＊＊＊マスターとの通信に成功しました＊＊＊

「ごすじん　ごすじんはウニ　スキカ」

「えっいきなりなんだろう……もちろん好き！大好き！」

「ごすじんナマコ　すきか」

「ナマコは～～、食べたことないんだよねえ。でも美味しいって聞くよね～～！」

「ナルホドダナ」

「？？　なんだろう謎の嫌な予感が……ああそうだ、なんば。試験はどうだった？」

「ばちり　ダゾ　なんば　すごきおそじロボ　オークなどに　マケルはずなき　ダ　…　アッチからカッテニ　イキギレでタオレタ　しな」

「えらいな～～！なんばは～～～～！！その調子で頼むよ～～！　次は遺跡を探索するんだっけ？今度繋げたときにそのあたりの地図データも送ってね」

「りょかい　ダゾ　なんば　エライからナ！　すごい　スゴキ　えらい　ダカラナ」

「うんうん～～、えらいえらい～～。本格的にエネミーと戦うことになるから、そこで不都合なことがあったらどんどん報告してほしいな。こちらからでもきみのことを弄ったり修復するのは可能だから、故障が起きたら隠さないように！　俺が一番困るのはなんばがそこで動けなくなることで、不具合を修正するぐらいならなんにも迷惑じゃないから！」

「モチロン　ワカッテルだ。　ソノヨに　するぞ　ごすじん」 ＊＊＊マスターとの通信を切断しました＊＊＊

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

（あなた）は、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。