Seven Seas
-DAY4-

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潜航日誌 diary message battle2 battle event status
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 セアは海底遺跡というもののイメージを持たなかった。
 海に潜ったことは数知れない。
 女達に紛れて貝を採ることもかつては日常であったし、それよりもずっと深い海の深奥をもまた幾度も目指し、そしてその果てに辿り着いたことは一度としてなかった。たとえ海の底と思える場所に辿り着いたとしても、それはここではないと頭にある何かが告げるのだ。疑うべくもなく、そして抗いがたく。
 己を突き動かし続けるそれの名前をセアは未だもって知らない。
 ただそれが教える通りに、この広すぎる水の世界の最奥を目指し続けなければならないことだけを知っている。


 誰かはそれを、海に呼ばれているのだろうと言った。
 誰かはそれを、すべてを忘れ果ててなおセアは海へ向かいたいのだろうと言った。
 セア自身はそれを何とも称したことはない。ただ状況の赦す限り、いつでもそれに従ってきた。
 それに従い潜り続けた先で彼を迎えるのはいつだってどこまでも深まりゆく暗闇ばかりで、何かが見つかったとしてそれはせいぜい船の残骸程度でしかなかった。文字通り、海の藻屑としか呼べないようなものだった。
 だからテリメインの海へ身を躍らせ初めてその深みを目指した時、セアは初めて目の当たりにしたのだ。


 波の下遙かに沈み、絶え間ない海流にその身を削られ続けても尚その偉容を保ち続けるものの数々。
 無数の藻や貝類に巣食われ、小魚たちの住居とされても未だ人の作り上げた輪郭をはっきりと保ち続けるものたち。
 陽光が届くその視界の果てまで連綿と続いていく、日光のか細さを教えるかのような人工物の群れ。
 話に聞いたとして気にすることさえなかった、目指すべき「海の底」の遙か手前で探索者達を待ち受ける風景を。

 
 見開いた瞳も、早鐘を打つ心臓も、その時覚えた感覚のすべては探索者教会で生身の人魚を目にした時とよく似ていた。けれどたったひとつのことだけが、あの時とは違っていた。
 一度も目にしたことのないはずのその光景は、セアにとってとてつもなく理想的に思えたのだ。
 人と同じように笑い話す人魚という未知への恐怖あるいは興味とは対極の、海中へと没し誰一人として住むことのない都市という未知への、恍惚さえ覚えるほどの陶酔。
 それがまるで大波のように、一目で少年の心を浚っていた。



 重力に従って音もなく沈み行きながら、少年はそれにさえ気付かない様子でほうと溜息をついた。空気の含まれない、そして空気を必要としないその口からこぼれるものなど海水しかなかったが、それの意味するところは間違いなく溜息だった。
 視界いっぱいに広がるのは間違いなくこれまで生きてきた中でもっとも美しい光景で、その前には何の言葉も、意識しての動作も必要なかった。ただ溢れるままの思いが、なんの制御もなくセアを動かすばかりだった。それは丁度、海の底を目させる何かによく似ていた。
 
 
(もしかしたら)
 
 
 そんな中でふと浮かんできた考えは、彼自身でさえ奇妙だと言えるものだった。
 けれど不思議と、それを馬鹿馬鹿しいと投げ捨てる気にはならなかった。 
 
 『何もない暗闇の中に降り立った神はまず光を生んだ。
  世界に海を注ぎ、その中に陸をちりばめた。そのふたつの上に空を広げた。
  そして世界に生き物を放った。海には魚や貝を。陸には獣や草木、虫を。空には鳥を。そして人を。
  すべてを創り終えた後、神は海に溶けて消えた。
  海から出でた水は雨となり、川となり、再び海へ注いで巡り、すべての生きるものを支えている』

  
 教会で教えられた世界の成り立ちを、セアは信じていなかった。しかしだからといって、広く信じられていたその説に対する別の仮説を持っていたわけでもなかった。
 その欠落にぴたりと嵌るように、その考えは姿を現した。
 

