「おいおい、カタギじゃねーとは酷ぇなァ。
俺は収入は基本出来高で何日も掛けて報酬0な時もあって
仕事に必要な諸経費はほぼ全て自分で持つ必要があって
身体一つで仕事をこなすのに負傷や病気に対する保障なんざなく死んだらそれまでな
冒険者ギルドという会社で働くごくごく普遍的な善良なサラリーマンだぜ？」

「あそこまでドンピシャなのは後にも先にもアレ1回こっきりだろうな。
…にしてもあのピンク女、予想以上にエラい事になってやがった。か…漢だ…
別にいい気味だとは思っちゃいねぇが、因果応報ってヤツかねぇ。これからどーすんだアイツ…？
つーか農場の賑わい具合見ちまうと人狩りよりもルリアンナの鬼畜的所業の方が怖えぇんだが」

「あぁ、つまり…無利子で貸してくれるんだな、永久に。
昨日の今日で何だが、本格的にカネに困りそうになってきたから引き下ろしに行ってくらァ。
…強力な性能を秘めた素材がガンガン出土している所為もあってか
装備を整えようとすると幾らあっても足りねぇからな…」

「俺は何度か敗走して、そのうち一度は評価値が激増したがそれでも兄ちゃん達より下だぞ。
だが今んトコ余程好戦的な態度を取らない限り、特定の手札を要求される連中以外はいなせそうだぜ？
ついでに潜伏してる人狩りを上手く回避できそうな感じだしな。連中が斬りに動くのはもう少し上だ。
…負けて評価値が上がった時、最上位に目をつけられる中途半端な評価値が一番危ねぇと思うな」

「連中がどう考えてるかは知らねぇが、アタリ多めのギャンブルみてぇなモンだと思うぜ？
現状警戒しなけりゃならねぇPKKってのは最上位以外はかなり限られてるからな。
襲う側は準備万端で、襲われる側は大抵完璧なな状態じゃねぇ事の方が多いから
一部の強者以外は全部餌っつってもいいぐらいだろう。事実撃退できてるケースは少ねぇしよ」