Seven Seas
-DAY2-

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潜航日誌
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れないテリメインの慣れないセルリアンの言葉遣いにも、受け取れ、と言いたいらしいことくらいはわかった。単語は知っている。行きの船で相当な数を覚えたはずで、ただ現地の発音をまだそれほど聞いていない。それで言葉がときどき聞き取れない。意味が先にわかって、遅れて、あの単語を言っていたなと頭が受け取る、その時にはもう単語知は意味をなさない。対話はまず身振りと目線と文脈がおおよその外枠を与えて、意味はそれでほとんど通じてしまう。異国語はそうやって覚えていく。

女でも手の中に握り込めるほどの小ぶりのその石はずいぶん事務的にしきられた箱にひとつひとつ小分けされていて、洒落た菓子に見えなくもなかった。白い腹を見せて横たわる珊瑚の死骸にも見えた。もち上げると、どすんと重い音が体の奥でひとつ大きく鳴った気がした。自分がその石と内側でひとつながりの大きな空洞になって、空洞の中で重い何かの落ちた音が響いたような。スキルストーンを手にする時に固有の錯覚だった。スキルストーンとひとつながりの大きな空洞になって、そこに世界を響かせる……その共鳴のあり方を、どうやらテリメインでは調律と言った。あるいは私有化と言った。やがては慣れていくのに違いなかった。それくらい当たり前にスキルストーンはいくつもいくつも、海の底から向こうまで、おそらくは七つの海のすべてをまたいで行き渡っていた。

ーーこれは別世界の生物とも意思疎通が可能な《スキルストーン》。

メスの魚人がにこやかに説明する。その口から流れてくる言葉はたしかにまだ異国のあの言葉だった。話せこそすれ、本来ならひとつひとつ迷いながら頭のなかで辞書と引き合わせるあの異邦の言葉の、しかし言わんとすることは先だってよりはるかに明瞭に理解できた。ひとつひとつの単語や文法は理解が及ばないことがありながら、発話全体を通したひとつの大きな意味が直接伝わってくるのだった。意思疎通、は難しい単語だった、実のところそんな小難しい単語をテリメインの言葉で話す船乗りも波止場ねずみも記憶にはなかった。しかしその意味するところはわかった。同じ言葉をテリメインの正しい語法と文法に乗せて語れるかといえば、それはすこし手に余ったろう。取り扱える言語が増えたわけじゃあないのだろう。だがおそらく伝えようとする意思をもって、意思疎通のスキルストーンとともにひとつの大きな空洞となり、自分の懐かしいふるさとの、あるいはまったく別のどこかの土地の言葉にその意思をその空洞へ響かせるなら、おそらく、正しい強勢と正しい発音で一言を言うよりもはるかに雄弁に、その言わんとすることを相手に伝えるのだろうことがわかった。

ーーおそれいった、便利だねえ。

波止場ねずみたちの下卑た訛りでそう言うと、ロザリアネットは笑ってそうでしょうとうなずいた。お互いに別々の島のように遠く離れた言葉の体系で、好き勝手に、相手の言葉と自分の言葉の距離を埋めようとする努力のひとつもなしに、ばらばらなものをばらばらなままに、話しながら、その言わんとするところは同じ母語を持つ同士よりはるかになめらかにおそらくは通じた。

(だがそれはオレの母語じゃない、あんたの母語でもない。別々の母親、別人の母親だ……)

船でめぐる世界で覚えた言葉のうちのひとつで考えた、そんな独り言を頭のなかでつぶやけるくらいには慣れた、けれどそれもまた母語ではない、異邦の、自分のものではない言葉で。それさえも口に出せばスキルストーンは翻訳するのだろうと思われた。それぞれに分かたれた孤独な tone に、共通の tune を与えて。音たち tones をつなぎ合わせる石 stone ……握ると手の中で石はじんわりと熱を持った。それは海の中で息を助け、許されるはずのない水底への泳ぎを肺呼吸の二足獣に許す力でもあるはずだった。魚人でも魚でもない身の上に、けれど魚人でも魚でもないその肉体を保ったままで、あるべきでない場所へ、超常の翻訳をほどこされて、無傷のままで通じ合う。であるなら、海へ潜ることも別々の言葉を橋渡すことも結局は同じ事柄の別の側面だった。つまるところスキルストーンというものは、「他者の懐へ入りながら絶対に自己を手放さない」、傲岸不遜な自己同一性を担保する力だった。未知の他者へ出会う時に自己の自己性が他者の他者性に溶けながら変容することを受け入れない自我、百の海を見ながらしかしなおもひとつの変容を被ることなく同じひとつの自己を一貫する不可侵性……

