陸の上に上がるのは疲れる。 気分が悪くなるからあまりしゃべる気にもならない。

マリナは探索者協会へ向かっていた。 周囲にはそれと思しき格好をした者達であふれている。 これだけの数の冒険者が海へ出向くとなると相当汚れるだろう。 マリナは小さくため息をついた。 海の中はとうとう人間が海底遺跡に乗りこんでくるとあって非常に騒がしくなっていた。 遺跡に乗り込む者を排除しようとする者や友好的であるべきだと主張する者 何を考えているかわからない者からいつもどおりの活動を続ける者とさまざまであった。 同じ種族の中でも考え方が違う者もおり、いざこざもおきていた。 中でも多いのはこれに乗じて遺跡の探索を行おうという者達だ。 探索者協会に入り込み探索者としておおっぴらに、人間の手を借りて遺跡を探索しようというのだ。 人間は数が多く、しかも経費が向こうもちとあればほとんど何もわかっていない遺跡の探索にちょうどよいのではないか。ということである。 マリナの周辺でわかることといったらこれぐらいであった。 海底の様子を思い出しながら試験の呼び出しを待っているとあちこちからいろんな声が聞こえてくる。

……海賊行為だの、借金を返すだのと。海の底をなんだと思っているんだろう。 こいつらがいるだけで海が汚れるのに。

そう思いながら早く自分の番にならないかと待ち続けた。

「勝ち。……で、次はどうするの？」

試験を終えたマリナは晴れて探索者協会の探索者となった。 その後簡単な手続きを終えられ、そのまま外へ出された。 本当にあれだけで説明も準備も終わりらしい。

……あの外見なのに水中で呼吸ができないのか。 変なやつだった……。

そう思いながら歩き始める。早く海に戻ろう。 そう考えるマリナにこんな声が聞こえてくる。 「………なさん！複数人でパーティを組み、探索を効率よく行いましょう！」 「人見知りや一人身でも大丈夫！こちらが先ほどの審査から適した人材を見つけますよ！」 どうやら斡旋業者のようだ。道行く探索者に声をかけそれなりの人だかりになっている。

ふむ、人間は呼吸もままならないし人数がいたほうがいいんだろう。 海に戻ったら探してみるかな。

「ややっ！そこの雨合羽の方！お一人は危険ですよ！さぁ！さぁさぁ！！」

いや、そういうのは結構……

斡旋業者の男はマリナの腕をつかむと引っ張っていく。 「今ならちょうどよい人材がおりますよ！！！さぁどうぞ！」 ……。 やがてここにひとつの探索者パーティが誕生していた。 なお、マリナに買い物の時間は残されていなかった。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

（あなた）は、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

マリナは周辺を探索…………。

海ブドウを手に入れた！

マリナはSSシェルボックス(低)を購入した。

マリナはSSシェルボックス(低)を購入した。

マリナはTGシェルボックス(低)を購入した。

マリナはTGシェルボックス(低)を購入した。

マリナはSSシェルボックス(低)を購入した。

マリナは器用を訓練した。
マリナは体力を訓練した。
マリナは器用を訓練した。
マリナは体力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
マリナは体力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

目的の決定