セルリアンは明るい海だった。 穏やかで薄暗いところのない、陽性の海。 バカンスをしている連中は、白い砂浜に珊瑚礁なんて場所を見つけたらしい。 故郷の海は、ここよりは荒れた海だった。 暗い色の水面に、どこか影のある海の底。その影には、銀の鱗を昏い陽に弾いた魚がいて。 漁をしていた頃は、銛、網、釣竿、なんでも使った。 その日の食い扶持と、売りに出すための魚やら貝やら。時には蟹だって獲った。 今は銛だけだ。 銛と僅かな荷物だけを持って、この二年、適当な港をふらふらと日雇いで繋いできた。 漁もやったし荷運びもやった。 素性が知れなくても雇ってくれると言うなら、船にも乗った。 それは生活だ。どこまでも、ただの生活だった。 ただ、海からの声が響く以外、生きるための仕事に生きるための食事、睡眠。 俺には基本的に、楽しみというものがない。ないようだ、と思う。 せいぜい酒を飲むくらい、それも度を越したことはない。 生活は淡々と過ぎていくばかりで、俺はいくらかは変わり種扱いされていた。 気がつくと海を見ている。海に魅入られちまってるのか？ そう尋ねられたことだってある。 そうなのかもしれない。 俺は父親を棄てたあの海を、あの夜明けを生涯忘れられない。 あの感覚を、間違いなく、一生胸に抱いて生きていく。 それを魅入られたというのならそうなのだろう。 あの開放感だけは、この一生ではもう二度と、手に入らないだろうから。

キィスはアイテムNo.4 ナマコ を使用した。

精神が3上がった！

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

キィスは、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

穏やかな潮の流れに、時に身を任せ、時に原生生物を相手にし、
確実にテリメインの探索へ進んでいたキィスは、
前方に大きな泡に包まれたドーム状の建物を発見した。
近くの岩に、建物の名前が彫られているのを確認できるかもしれない。

	テリメイン最先端探索拠点

……どうやらここが、海底探索協会の最先端拠点らしい。
これよりドームから先は、いよいよ未知なる海域が待っているのだろう。

誰も見たことのない財宝。
誰も発見したことのない未知なる生物、海底遺跡。
己の力をつけるため、願いを叶えるため……。

様々な目的を胸に秘め、各地から集まった探索者たちは旅立っていく。

テリメイン最先端探索拠点は、そんな夢を秘めた冒険者たちに、
最先端のスキルストーンやチューンジェムを揃えて販売している。

この拠点より先は、海底探索者協会の目が届かない海域だ。
【海賊】と呼ばれる者たちに襲われる危険性もあるかもしれない。

未知なる海域へ足を踏み入れる前に、ここで十分に準備をしてもいいだろう。

キィスは周辺を探索…………。

焼き魚を手に入れた！

キィスはガードを購入した。

キィスはSSシェルボックス(低)を購入した。

キィスはSSシェルボックス(低)を購入した。

キィスはSSシェルボックス(低)を購入した。

キィスはTGシェルボックス(低)を購入した。

キィスはアイテムNo.9 ガード と、アイテムNo.11 ガード を合成！

キィスは体力を訓練した。
キィスは体力を訓練した。
キィスは精神を訓練した。
キィスは敏捷を訓練した。
キィスは器用を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

キィスはアイテムNo.7 ボディブローを私有化！

キィスはアイテムNo.8 ドレインを私有化！

キィスはアイテムNo.9 ウォークライを私有化！

目的の決定