店ではずれのメニューを引かない」「数字を見るとそれが3で割り切れるかどうか瞬時に判る」などの微妙な効果を与えるスケッチブック。
不思議な力で手で持たずともふわふわと浮いている。浮かべたいと思った言葉が浮かぶのでリィリアは『ベネトナッシュ』によって会話している。

名前からも解る通りいいとこのお嬢様。兄が家を継いだのを機に昔から憧れだった旅に出てみることに。可愛い子には旅をさせよ、な両親はこれを承諾しリィリアを送り出した。
以前街に来ていた時に意気投合し、一緒に旅をすると約束したレシィの後を追いかけようと情報を集め、偽島を目指して出発する。
しかし愈々島に到着しようかというところで突如大津波にさらわれ気付いたらよくわからない場所に到着。
何はともあれ周辺の把握、ということで付近にいた人達とパーティを組んで辺りを散策することに。

紅い瞳と長い黒髪が特徴的な少女。会話は『ベネトナッシュ』によって行うが、結構毒舌。
外見から華奢な魔法使いタイプだと思われがちだが、実家が武術の名家だったので本人も武術を嗜んでいる。身の軽さを利用したヒットアンドアウェーが基本。
常識は備えているが、変なところで世間知らず。初めての旅で見る様々なものに新鮮な感動を覚えている。趣味の料理は旅に慣れるにつれ段々野生的な様相を帯びてきた。

レシィとはリィリアのいる街でレシィが道に迷っていたところを助けたのがきっかけで知り合う。
明るく、『ベネトナッシュ』と自分に物怖じしないレシィを気に入ったリィリアがレシィを自分の家に招き、二人は意気投合する。
旅の最中だというレシィに対して旅に出たいと思っていたリィリアは追いかけるから一緒に旅をしようと提案する。一人旅のレシィもリィリアとの旅は楽しくなると思い二人は約束を交わして笑いあった。
レシィの滞在中は二人で街を歩いていたため、街の人達から実は姉妹がいたのかと騒がれていた。が、明らかに自分の方が妹扱いされていたのでちょっとへこんだ。同い年の筈なのにひどい胸格差に思わずジト目。きっと自分も成長するはずだと毎日寝る前の体操は欠かしていないが今のところ改善の兆しがない。

レシィとのパーティではないのが残念だが、初めてのパーティ結成に密かにテンション↑中