ENo.170 シャーク・ド・深浮渦

［前回の New！］

闘技で桃鉄に誘われていた
だがポケモンネタ最後はまばら
よろしいならば突撃だヒャッフゥ！
森に入ってみたら過疎まくりまくった
過疎地にタケル様がいるぞー
リクリオネと動く人形少女で遊んだよ
ドロップ…？なにそれ旨いの？サクマ？
なか物ハァハァ… フーフー… もぐもぐ…
また春菊かー！！またおまえかー！！

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ありがとう！ありがとう！もっと頑張るね！
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ドキドキ☆森サバイバル

鮫のお耳はどこに存在するか、ご存知でしょうか。
いえいえ、普通のCOOLでハイスペックでちょっと危険な香りが堪らない、立派な鮫ではなく。
そこにダベッと転がっている、丸い魚類の事なのです。

「あーーーー…」

超ダランダランしています。
どのくらいダランダランしているかと言いますと、夏休みださあ遊ぶぜ超遊ぶぜでも宿題は先に終らせて友達に自慢するぜオレマジカッケーマジ△でもまだ焦る時間じゃないな七月終わるまでに片付ければ良い訳だからな読書感想文の本は最後のオチだけ読んで書けば良いからなオレ天才だなさってまずはタケシとミチルと一緒に遊びに行こうプールに行こう近所の祭に行こうゲームとかインドア過ぎるし時代はアウトドアだぜカブトムシ取るぜ夜更かしするぜ親父が遊びに連れてってくれたぜまだ七月終わってないし大丈夫大丈夫海にも行くしじーちゃんち行って竹馬教わっちゃったぜアッレもう七月終わっちゃったよまあ他の奴も宿題やってないし夜更かしで起きるの昼近くだけどホラ暑いと勉強はかどらないじゃん？やまっちの家で宿題やる予定だったけどゲームまじ楽しいな外で遊ぶとかバカなの？熱射病なの？死ぬの？マリカはオレ最強だしなクッパ無双だしぶっ飛ばすぜニコ動おもれーわオレも動画うぷりてーな八月二週目だけどまだ時間あるし大丈夫まだ半月あるし大丈夫大丈夫まだ二
週間あるし速攻終わるし…

|8/31| (゜Д゜;)ズェア

…というくらい、ダラダラしています。
コタツに寝そべり、長編漫画とアイスクリームで、冬の至福を味わっていました。
これにポテチと携帯ゲーム機があると最高なのですが、
同時にコタツから動くのが面倒になるという罠があります。
人によってはそれを何日も続けてしまい、ズボンがキツくなる。
…というデータが出ています。実体験。

「ずいぶんと、のらくらしてますねェ」

うにが毛糸で手袋を編みながら、鮫に話かけました。
鮫はギャリギャリ君の当たり棒を噛み噛み、尾っぽをピルンと振ります。

「だってさー、モリのなかだよ？とりひきも、ロクにないし！」
「ワニッ。前回、表の宣言少ないから楽だとタカくくってたら、
練習試合のセリフ変え忘れたっつぅ事件もありやしたよ？」
「あれなー！たぶん、げんいんはチキレだわ。セリフかえたキオクは、あるんだけどなー！」
「大方、焦って送信ボタン押さずに窓閉じたんでしょうや」
「よくやるからな…。にっきも、ナンバーいれわすれてたし、な！」

凡ミスのオンパレードです。
直接、戦闘や生産にダメージを与えるような結果ではありません。
が、ヤッチマッタというマインドダメージが襲って来るオチがあります。
恥ずかしいったら、ありゃしませんことよ。

…ほんとに。べっ、別にぶるってませんし。マジで。

「まー、チキレはチキレでおいしいからな！ホンノウで、もとめてるかもしれん！」
「ネタバカ体質でさぁな」
「あ！わるくちか！バカっていったら、うにのがバカな！バカ！」
「いきなりキャラに戻っ…」
「ようし、バカになれ！なるんだバカヤロー！ゆだんしたなバカめ！」

メコッ

あの有名な16tプレスが、どこからともなく降ってきました。ガゴォンと高い音を立てて、うにが地面とぴょん吉キス。
カエルの王子様は、物好きな女の子のチューで人間に戻りました。
ただし、この条件はイケメンに限ります。
喋る爬虫類なんて、もっての他、論外、枠の外なのです。

