ENo.2012 ホ・ワイト・カーテン

「おばあちゃん、どうして夜に外に出てはいけないの？」

コーデリアはおばあちゃんに尋ねました。

「霧が濃い夜はね、町にオバケが出るんだ」
「どんなオバケ？」
「真っ白でふわふわ浮かんでいて、目は真っ赤で、口が大きくて……」

おばあちゃんは、コーデリアの方を見て、ニッコリ笑って、窓の外を指差しました。

「そうそう、ちょうどあそこに居るやつみたいにね」

窓の外には、白い布の塊のような何かが、ふわふわと浮かんでいました。

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◎ホ・ワイト・カーテン
　環境の変化と共に誕生した、意志を持つ霧。だから実際はオバケでも何でもないが、その風貌から大抵は幽霊扱いされる。

　夜ごと訳のわからない事を甲高い声で叫びながら、そこら中を飛び回る迷惑な存在。実は争いごとはあまり好まないが、敵と見なした相手にはどちらかが倒れるまで容赦なく攻撃を繰り返す。

　悪戯好きで非常に下品だが、底抜けに陽気な性格。
　しかも気に入ったモノにはちょっかいをかけずにはいられず何にでも首を突っ込みたがる、刹那主義のトラブルメーカー。その上、物事を真剣に考えることが＊苦手＊で、人を怒らせることもしばしば。
　口をついて出てくる言動は大抵無意味な言葉なので、絡まれた時は己の不運を嘆きながら適当にあしらうべし。

　自身が『動き出した無機物』の一部であるにも関わらず、世界を復元する動きに便乗している。
　だが本人はそんな＊難しい＊事柄を理解するつもりは最初から無いらしく、ただ気の向くまま、他の使命感逞しい救援者たちをからかうことを目的として世界を歩き回っている。依頼に関しても「面白そうな事件に巻き込まれたいから」達成しているだけ。

　道行く旅人の道具に悪戯をするのがマイブーム。……人はこれを効果付加と言うが。

◎ファントム先輩(アイコンNo，5＆6)
　環境の変化と共に誕生した、意志を持つ煙。ホ・ワイト・カーテンとの偶然の再会を機に、（本人も暇なので）彼のあてどない旅に付き合う。ちなみにファントム先輩と言う呼称は、ホ・ワイト・カーテンに勝手に名付けられただけであるため、本当の名前は不明。

　白布同様幽霊でないが、その恐ろしい外見のせいでほぼ確実に悪霊と誤解される。あまりにも人に怯えられるので、本人も知らないうちに呪いの力を身につけていた、らしい。

　白布とは以前面識があったようで、彼はその威風堂々とした（？）立ち振る舞いに敬意を表して先輩と呼んでいる。

　非常に無口だがホ・ワイト・カーテンとは（似た者同士だからだろうか）詳細な意思疎通が可能。また決して無感情と言う訳でもなく、気難しくて怒りっぽい性格のようだ。

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　突撃メッセ、その他もろもろの絡み大歓迎です！
　……面倒だったら無視して下さいな。