(世界はもともと、海に沈んでいたのかもしれない)


 そうでなければどうして、この蒼の中に沈んだものたちがこれほどまでに美しく見えるだろう。
 遙かな時間を経て、あるべきものがあるべき場所に戻ったのでなければ。

 少年はそっと、瞬きすらしていなかったその瞳を伏せた。
 その瞼の裏側には、かつて暮らしていた場所が映っていた。
 
 貧しくも住人達が助け合って暮らしていた小さな漁村。
 船から遠く目にした巨大な教会を要する聖都。
 人々が絶えず行き交い、大小の船がひっきりなしに行き来する商都。
 
 そのすべては、今まさに想像の中で海へと沈んでいた。
 そしてそのどれもが先までその目に映していたのと同じように、言葉の出ないほどに美しかった。
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パーティメッセージ
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メッセージはありません。
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メッセージ diary message battle2 battle event status
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PNo.1499 ニニ・ファンディ
からのメッセージ:
Icon ニニ
「(視界の端に映る子どもを眺め)あ、浮き輪やん。えぇなぁ、あれあったらほんまのんびりできたやろに。」
Icon ニニ
「(少し羨ましそうに眺めている)」
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ボトルシップメッセージ
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PNo.21 エルメノ
からのボトルシップメッセージ:
Icon

 あなたの元に一つの小瓶が流れ着く……


 からんころん。中にはサイコロが一個。
 振ってみると、出目は……diceだ!

PNo.730 ニューマ・T
からのボトルシップメッセージ:
Icon ニューマ
「これを手に取ってしまった君に贈る、オレによるオレのためのその場で思いついたクソのような格言メモから一つ。

『辛い時は寝ろ』

そちらが寝れる種族かどうかも不明だが、しんどい時は休むに限るって話だ。病気は病院行こうな。

こんな感じの地元のことわざや自前の格言とかあったら教えてくれ、オレも参考にしたい。」

PNo.1128 クロイス・G・ノイマン
からのボトルシップメッセージ:

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参加コミュニティ
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イベント
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穏やかな海《セルリアン》
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穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

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セアは、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。
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通常戦闘 diary message battle2 battle event status
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探索者No.577 遺跡の魔物たち
PNo.577 セア VS テリメインマイケル
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Icon ぱちぱちと数度瞬く。無感情な翠が見え隠れする。


Icon テリメインマイケル
「はーいこんにちはー、バカンスに来ました」

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戦闘開始!
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セア(前)
HP
361/361
HPHPHP
MP
103/103
MPMPMP
 
テリメインマイケル(前)
HP
274/274
HPHPHP
MP
53/53
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
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セアはアイテムNo.1 蒼海の断片 を武器に装備!
セアはアイテムNo.2 セットセパレート を防具に装備!
セアはアイテムNo.3 リング を装飾に装備!

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セアの氷属性!
セアの氷属性が増加!


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ターン1
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セア(前)
HP
361/361
HPHPHP
MP
103/103
MPMPMP
 
テリメインマイケル(前)
HP
274/274
HPHPHP
MP
53/53
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
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セアの行動!

掌に浮かんだ蒼い光が、矢の如く水中を駆ける。
マジックアロー!No.2 マジックアロー
テリメインマイケル132のダメージ!

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テリメインマイケルの行動!
Icon テリメインマイケル
「爆弾はしけっているようですね」
タックル!No.1 チャージ
セア28のダメージ!
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ターン2
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セア(前)
HP
333/361
HPHPHPHP
MP
82/103
MPMPMPMP
 
テリメインマイケル(前)
HP
132/274
HPHPHPHP
MP
53/53
MPMPMP
SP
94/100
SPSPSPSP
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Icon テリメインマイケル
「まだまだこれからですよ」

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セアの行動!

掌に浮かんだ蒼い光が、矢の如く水中を駆ける。
マジックアロー!No.2 マジックアロー
テリメインマイケル122のダメージ!

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テリメインマイケルの行動!
Icon テリメインマイケル
「爆弾はしけっているようですね」
タックル!No.1 チャージ
セア24のダメージ!

