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世界共通!
No.2158 異界の本棚
Medea-Laplace121


世界の狭間にある、薄暗い図書室。
中ではメディアが昼寝をしたり、寝言を言ったり、点字の本を読んだりしています。

※コミュ内容
どうでもいい知識をだらだら語るだけのコミュニティです。
語り合うのではなく、一方的に喋るだけで結構です。
勿論、語らなくても構いません。雑談可。ROM歓迎。
無いと思いますけど、公序良俗に反するような発言や、他の参加者に著しく不快の念を抱かせるような発言はやめてくださいね。



コミュニティメッセージ


メディア(2158)からのメッセージ:
メディア「前回は失礼しました……」

メディア「さて、前々回はシングの説明まででしたね。
今回はようやく裁判自体についての話です。
もっとも、千年以上前の制度なのでかなり簡単なものですけど」

メディア「シングマンを引き連れてシングに参加したゴジ。しかし彼らは裁判官を務めません。
立法についてはゴジが主役でしたが、裁判においては裁判官を選ぶのが役目でした。
選出される裁判官の数は、春季シングでは12人、アルシングでは4法廷が設置され各9人」

メディア「裁判官が選出され、なおかつその人選が適当であると認められると裁判が始まります。
裁判での勝敗は、獲得した味方の力に依存していました」

メディア「さて、ここでちょっとだけシングの開催前に遡ります。
紛争が発生した際、当事者達はシングに備え、まず味方を探す為の旅に出ました。
特に調停能力や法律知識に優れ、名声のある有力者を『援護者』として味方につける事は重要でした。
援護者とは、味方の集団全員を率いる役。誰が援護者かで、獲得できる味方の数が大きく変わったからです。
なお、援護者は紛争が解決した場合報酬(主に土地)を受けとりましたが、引き受ける際は必ず『報酬目当てではない』と言う事になっていたそうです」

メディア「ある程度味方が集まったら、いよいよシングでの対決です。
双方の『援護者』が率いる集団は、武装してシングに臨みました。
自分たちの実力を相手に見せつけるデモンストレーションですね。
当然ながら、彼らの殆ど(と言うかほぼ全て)はシングマンとして集会に参加しています。
前回『シングマンは表決権を持っていませんが、裁判では重要な役割を果たしました』と言ったのはこの事です」

メディア「この制度は、血讐が様式化したもの。
血讐が維持されながらも、血が流される事が少なかったのはこの制度の為です。
互いの武力を見せ合えば、血讐が行われた際にどちらが勝つかは大体わかります。
それなら、別に実際に戦わなくてもいい訳ですからね」

メディア「集会において加害者側が勝てば無罪放免。
被害者側が勝てば、加害者は国外追放になりました。
なお、国外追放になった者が出て行かなかった場合、その者を殺してもいいとされていました。
とは言え、即座に死刑とかそんな事はなかった訳です」

メディア「長かったですがアイスランドの裁判制度の話はこれで終わりです!
960年頃に、このような制度が完成していたと言うのは驚きですね」

メディア「次はもっと短い話にする予定です。それではまた」




コミュニティ参加者


 ENo.231 文箭句外
 ENo.261 リエナイ・ディボートdajf
 ENo.327 ダリル・S・オウル
 ENo.530 化野 薫フシハラ
 ENo.968 佐倉 吉野/大山968.
 ENo.1111  
 ENo.1996 イェル・V・ハルトマンDさん
 ENo.2158 Medea-Laplace121レナーテ
 ENo.3320 柊 三十朗さかさ猫
 ENo.3354 ガルク・ユニバースシマムラ
参加者 計 10