"到着" 育ての親でもあるセンセイがくれた魔石と本と、数日分の食料だけを携えた少年は、 カツラの丸木船を彼の村から1つ譲り受け、セルリアンにある協会に到着した。 彼の持つ魔石は蒼く、時折見せる中で魔力が渦巻くソレは、 これから起こる旅を喜ぶかのように、或いは悲しむかのように光沢を放っていた。

「ここが噂の協会…無事着くことができたんだ。」

その声には感嘆の色。 彼の育った島、その近海以外の景色を彼は知らない。 潮と風の流れが穏やかなお陰で、無事辿り着けた。

（この世界の遺跡への好奇心が無いって言ったら嘘になるけど、 　ここに来れば色々な世界から来た冒険者が集まる。 　オレの元いた世界、センセイの居場所も分かるかも知れない…。）

右手で握っている魔石に力が入る。 石は陽の光を反射したかのように煌めいた。 ～～ "紙飛行機" シュナイダーとの実力テストと手続きが早く終わったシルビオは、 他の冒険者とシュナイダーが戦う様子を、少し離れたところで足をぶらぶらしながら座って見る。

「・・・・。」

その瞳には彼らの戦う様子を写しているが、意識は別の所にあった。 パーティを結成をロザリアネットから勧められたが、誰と組めば良いのか分からなかった。 ボダーズ村の狩りのお手伝いで村人と一緒に戦ったことは有るが、その村人はいない。 加えて、原因は明確になってないけど、召喚・使役術は使えなくなっている。 今まで出来ていた事が急に出来なくなる、頼ってきた人がいない現実。 何とも言い難い喪失感に瞳は揺れていた。 こんな時は確かセンセイの本に書かれてた、 落ち着くのを待って少しずつ整理していこう。 少し息を吐き、状況を纏める。 戦うことに関して簡単な回復・攻撃魔術は使える。 他の探索者と比べると前衛向きでは無い。 加えて、相手の攻撃を避けながら魔術詠唱は困難。 遺跡探索は安全なところしかできないかも知れない。 それなら、誰かと組んだ方がいい。 1人では出来ないことなら2人で。 2人で無理なら3人でやればいい。 早速本の最前・最後の白紙ページを破り、勧誘文を2つ綴る。 人が疎らで、景色のいい場所を見つけたからそこで詳しく話す事にしよう。 興味があればそこに来てくれるはず、簡易的な地図と目印の赤丸を付け足す。 向こうはオレの顔を知らない。 違う人と勘違いされたり、トラブルが起きるのは困る。 オレから話しかける時の合言葉として、簡易的な魔術を施した文字を添える。 綴り終えると紙飛行機を折り、まだパーティを組んでなさそうな人を目掛け飛ばす。 運任せもいいとこだけど、あの人混みの中、興味を惹かせるような話し方は出来そうにない。 寧ろオレが他のものに目を奪われそうだ。 後は、そうだな。陽が落ちるまでそこにいよう。 ——そういや、占い師がいるというチラシを見た。 まだ時間はあるし、少し寄っていこう。

《海底探索協会》

《海底探索協会》

シルビオは周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった！

シルビオはブレスを購入した。

シルビオはTGシェルボックス(低)を購入した。

シルビオはTGシェルボックス(低)を購入した。

シルビオは精神を訓練した。
シルビオは魔力を訓練した。
シルビオは魔力を訓練した。
シルビオは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
シルビオは器用を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

蒼い石 に 魔導力強化 を実行！
蒼い石 の 魔導攻撃力 を 2回強化した。
装備名を 蒼い魔石 に変更！

蒼い魔石 に 魔導力強化 を実行！
蒼い魔石の強化回数限界！
日数回分までしか強化は行えない。

蒼い魔石 に 命中力強化 を実行！
蒼い魔石の強化回数限界！
日数回分までしか強化は行えない。

シルビオはアイテムNo.3 ブレスを私有化！

目的の決定