なんというか、青春の1ページだと思って蓋をするしかないような。
セーラー服を着ることがあるとは思わなかった。
中学のときに妹が目を輝かせながら制服一式を差し出した事があったが
あのときはサイズが合わなくて、妹もあっさり身を引いてくれたものだ。
今回もサイズ合わなかったのに、あいつら無理言うよ。
作製の腕上げておいて本当よかった…応急処置だったからへそが出てしまうのはどうしようもなかったが…。
しかもミニスカだったし。親に見られないで済むのが唯一の救いだ。
ユディタはあの制服をどこで仕入れたのか。謎が増えた。
まぁでも、あそこまでしないとユニコーンが近寄ってくれないというのなら仕方ない。
実際ユニコーンと契約も出来たんだ、終わりよければ全てよし。そう思おう。
さて、この青春の１ページはさっさと閉じて、次へ行くか。

そういえば、闘技場での戦闘があるらしい。
練習試合を大会形式で行うもの、でいいのかな。
戦うからには負けたくないよな。少しでも勝ち進められるよう、力を尽くそう。

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目を閉じ、呼吸を調えて神経を集中させる。
早口に異国の歌のような言葉を唱え始め。

ふわ、と風が彼女の周りにまとわりついた。
大鍋が魔女の前に立った。

そう言うと目を閉じ、早口に異国の歌のような言葉を唱え始め。

ふわ、と風が彼女の周りにまとわりついた。
大鍋が彼女の前に歩み出た。