目が覚めたら《テリメイン》と呼ばれる地にいた。 私は一体何者なのか、私はどうしてこの地にいたのか。 何も思い出せない。何も解らない。何もかも・・・。 夢で私に声をかけてくれた少女なら何か知っている。 恐怖に負けることなく、その少女を見つけなければ。 私が何者であったか、私は何のためにここにいるのか。 それを知るために。 ************************************************************ 今日も見た夢について、ここに綴ろう。 この前見た夢を同じ、無限に続く凍てついた銀世界が視界に映る。 そして、いつもの金髪の少女がぼんやりと視界に映る。 いつも通り、その少女の顔ははっきりと見ることができない。 幼い声だけれど、相変わらず静かなで優しい口調で私に声をかける。 『ごめんなさい。————さん』 『あなたが———を取り戻せるために、頑張ってるけど』 『あなたの——の輝きを取り戻すのに、時間がかかりそうです』 『それでは・・・。また来るね・・・』   どうやら、私は記憶以外のものも失ってしまったらしい。 夢で出会う少女はそれを取り戻すために何かを頑張っているようだ。 ・・・・・・私もただ迷うだけではなく進もうとしなければ。 ************************************************************ 私が間違えて個人に送ってしまった心境を綴ったメッセージ。 そのメッセージが届いた方からお返事が来た。 『君に、名前はあるかい？名乗り、人に教え、呼ばれたいと思う名前が。 あるならば、その名前を、それから呼んでくれる人を大切にすることだ。 世界が変わりなく巡り廻ったとしても、誰かから呼ばれ、返事をしたその瞬間、 君という存在は鮮やかに居場所を得て、確固たるものとしてそこにあるのだから』 そのメッセージを読んだら、何故か涙がポロポロと流れた。 途方にくれている私に声をかけてくれたツバサさん、ミカサさん。 その二人は私が名乗り始めた『ディーネ』という名で呼んでくれる。 私という存在は確固たるものとしてここにある。 それを自覚することが出来た。ただただ、それが嬉しかった。 そして、共に遺跡探索をするツバサさんからもメッセージをいただいた。 自分の名前や精霊ってこと以外で、何か思い出せそうなものはないものかしら？ 例えば、好きな食べ物とか、嫌いなモノとか、特技とか……。 些細なことから連想して、重要なことを思い出せたりするかもしれないしね。 自分はただただ記憶を取り戻そう、取り戻そうとしていた。 だけど私自身も私のことをよくわかっていない。 記憶を取り戻すことも大切だけれど、私が私自身のことを知ろうとしなければ。 私自身をよく知るということ。 それを考えるきっかけをくれたツバサさんに感謝しなければ・・・。 そういえば『アイスキャンデー』の広告の送り主にメッセージを送ってみたが、 アイスキャンデーについて何か知ることは出来るのだろうか・・・。 ************************************************************ 今回もいくつかボトルシップメッセージを送ったけれど、 誰に届いたのだろうか？ 私の元にも４つのボトルシップメッセージがと届いた。 自分の旅生活をつづったメッセージを流した方、 人を探しているメッセージを流した方、 SSタイムスという新聞を書いている方、 お父さんのためにお薬を探している方、 色々な方がいる。探し物や探し人をしている方の 力になりたいが・・・。 送り主が分かったのでお返事を書いてみた。 お返事がくるのをのんびり待とう。 人探し、探し物のメッセージを見て、 私が探している金髪の幼い女の子についての メッセージを流してみたら・・・ もしかしたら有力な情報は掴めるのかもしれない。 あの女の子が私に呼び掛ける夢を見たら・・・ あの子の姿をじっくり見つめて特徴を覚えよう。 ************************************************************ 先日はこの地の遺跡を初めて探索することになった。 《セルリアン》と呼ばれる穏やかな海らしい。 魔物も凶暴な魔物ではなさそうだ。 遺跡の探索、この地に眠る謎の解明とロザリオネットさんは言っていたが、 彼女はなぜ遺跡の調査を探索者に頼んでいるのだろうか？ そもそも、何故探索者に謎の解明をしてもらいたいのだろうか？ 今はそんなことを考えても仕方がない。 自分の記憶を取り戻すために、自分自身を知るために。 私を『ディーネ』と読んでくれた仲間の為に、 私は今、自分が出来ることを精一杯頑張ろう。 そういえば探索で見つけたこの『テリワカメ』は、 いったい何に使えるのだろう・・・？

ディーネはアイテムNo.5 テリワカメ を使用した。

EXPが3上がった！

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

ディーネは、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

穏やかな潮の流れに、時に身を任せ、時に原生生物を相手にし、
確実にテリメインの探索へ進んでいたディーネは、
前方に大きな泡に包まれたドーム状の建物を発見した。
近くの岩に、建物の名前が彫られているのを確認できるかもしれない。

	テリメイン最先端探索拠点

……どうやらここが、海底探索協会の最先端拠点らしい。
これよりドームから先は、いよいよ未知なる海域が待っているのだろう。

誰も見たことのない財宝。
誰も発見したことのない未知なる生物、海底遺跡。
己の力をつけるため、願いを叶えるため……。

様々な目的を胸に秘め、各地から集まった探索者たちは旅立っていく。

テリメイン最先端探索拠点は、そんな夢を秘めた冒険者たちに、
最先端のスキルストーンやチューンジェムを揃えて販売している。

この拠点より先は、海底探索者協会の目が届かない海域だ。
【海賊】と呼ばれる者たちに襲われる危険性もあるかもしれない。

未知なる海域へ足を踏み入れる前に、ここで十分に準備をしてもいいだろう。

ディーネは周辺を探索…………。

TGシェルボックス（低）を手に入れた！

ディーネはTGシェルボックス(低)を購入した。

ディーネはTGシェルボックス(低)を購入した。

ディーネはTGシェルボックス(低)を購入した。

ディーネはTGシェルボックス(低)を購入した。

ディーネはTGシェルボックス(低)を購入した。

ディーネは魔力を訓練した。
ディーネは精神を訓練した。
ディーネは精神を訓練した。
ディーネは魔力を訓練した。
ディーネは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

アクアマリンの契約石 に 魔導力強化 を実行！
アクアマリンの契約石 の 魔導攻撃力 を 1回強化した。

泡沫の水衣 に 魔導力強化 を実行！
泡沫の水衣 の 魔導攻撃力 を 1回強化した。

リング に 命中力強化 を実行！
リング の 物理命中、魔導命中 を 4回強化した。
装備名を 白縹の玉宝 に変更！

目的の決定