No.94 MML〜魔鉱物研究室〜INDEX >>
[設立者] ENo.94 ローラス&ビブリオバベル

コミュニティイラスト
【魔鉱物】
酸素が尽きたはずの洞窟の中で燃え続ける鉱物、
滾々と水が湧き出る鉱物、重力に逆らって浮遊する鉱物など、
魔法的・魔術的な力を秘めた鉱物の総称。
魔石・魔晶・精霊石・霊玉・パワーストーン……
その発見される世界、地域によって様々な呼ばれ方をする。


この魔鉱物研究室は、そんな魔鉱物の研究調査を行う青空研究室です。
攻城戦の合間に魔鉱物に関するお話がしたい人が
好きなときに集まり、お喋りし、
人が集まったらゼミを開催したりするのも良いかもしれません。
魔鉱物に興味がある方はお気軽にお越し下さい。


●固定メンバー
ローラス=ノビリス
主研究テーマ「魔鉱物の力源」
ビブリオバベル=ベリアルオリバー
主研究テーマ「魔鉱物と召喚獣の関連性」



参加者からのメッセージ

ビブリオバベル(94) からのメッセージ >>
ローラス >>
……今日は、つまらない話でもしようか。

ローラス >>
むかしむかしあるところに、
数ある分割世界でも有数の、魔鉱物産出世界があった。
名を……マイネリラという。

ローラス >>
その世界では魔鉱物は特筆するほど珍しいものでもなく、
寧ろ農業にも畜産にも適さない地質であったから、
石なんかよりも、食糧のほうがずっと価値が高かった。

ローラス >>
魔鉱物は、それこそ掃いて捨てるほどあった。
人々は、魔鉱物の魔力発揮を生活に役立てながら、
慎ましやかに暮らしていた。


ローラス >>
やがて世界間移動術が発展し、
マイネリラも外世界と交易を開始した。
ここではじめて、自世界と他世界との違いに気がついた。
他世界における魔鉱物の価値にも。

ローラス >>
様々な世界から、
多くの魔術師・呪術師が触媒を求め、その地に渡った。
兵器に転用できる魔鉱物は、特に高値で取引された。

ローラス >>
交易を通じてマイネリラ住民の生活は、
以前よりも確実に豊かになっていったが、
それでも貧富の差は目に見えて存在した。

ローラス >>
程なくしてマイネリラの人々は、
魔鉱物採掘権をめぐって争い始める。
己の世界の魔鉱物を、殺戮の道具に用いて。


ローラス >>
人が死に絶え、石が掘り尽くされたマイネリラで、
最後にとりだされた石は、
最深部の地殻を埋め尽くす魔金剛石———
マジックダイヤモンドだった。

ローラス >>
魔金剛石の秘める力は「願望の実現」だ。
マイネリラ人達が何を求めていたか、
今となっては定かではないが……

ローラス >>
願望が実現することそれ自体が、
必ずしも、幸福に結びつくとは
言い難いことを端的に示している。


ローラス >>
……なんて、
普通はそういう説教じみたことで締める話なんだけど。

ローラス >>
「願望の実現」。
これ、一体誰が言い出したんだろうね。
マイネリラ人達自身の責任のように言い含めているけど、
本当にそれだけかな?

ローラス >>
実際的な話、マジックダイヤモンドの魔力発揮効果は、
目に見えて発現しないから、
本当に願望の実現を果たしているのかは疑問が残る。
そもそも不特定多数の願望実現なんて、二律背反が起きて到底成り立たないはずだ。

ローラス >>
一説ではもっとシンプルに「不幸を呼ぶ」とか言われているが、
それもまた確実に目に見えて効果があるかというと微妙なところだ。

ローラス >>
こういうものに直面した時の研究者としては、
取れるスタンスは限られている。
見切りで断言するか、言及を控えるかだ。

ローラス >>
僕は慎重派なので、後者を選択する。
結局、魔金剛石は得体が知れないから、
実のところ、魔鉱物としてはそれほど希少性が高くない。

ローラス >>
発揮している効果が良いものか悪いものかも分からず、
好んで持とうとする者は居ないからね。

ローラス >>
だからもし興味がある人は、是非手に入れてみて、
その本当の発揮効果について研究してみておくれ。
もし解明できたら、一大ニュースだ。

ローラス >>
きっとマイネリラ人達は、悔しがるだろうけどね。



>ヘクターさん

ローラス >>
おや、ヘクター君じゃないか。
ビブリ君が居ない時を狙ってくるなんて、君も中々抜け目無いね。

ローラス >>
魔銀星石自体の難点は、
いつ魔力が尽きるかを判別することが難しいくらいかな。
蝋燭だったら蝋の短さで判断できるけど、
魔銀星石の魔力残量は、目視じゃ確認できないからね。


>フェルハトさん

ローラス >>
メルンテーゼは結構、なんでもないところに
突然魔鉱物が落ちてたりするから、不思議だね。
僕達にとってはありがたいことだけど、一体どうやって作られて居るのだろうな。


>イシュメールさん

ローラス >>
……相変わらずイシュメール君は歳に見合わない渋いことを言うね。
もしかして君、本を読むことが好きだったりする?


>キルケーさん

ローラス >>
ははは。そこまで食いつくとは。
はい、あげるよ。僕自身はあまり有効活用できない代物だから。

少し離れたところにいるキルケーまで届くように、
酸素鉱石を掴んでいる枝を伸ばした。



フェルハト(550) からのメッセージ >>
おっと、休講かぁ。この隙に質問でも出しておこうかな…
そうだ、中毒性とか幻覚作用なんてのがある魔鉱石もあるのかな。
…中毒性と言えば、魔青金石は一応そうだったっけ。

イシュメール(1800) からのメッセージ >>
イシュメール >>
……今回も休講かな。
花粉の季節だし、教授も何かと控えているのかもしれないな…

イシュメール >>
ビブリオバベルは韮の市に出店中か。
バイタリティのある子だけど、突然ぱったり燃料が切れそうでおっかないんだよな。



参加キャラクター : 23名