--3日目 模擬戦とか言うのがあったけど、まぁうん。 もっとがんばろう。あたし。 スキルストーンは空気を内包しているみたいで、イーラさんみたいに水中でも大丈夫なタイプならともかくあたしやにーさまにはちょっと多めに持ってた方がいいみたい。 だから、とりあえず持てるだけ持っておくほうがよさそう。 そう言えばボトルメッセージが返ってきた。毎日一個ずつ適当に流してるけど。返事が返ってくるのはちょっとうれしい。ちゃんと読んでくれてるんだなぁって。 でも、どこにたどりついたかは直後じゃわからないんだよね。だから、そこはまぁ。うん。なんとなくで。 試しにもうちょっとの間流してみようかな。うん、そうしよう。 後。あたしやにーさま以外にも狐が結構いるみたい。 仲良くなれるといいなぁ…… あ。お土産どうしよう。とーさまとかーさま何が好きなんだろう……

零花はアイテムNo.3 海ブドウ を使用した。

器用が3上がった！

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

零花は、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。