ーーいや、こいつはずいぶんおもしれえな、

と、笑いかけると、ロザリアネットも微笑んだ。そうでしょう、と言葉を添えて。意思は通じ合っていた。オレは腹の奥で笑った。
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パーティメッセージ
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PNo.1446 ジャルド・ルジェレット
からのメッセージ:
Icon 「実力テスト? こんだけ人が並んでるところで?
 正気か……?
 しかも水ン中でやんのかい……?」
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メッセージ
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PNo.1446 ジャルド・ルジェレット
にメッセージを送った。

PNo.1447 サマク
にメッセージを送った。

PNo.1462 サ・グウィン
にメッセージを送った。



PNo.1299 オリナ・クレツキ
からのメッセージ:
(チラシを抱えた眼鏡の女が近づいてくる)
Icon オリナ
「こんにちは。海底探索協会の探索者の方ですか?」
Icon オリナ
「私、この度こちらの世界で探索をしながら料理店を開店することになりました。ブラッスリー"La Belle Cyone"、店長兼シェフ。『オリナ・クレツキ』と申します。」
(差し出されたチラシにはウォータープルーフが施されており、店の名前と料理やお酒の名前が並んでいる)
Icon オリナ
「もしよろしければ、ご来店ください」

PNo.1446 ジャルド・ルジェレット
からのメッセージ:
Icon
「ハーン……」
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ボトルシップメッセージ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
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コミュニティNo.1446 夜の鳴る洞
 で、1人の発言がありました。
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イベント
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《海底探索協会》
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Icon シュナイダー
「さあおまえの力を見せてもらおう」

Icon ロザリアネット
「頑張ってくださいね。私は汗臭いのは苦手なもので、控えておりますから」
Icon ロザリアネット
「……」
Icon ロザリアネット
「あ、オークさん。待ってください」

Icon シュナイダー
「ん? なんだ?」

Icon ロザリアネット
「ちゃんとこちらの水中で戦ってくださいね。探索者の皆さんは、海の中で戦っていただくのですから」

ロザリアネットは扉の外を指した。

Icon ロザリアネット
「それとこれ……オークさん。実力試験用のスキルストーン、付け忘れてますよ。」

Icon シュナイダー
「ん? そんなものあったか? まあ良い……うむ、これで1個か?」

Icon ロザリアネット
「ええ。新規探索者さんへのスキルストーンの使い方の指導でもありますから、お願いしますね。」

Icon シュナイダー
「うむ……だが、手は抜かんぞ!」
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通常戦闘
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Icon 「いーよいーよ。実力試験ね。何にだってそりゃ必要スよ。
 でも教官先生いいのかい、
 オレで千何百人目って聞いたがよ……」


Icon オーク・M・シュナイダー
「さて、待たせたな…始めるとしよう。
何、遠慮はいらんぞ。全力でかかってこい!」
Icon ロザリアネット
「がんばってくださいね!
わたし、応援することくらいしかできませんけど……」
Icon オーク・M・シュナイダー
「ああ。万が一でも、巻き込まれたら危ないからな。下がっていてくれ」

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戦闘開始!
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ジャルド(前)
HP
282/282
HPHPHP
MP
40/40
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
225/225
HPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
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オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
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ターン1
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ジャルド(前)
HP
282/282
HPHPHP
MP
40/40
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
225/225
HPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
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ジャルドの行動!
Icon 「本気でやりなよ、
 ブタの教官」
チャージ!No.2 チャージ
オーク・M・シュナイダーに26のダメージ!