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テリメインマイケル
は倒れた!
Icon テリメインマイケル
「ヘブシッ」
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戦闘終了!
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探索者No.577は勝利した!
セアはEXPを3取得!
TPを1取得!
SCを250取得!


Icon 呼吸に似た動作を数度したのは、安堵の表れか。

Icon テリメインマイケル
「え、ここではバカンスできないんですかッ!!」
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終了時
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セア(前)
HP
309/361
HPHPHPHP
MP
61/103
MPMPMPMP
 
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イベント
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穏やかな潮の流れに、時に身を任せ、時に原生生物を相手にし、
確実にテリメインの探索へ進んでいたセアは、
前方に大きな泡に包まれたドーム状の建物を発見した。
近くの岩に、建物の名前が彫られているのを確認できるかもしれない。

テリメイン最先端探索拠点
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……どうやらここが、海底探索協会の最先端拠点らしい。
これよりドームから先は、いよいよ未知なる海域が待っているのだろう。

誰も見たことのない財宝。
誰も発見したことのない未知なる生物、海底遺跡。
己の力をつけるため、願いを叶えるため……。

様々な目的を胸に秘め、各地から集まった探索者たちは旅立っていく。

テリメイン最先端探索拠点は、そんな夢を秘めた冒険者たちに、
最先端のスキルストーンやチューンジェムを揃えて販売している。

この拠点より先は、海底探索者協会の目が届かない海域だ。
【海賊】と呼ばれる者たちに襲われる危険性もあるかもしれない。

未知なる海域へ足を踏み入れる前に、ここで十分に準備をしてもいいだろう。
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アイテムの探索
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セアは周辺を探索…………。

TGシェルボックス(低)を手に入れた!
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diary message battle2 battle event status
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PNo.272 トト・ド・ルゥリエー
PNo.577 セア
にアイテムNo.4 マジックブレイク を送った。

PNo.430 トリアイナ・A・ラックスタイン
PNo.577 セア
にアイテムNo.5 グラビウォーター を送った。
Icon トリアイナ
「メモ:グラビウォーターとバンシークライとの交換
取引してくれてありがとう。大事に使うわ。」

PNo.577 セア
PNo.624 オド・リグイドール
にアイテムNo.8 チャージ を送った。
PNo.577 セア
PNo.272 トト・ド・ルゥリエー
にアイテムNo.10 シュート を送った。
PNo.577 セア
PNo.430 トリアイナ・A・ラックスタイン
にアイテムNo.9 バンシークライ を送った。

PNo.624 オド・リグイドール
PNo.577 セア
にアイテムNo.5 マジックブラスト を送った。
Icon オド
「(あ、おれとおなじぐらいの年なのかなぁ……)」
Icon オド
「……えっと、こんにちは……。
あの、この石、とりかえてくれる……かな?」

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セアはTGシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
熱耐性をゲット!

セアはTGシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
【味MP○%以上】をゲット!

セアはTGシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
【全○人以上】をゲット!

セアはTGシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
【味MP○%以上】をゲット!

セアはTGシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
【自状態○時】をゲット!

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セアは敏捷を訓練した。
セアは敏捷を訓練した。
セアは敏捷を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
セアは魔力を訓練した。
セアは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

EXPを57ポイント入手した。
TPを5ポイント入手した。

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蒼海の断片 に 魔導力強化 を実行!
蒼海の断片 の 魔導攻撃力 を 4回強化した。
装備名を 醒めきった光 に変更!

セットセパレート に 魔防力強化 を実行!
セットセパレート の 魔導防御力 を 4回強化した。

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セアはアイテムNo.5 マジックブレイクを私有化!
セアはアイテムNo.6 グラビウォーターを私有化!
セアはアイテムNo.4 TGシェルボックス(低)を私有化しようとしたがスキルストーンではなかった。

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スキルNo.2 マジックアロー のスロット2 を除去!
スロット2 のチューンジェム 氷属性 は泡となって消え去った……。
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目的の決定
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目的の決定
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PNo.577 セア
は目的:遺跡探索を選択!


