ネアンはついに、拠点の最先端へとたどり着きました。 ここが、本当の冒険の『入口』です。

	ネアン
	「……」

一歩進めば、未知の領域です。 ですがその一歩が、ネアンには踏み出せませんでした。 ネアンには、具体的な目標がありませんでした。 『水中に入れば力が制御できる』というのが目的の一つでしたが、 どうしたことなのか、水中でもモクモクと全身から煙は立ち上ります。 『テリメインで活躍すれば、仲間にバカにされない』 ネアンが強く願っていたのはこちらでしたが、水中にいるときでさえ 自分を包む煙を見て、ネアンは自信をなくしていました。

	ネアン
	「わたし、このまま進んで、良いのかな……」

不安で、不安で。涙が溢れてきます。 普段は能天気な少女のように見えますが、多感な時期です。 ネアンは悩み、泣き……無い頭で少しは考えているのです。 遠く、同胞もいない、知らない土地。 知り合いは出来たものの、深く悩みを打ち明けられる友達は、まだいません。

	ネアン
	「ともだち……」

ネアンはすすり泣きの情けない表情で、つぶやきました。 ふと、頭の中に懐かしい友の顔が浮かびます。 『ネアンは子供ですからねー』 青い鰓を持った、その友達はいつもネアンのことを馬鹿にします。 でも、不思議とネアンは不快ではありませんでした。 いつも一緒にいたから、慣れただけなのだと、ネアンは思っていました。 ———————————— 『……テリメインに？そう……』 故郷を経つ日、興味なさげに、友達は言いました。 話を聞いてもらえていないと思ったのか、ネアンはまくし立てます。 仲間に馬鹿にされるのはもういやだ！ 私が海中で活躍すれば、皆も認めてくれるはずだ！ 『ふーん……』 ぶすっとしているネアンのほうをチラりと見ましたが、すぐに新聞へと目を戻します。 しかし、その目は文字を追っていませんでした。 ふー、と一息吐き、ネアンのほうに向き直ります。 『まぁネアンが行きたいなら止めませんけど…… 　ネアンはもうちょっと、自分に自信を持って良いと思うんですけどねー。 　 　……他人に認められるより、自分で自分を。認められないと、ダメですよ』 最後に呟くように付け加えながら、友達はネアンを送り出しました。 ————————————

	ネアン
	「デルタめ、好き勝手言いやがって」

ネアンは涙を腕で乱暴に拭いました。 さっきまでの泣き顔は、どこかへ行っています。 そして大きく一歩、前へと進みました——

ネアンはアイテムNo.3 TGシェルボックス（低） を使用した。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

ここ、最先端探索拠点を越えてしまえば、そこはもう未開の海だ。
ネアン達のような探索者たちがどんどん先へ進めば、
後々海底探索協会が、このような拠点を設けていくのだろう。

この先はどんな危険が待ち受けていても不思議ではない。
誰も踏み入れたことのない場所なのだ。
準備を怠らず、慎重に進むといい。

どのような生き物が居るのか、どのような未知が、はたまた宝が眠っているのか。
それはこの先へ自ら進んでいく者にしかわからないのだろう。

海は、まだまだ先へと広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

ネアンは周辺を探索…………。

ホタテのバター焼きを手に入れた！

ネアンはSSシェルボックス(低)を購入した。

ネアンはSSシェルボックス(低)を購入した。

ネアンはTGシェルボックス(低)を購入した。

ネアンは体力を訓練した。
ネアンは体力を訓練した。
ネアンは魔力を訓練した。
ネアンは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
ネアンは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

抑煙の首輪 に 命中力強化 を実行！
抑煙の首輪の強化回数限界！
日数回分までしか強化は行えない。

抑煙の首輪 に 命中力強化 を実行！
抑煙の首輪の強化回数限界！
日数回分までしか強化は行えない。

ネアンはアイテムNo.5 バンシークライを私有化！

ネアンはアイテムNo.8 グラビウォーターを私有化！

ネアンはアイテムNo.11 エアロシュートを私有化！

スキルNo.3 ガードケア をアイテムNo.6 熱耐性 で改造！
スキルNo.3 ガードケア に 熱耐性 を付加！

ガードケア に 蜃煙楼 と名付けた！

目的の決定