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オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
ジャルドに11のダメージ!
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ターン2
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ジャルド(前)
HP
261/282
HPHPHPHP
MP
40/40
MPMPMP
SP
94/100
SPSPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
189/225
HPHPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
64/100
SPSPSPSP
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ジャルドの行動!
Icon 「本気でやりなよ、
 ブタの教官」
チャージ!No.2 チャージ
オーク・M・シュナイダーは攻撃を回避した!
Icon 「ハーン
 速えじゃん……」
Icon オーク・M・シュナイダー
「フハハハハ!どこを狙っている、甘いぞ!」


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オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
ジャルドに13のダメージ!
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ターン3
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ジャルド(前)
HP
238/282
HPHPHPHP
MP
40/40
MPMPMP
SP
88/100
SPSPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
179/225
HPHPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
28/100
SPSPSPSP
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Icon オーク・M・シュナイダー
「ま、まさか……!」


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ジャルドの行動!
ジャルドの必殺技が発動!
Icon 「スキルストーンってやつは、
 自分好みに馴染ませるんだってねえ。
 すこおし慣れておかないとなあ」
ヒール!!必殺技! ヒール
ジャルドのHPが44回復!


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オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
ジャルドに21のダメージ!


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オーク・M・シュナイダーのSPがない……!!
Icon オーク・M・シュナイダー
「むうっ! だ、騙したなロザりん!!」
オーク・M・シュナイダーは戦線を離脱!
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探索者No.1446は勝利した!
ジャルドはEXPを5取得!
TPを1取得!
SCを300取得!

Icon 「いーよいーよ。千何百人目だもんな。
 これでマジに力が見られると思ってんならお笑い草さ。
 ま……オレの次のやつにゃあちょいと力を抜いて、
 休んどくのがいいんじゃあねえスか?」

Icon オーク・M・シュナイダー
「ぬうっ……!」
オーク・M・シュナイダーは息を整えている……!

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終了時
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ジャルド(前)
HP
261/282
HPHPHPHP
MP
30/40
MPMPMPMP
SP
83/100
SPSPSPSP
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イベント
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《海底探索協会》
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Icon ロザリアネット
「おつかれさまでした。チューンジェムはデメリットもあるので、気を付けてつけて下さいね」

Icon シュナイダー
「……言いたい事は無いこともないが
 ……まあ、中々望みがありそうな新人……だったか?」

Icon ロザリアネット
「さて、これで本当に名ばかりの審査は終了です」
Icon ロザリアネット
「ここからは、あなたの自由にこの世界を冒険したり、
 旅行したりして満喫してくださいね」
Icon ロザリアネット
「まあ、私たち探索者協会としては、この世界の謎の解明や、
 遺跡の探索などをしていただけるととても助かるのですけれど……」

Icon シュナイダー
「そのあたりはお前の自由だ」

Icon ロザリアネット
「ええ。ああ、でも……」
Icon ロザリアネット
「この探索者協会本部の周囲の海域は、まだ私たちの目が届くので、
 比較的安全なんですけれど……」
Icon ロザリアネット
「遠い海域になってくると、
 "海賊"たちが幅を利かせている危険な海域もありますので、注意してください」

Icon シュナイダー
「海賊どもに襲われると、有り金や持ち物を奪われる可能性があるからな」

Icon ロザリアネット
「遠くの海域へ出かける場合は、くれぐれもお気をつけて」

Icon シュナイダー
「海賊の情報は、俺達探索者協会のほうでも提供しているからな
 ……お前、海賊になろうとか考えるんじゃないぞ」

Icon ロザリアネット
「それでは、長くなりましたがこれで終了です。
 あなたの旅路に、幸多からん事を……」

Icon シュナイダー
「気をつけてな。良い旅を!」


Icon

Icon

ロザリアネットは尾びれと右手をヒラヒラと振りながら、
オーク・M・シュナイダーとともにあなたを見送った。
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アイテムの探索
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ジャルドは周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった!
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ジャルドはスラッシュを購入した。

ジャルドはスイムアップを購入した。

ジャルドはTGシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
熱属性をゲット!

ジャルドはTGシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
【味○人以下】をゲット!