「イイカンジにつぶれたな…」

アンジニティの森に小さなナスカが生まれた、貴重な瞬間でした。
鮫は地面からうにを剥がして、ティンクルティンクルと小さく丸めてからタライに入れます。
そこへヤカンいっぱいのお湯を注ぎ、三分間キタキタ踊りをすると、あらふしぎ。

「なにもおきないな…」

当たり前田のクラッカーです。
鮫は仕方なく、うにを放置しました。

「鮫汰ちゃーん」

タライに漬物汁を流し込んでいると、マネージャーさんがゼイゼイ走って来ました。
何か大きな袋を持っているのを見たところ、きっと新しい衣装なのでしょう。
なかなか絵を上げる事が出来ずに、歯痒すぎて髪の毛バッサリ切ったのはナレーションです。
美容院でザクザクしてきたのですが、さらに家でも切り直してマジ短い。

「はあ、はあ…こんな森の中にいたんですか。フーッ、ちょっと今回のイベントはキツそうですね…」
「まめまき？」
「いいえ！バレンタインですよ。ほら！」

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第13回に、『バレンタインライヴ』で新曲だすヨー。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シャチョ
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いつでもシンプル告知。それがシャチョーさんです。
鮫の最近の夢は、いつかシャチョーさんに素顔になってもらい、
その姿でいつも通りに働く様子を、近くで眺めることでした。
夢は広がりングです。フラグは皆無です。

「チョコかぁ…」
「デパ地下に行けば、ちょっと高めのチョコがたくさん売られてますけどね」
「さめた、ロイーズとかスキだな！」
「王道ブランドも欠かせませんよー？」
「ゴディヴァーとかな！さめた、あかいハートチョコだけたべたい！
でも、コトシこそムシチョコかいたいわー。まいとし、かいそびれてる！
ようちゅうとかのカタチのやつね！」
「ええっ！あんなリアルな形なのに…！」

どこか抜け落ちた会話ですが、ピンクピンクしているカポーがおかしいに違い無いのです。
ハンズで売っているギャグチョコで、いやんばかんしながら家に閉じこもれば良いのです。
カポーめ、祝ってやる…。盛大に祝ってやるぞ…。試練を乗り越えて幸せになれ！
そして元気な家族を増やして未来のために頑張れ！モンペアにはなるなよ！

「何かの荒ぶる声が…」
「きにしちゃダメな、マネジャさん。
んでで、このチームわけって、なに？」
「うわぁワニがこっち見てる！！」
「マネジャつかれてない？きいてる？」

また微妙なタイミングで驚いたマネージャーさんですが、ばたんきゅー気絶はしませんでした。
そう何回も意識を手放されても、鮫だって困るのです。

「ねー、チームってー？」
「はっ…。ええとですね、今回はバレンタインイベントと言うことで、チョコの味みたいに、3チームへ別れます。
甘いトリュフ、元気なホワイト、大人のビターと言ったところですね。
しかも！それぞれのチームに合わせた新曲も出ちゃうんです！
「フンパツしたな！」
「表現はともかく、すごいでしょう？」

豆まき用の大豆をボリゴリュ食べながら、鮫はうんうん頷きました。
ただ問題なのは、鮫が参加するにも、どのチームに属するかです。
おバカな魚類チーム☆というのは、存在しないからです。

「ねえねえ、さめたはドコ？」
「実は、私もかなり悩んでまして…」

マネージャーさんも豆を食べながら、困ったように腕を組みました。
チーム対抗戦なので、勝負の臭いもぷんぷんするぜーッ、です。
うかつには決められないような感じも、まあしなくはないよねーって感じ？でした。

「鮫汰ちゃんは、どんなチョコが好きですか？」
「クチにはいるやつー！」
「超笑顔で言われても！ええと、味は？」
「きせつげんてい！」
「…おおう…」

お前本当にやる気あるのかと、ド突き回してツッコみを入れたくなる返答です。
真意を汲む気など、スーパートリートメントさらさら毛頭も無いのでしょうか。

「あ、でもビターきらいじゃないな！
1000%カカオは、さすがにダメだけど！」
「圧縮済みですか？！」