海底探索協会事務所の受付は異界からやってきたと思われる多種多様な生物や人類でざわついていた。彼らはテリメインの海底探索者達であり、協会に探索者として登録したり、情報収集に集まっているのである。その中には空っぽの潜水服も混じっていた。空の潜水服は近辺をキョロキョロと見渡すと、他の者達と同様に書類をとってみる。書類は魔術が施されているのか音符のような異国語から漢字ひらがな混じりの日本語の書類に変容した。 潜水服はぎこちなくペンを握ってみる。潜水服の太い指とはいえ人差し指と親指でペンをつかめば字は書ける。受付には事務員の人型の若い人魚の女性が座っており、てきぱきと事務作業をこなしていた。しかし、空っぽの潜水服は受付の前に立ったものの棒立ちとなった。異界を眺めやることのできる眼を持つものならば、潜水服に宿った山の女神の娘の困惑した様子が眺めやれたことだろう。潜水服には発声装置の類はなく、お山ではないので御使いを遣わすこともできず、また、神々の言葉を取り次いでくれる巫女もここにはいないのだ。 「海底探索者を志望されますか？」 しかし、その辺りは事務員も手慣れたもので、突っ立ったまま動かない潜水服に質問をしてくれたので、潜水服はそれに頷くだけでよかった。書類を提出すると、今度は猪面の大柄の人魚がやってきて、海底探索者としての適性を試すと言い出した。事務員は受付の横の3番ゲートを指して続けた。 「それでは適正試験を受けていただきますので、ゲートの先へお進みください」 受付の人魚の案内に従いゲートを抜けて通路を歩く。のそのそと通路を進むと青色の水面のプールに出る。受付嬢の人魚はロザリオネット、猪面の人魚はシュナイダーと名乗った。 空の潜水服は恐る恐ると言った様子でプールの水中へと入った。その後、シュナイダーなる猪面の人魚との模擬戦がとり行われた。猪面と潜水服の間で攻撃の気弾が打ち合われて水中に気泡の筋が交錯した。潜水服は水中に浮いているだけで精一杯といった風であったが、猪面の人魚が早々に空気切れを起こしたために戦闘は終了した。どうやら、潜水服が海底探索者として認定されたようであった。 気が緩んだのか潜水服もゴボゴボと気泡を吹き上げて沈没を始め、プールの床に着底してしまう。光り差すプールの床の上を潜水服がゆらゆらと漂い、ロザリオネットがあらあらとその様を見下ろしていた。潜水服はシュナイダーさんに勝ったとはいえ、泳ぎ方も、空気の使い方も、水中機動の速度も、何もかもがぎこちない。もし異界の因果の線を見る事のできる眼の持ち主がその潜水服を見たならば、山の神の娘が腕組みをして水面を見上げている姿が見て取れただろう。山の風を自在に操る小ククリヒメ神とはいえ、初めての水中ではそうもいかないようだ。山の神の娘はぽそりと呟いた。もっと練習しなければ、と。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

（あなた）は、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

こくりは周辺を探索…………。

焼き貝を手に入れた！

こくりはSSシェルボックス(低)を購入した。

こくりはTGシェルボックス(低)を購入した。

こくりはSSシェルボックス(低)を購入した。

こくりはTGシェルボックス(低)を購入した。

こくりはSSシェルボックス(低)を購入した。

こくりは精神を訓練した。
こくりは体力を訓練した。
こくりは器用を訓練した。
こくりは体力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
こくりは器用を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

こくりはアイテムNo.4 ブレスを私有化！

こくりはアイテムNo.5 クロールを私有化！

スキルNo.1 シュート をアイテムNo.6 魔防 で改造！
スキルNo.1 シュート に 魔防 を付加！

目的の決定