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ジャルドは敏捷を訓練した。
ジャルドは体力を訓練した。
ジャルドは体力を訓練した。
ジャルドは体力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
ジャルドは体力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

EXPを49ポイント入手した。
TPを5ポイント入手した。

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ジャルドはアイテムNo.3 スラッシュを私有化!
ジャルドはアイテムNo.4 スイムアップを私有化!
ジャルドはアイテムNo.5 熱属性を私有化しようとしたがスキルストーンではなかった。

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目的の決定
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PNo.1446 ジャルド・ルジェレット
 はパーティ 夜の鳴る洞 に参加した!

PNo.1447 サマク
 はパーティ 夜の鳴る洞 に参加した!

PNo.1462 サ・グウィン
 はパーティ 夜の鳴る洞 に参加した!


目的の決定
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PNo.1446 ジャルド
は目的:遺跡探索を選択!

PNo.1447 サマク
は目的:遺跡探索を選択!

PNo.1462 グウィン
は目的:遺跡探索を選択!


目的:遺跡探索に決定!

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次回練習戦闘予告
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次回予告
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夜の鳴る洞 遺跡の魔物たち
PNo.1446 ジャルド・ルジェレット VS ナマコガール
PNo.1447 サマク ナマコガール
PNo.1462 サ・グウィン ナマコガール
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PNo.1446 ジャルド・ルジェレット
キャラクターイメージ プロフィール
愛称 ジャルド
種族 人間
性別
外見年齢 20代半ば
《テリメイン》に流れ込んだ素性の知れない幾多の探索者のうちのひとり、
ジャルド Jarde 、と名乗る男。

いくつもの海でつながる世界に顔を見せ、
港で荷運びそのほかの日雇い仕事をする姿を、
船乗りの中には知る者もあるだろう。

日差しと潮風に傷んだ金髪、暗い青色の瞳。陸の上では丸眼鏡。
値踏みする目を人に向け、口の端を上げて笑う。
縄を結うこと、風を読むこと、なにより泳ぐこと、海に関する多くの技に通じる。

スキルストーンの意思疎通を逆撫でる、ざらついた訛りが時おり交じる。

酒に強く喧嘩っ早く、酒席・街角での荒事は数多い。
それでも、弱いものに自分から手を上げることはあまりない(あることもある)。

荒くれめいた物腰に似合わず、筆まめで字は達者。
美しくこそないが、誤読されない字を速く書く。


水の中を愛して、
あてのない時にも海に浮かび、潜り、やがてまた浮き上がる。


手足には名前を刻んだ金属の輪を身に着ける。
水死した時に身元を知らせる、海で暮らす土地の習い。



セルリアンの海に浮かぶ《夜の鳴る洞》をねぐらとする。
[所持アイテム]
No. アイテム名 種類 強さ 備考
1 売ってた銛 武器 10
装備中
┗銛 射程2 攻撃力↓ 魔防力↓ 命中力↑
2 くたびれたシャツ 防具 10
装備中
┗衣服
3
4
5 熱属性 TG 0
6 【味○人以下】 TG 0
7
8
9
10
11
12
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14
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29
30
[習得スキル]
No スキル SHP SMP SSP 属性 Slot 射程 【使用条件】
1 チャージ 10 0 1 3 +1 自HP50%以上
┗チャージ 敵:物理攻撃
2 ヒール 0 10 0 3 - 味HP50%以下
┗ヒール 味:HP回復
3 スラッシュ 0 0 3 3 +0 自SP50%以上
┗スラッシュ 敵:物理攻撃
4 スイムアップ 0 10 0 3 - 1行動目
┗スイムアップ 味:回避・魔回避・素早さ増

データ
目的 遺跡探索
MHP 325
MMP 43
MSP 110 SP あり
体力 154 魔力 50
敏捷 162 精神 51
器用 120
PLV 125
EXP 57 TP 11
SC 300
パーティメンバー
PNo.1447 サマク
1446
1446
1446
PNo.1462 グウィン
アイコン
0 1 2 3 4
1446
1446
1446
1446
1446
5 6 7 8 9
1446
1446
1446
1446
1446
リンクリスト
PNo.1447 サマク
PNo.1462 サ・グウィン
PNo.1419 カイン
PNo.1004 ソル
PNo.1050 エミリー・レイニー
PNo.791 モルダバ
PNo.1484 華燭
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PL名:KRNG