目的:遺跡探索(2)に決定!

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次回練習戦闘予告
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探索者No.577 探索者No.1689
PNo.577 セア VS PNo.1689 アザリア=フューシャ
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次回予告
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探索者No.577 遺跡の魔物たち
PNo.577 セア VS ヒトデウーマン
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探索者の叫び
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探索者の声が聞こえてくる……!


Icon ???
「「文字」……そういうものもあるのか!」
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diary message battle2 battle event status
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PNo.577 セア >> 各種宣言 <<
キャラクターイメージ プロフィール
デフォルト
愛称 セア
種族 不明
性別 おそらく男
外見年齢 十歳ほど
蒼色の髪、翠の瞳。性別のはっきりしない未分化の肢体に纏った暗色の水着。
そこらの子供と何ら変わりない彼は、しかし魚のように易々と海を泳ぎ呼吸もせずに水の中に身を躍らす。

どこから来たのかも、おそらくは見た目通りの普通の人間でない彼が何であるのかも彼は語れない。
彼はその名以外の何をも覚えていない。

金のため、夢のため、遊興のため。
さまざまな理由で七つの海へと身を投じる者達の中。
彼は、己を手にするために。


・IC12番:叢雲(321)さんのPL様に描いていただきました
・使用ドット絵素体:http://blog.livedoor.jp/hanayaoat/ より
・メッセ:いただいたらがんばったりたまにこっちから行ったりします
[所持アイテム]
No. アイテム名 種類 強さ 備考
1 醒めきった光 武器 14
装備中 魔導力強化
4
┗魔導石 物攻力↓
2 セットセパレート 防具 14
装備中 魔防力強化
4
┗水着
3 リング 装飾 10
装備中
┗リング 魔攻力↑ 物回避↓ 魔命中↑
4 TGシェルボックス(低) 抽選 1
使用アイテム
5
6
7 ナマコ 料理 1
使用アイテム
8 マジックブラスト SS 0
9 熱耐性 TG 0
10 【味MP○%以上】 TG 0
11 【味HP○%以下】 TG 0
12 【全○人以上】 TG 0
13 【全○人以上】 TG 0
14 【味MP○%以上】 TG 0
15 【自状態○時】 TG 0
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[習得スキル]
No スキル SHP SMP SSP 属性 Slot 射程 【使用条件】
1 ヒール 0 10 0 3 - 味HP50%以下
┗ヒール 味:HP回復
2 マジックアロー 0 10 0 3 4 自MP○%以上
┗マジックアロー 敵:魔導攻撃
  ┗【自MP○%以上】 【使用条件】
3 スイムアップ 0 10 0 3 - 1行動目
┗スイムアップ 味:回避・魔回避・素早さ増
4 マジックブレイク 0 10 2 3 3 自SP50%以上
┗マジックブレイク 敵:魔導攻撃
5 グラビウォーター 5 15 0 3 4 自HP50%以上
┗グラビウォーター 敵:魔導攻撃⇒水圧

データ
目的 遺跡探索(2)
MHP 399
MMP 116
MSP --- SP なし
体力 50 魔力 156
敏捷 220 精神 154
器用 50
PLV 555
EXP 62 TP 13
SC 300
パーティメンバー
*単独行動中*
デフォルト
 
アイコン
0 1 2 3 4
デフォルト
577
577
577
577
5 6 7 8 9
577
577
577
577
577
10 11 12
577
577
577
リンクリスト
CNo.138 アルカールカ海底騎士団異世界人魚情報収集隊
CNo.1106 海から見上げる天の原
CNo.1042 アウレア教会
CNo.577 七つの海を独り漂う(ソロコミュ)
CNo.415 ░█▀█▀█水没廃墟█▄█▄█░
[リンク]
CNo.834 【TRPG】僕らは卓に飢えている【したい】
CNo.1236 カードワース Seas
CNo.1103 突撃メッセコミュ
PL名:P